WordPress 7.2は12月8日に公開予定|大きな更新の前に、会社のサイトで準備しておく5つのこと【2026年版】
公開日:2026.11.05
- Webサイト保守
- WordPress

記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。
こんにちは、株式会社ソライルの波多野です。
WordPressの次の大きな版、7.2の公開が近づいています。
公式の予定では、2026年12月8日(米国時間)です。日本では12月9日ごろになる見込みです。
10月には試しの版(ベータ版)が出て、世界中で動作の確かめが進んでいます。
7.2の新しい機能を紹介する記事は増えてきましたが、「会社のサイトでは、公開までに何をしておけばよいか」をまとめたものは多くありません。
この記事では、Webが専門ではない経営者・ご担当者の方に向けて、次のことを順番にご説明します。
- 7.2はいつ出て、何が変わるのか
- 12月までに準備しておく5つのこと
- 公開されたら、いつ上げるか
- 頼むときに伝えること
1. WordPress 7.2はいつ出て、何が変わるのか
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2026年10月 | 試しの版(ベータ1・ベータ2)が公開。ベータ2は10月28日 |
| 11月〜12月初め | 試しの版のあと、公開前の最終確認の版(リリース候補)が出る流れ |
| 2026年12月8日(米国時間) | 正式版の公開予定。日本では12月9日ごろ |
公式の発表から、ふだんサイトを更新する方に関係しそうな変更を挙げます。
| 変わるところ | 内容 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 画像の取り込み | 画像を取り込む前に、ブラウザの側で小さくしたり、形式を変えたりできるようになる | 取り込んだ画像の大きさや見え方が、これまでと変わらないかを確かめる |
| 管理画面 | 管理バーやメニューのアイコンが新しくなる。次に開きそうな画面を先に読み込み、表示を速くする | アイコンの見た目が変わるので、社内の手順書の画面写真と違って見える |
| ギャラリー | 画面の大きさごとに、列の数や切り抜き方を決められる | スマホでの見え方を作り直したいときに使える |
| メニューの編集 | ブロックのテーマで、サイトの編集画面からメニューを直しやすくなる | 使っているテーマによっては、関係しない |
| ノート(編集画面のメモ) | 反応を付けたり、小さくたためるようになる | 社内で原稿を確かめ合っている場合は便利になる |
| ダッシュボード | 過去の同じ日に公開した投稿を表示する欄が加わる | 表示が不要なら、画面の表示オプションで隠せる |
開発者向けの変更も多く含まれます。
見た目は変わらなくても、プラグインやテーマの中のしくみに関わる変更があるため、相性の確かめが欠かせません。
2. 試しの版は、ふだんのサイトに入れない
公式も、試しの版は本番のサイトや大切なサイトに入れず、試すための環境で使うよう案内しています。
「新しい機能を早く見たい」と思っても、お客様が見るサイトには入れないでください。
試したいときは、サイトのコピーや、ブラウザだけで動く試用の環境を使います。
3. 12月までに準備しておく5つのこと

1. バックアップと、戻し方を確かめる
サーバーの自動バックアップが取れているか、最後に取れた日付を見ます。
あわせて、戻すときにどの画面で何をするかを、一度確かめておきます。
大きな版の更新で困るのは、戻し方が分からないまま表示が崩れたときです。
バックアップは、戻せてはじめて役に立ちます。
2. テーマとプラグインを書き出し、更新が止まっているものを探す
管理画面の「プラグイン」と「外観」→「テーマ」を開き、名前を書き出します。
それぞれの配布元のページで、最後に更新された時期も見ます。
1年以上更新されていないプラグインは、新しい版で動かなくなることがあります。
代わりになるものを探したり、使っていなければ消したりするのは、時間のある今のうちです。
使っていないプラグインの見つけ方は、関連記事「WordPressのプラグイン棚卸し」でご紹介しています。
3. サーバーのPHPの版を確かめる
PHPは、WordPressを動かしているサーバーの中のしくみです。
PHP 8.2は、2026年12月31日でセキュリティの修正が終わります。
7.2の公開と、PHP 8.2の期限はどちらも12月です。
同じ時期に両方を上げると、不具合が出たときに原因が分かりにくくなります。
PHPが8.2以下なら、7.2の前か後かを決めて、別の日に分けて上げる段取りを組みます。
切り替えの段取りは、関連記事「PHP 8.2のサポート終了(2026年12月31日)」でご紹介しています。
4. 自動更新の設定を確かめる
管理画面の「ダッシュボード」→「更新」で、WordPress本体の自動更新の設定を見ます。
小さな修正の版だけを自動にしている場合、7.2は自動では入りません。
大きな版まで自動にしている場合は、公開から間もなく、知らないうちに7.2になります。
どちらにしているかで、準備する時期が変わります。
自動更新の考え方は、関連記事「WordPressの自動更新はオンにすべき?」でご紹介しています。
5. 更新する日と担当を決める
12月は、年末の休みと重なります。
「誰が、いつ更新し、何かあったら誰に連絡するか」を、今のうちに決めておきます。
年末の休みの直前に大きな更新をすると、不具合が出ても直す人がいない、ということになりかねません。
4. 公開されたら、いつ上げるか
| 更新の種類 | いつ入れるか |
|---|---|
| 安全のための小さな修正の版(7.1.4のような版) | 出たら、なるべく早く入れる |
| 大きな版(7.2) | テーマ・プラグインが対応したかを見てから、平日の昼間に入れる |
| 7.2の直し版(7.2.1など) | 大きな版の公開から少しのうちに出ることが多い。出たら早めに入れる |
大きな版は、公開から少しの間に、細かな不具合の直し版が出ることがよくあります。
急ぐ理由がなければ、テーマやプラグインの対応を確かめ、何かあってもすぐ動ける平日の昼間に更新します。
ただし、7.2を待つ間も、7.1の系列の安全のための修正は入れておきます。
大きな版を待つことと、安全の修正を止めることは別のことです。
5. 更新のあとに見る場所
7.2に上げたら、次の場所を開いて確かめます。
- トップページと、よく見られているページ
- お問い合わせフォーム(試しに1通送り、メールが届くか)
- 予約やネットショップなど、止まると困るしくみ
- 記事の編集画面で、画像を1枚取り込み、保存と公開ができるか
- スマホでの見え方
おかしなところがあれば、続けて操作せず、何をしたあとに起きたかを書き留めます。
6. 頼むときに伝えること
制作会社や保守の会社に7.2の更新を頼むときは、次のことを伝えます。
- 使っているテーマとプラグインの一覧(2で書き出したもの)
- 自動更新をどこまで有効にしているか
- 更新してほしい時期と、避けたい時期(繁忙期・年末年始の休み)
- 更新のあとに、とくに見てほしいページ(フォーム・予約など)
- 何かあったときの社内の連絡先
一覧が手元にあれば、相性の確かめから始められます。
7. ソライルの保守での対応
ソライルのホームページ保守では、WordPressのサイト向けのスタンダードプラン以上で、WordPress本体・プラグインの管理と、更新後の表示確認を毎月行っています。
大きな版は、テーマやプラグインの対応を確かめてから更新し、何をどの版からどの版へ上げたかを月次報告でお知らせしています。
ソライルはお客様に2つのことをお約束しています。
毎月、必ずサイトを確認します。
毎月、月次報告をメールにてお送り致します。
月次報告はスタンダードプラン以上が対象で、ライトプランではオプションで追加できます。
8. まとめ
- WordPress 7.2は2026年12月8日(米国時間)に公開予定。日本では12月9日ごろ
- 試しの版は、お客様が見るサイトに入れない
- 12月までに、バックアップと戻し方・テーマとプラグインの一覧・PHPの版・自動更新の設定・更新する日と担当を確かめる
- 大きな版は、テーマ・プラグインの対応を見てから平日の昼間に上げる。安全の修正は待たずに入れる
- 更新のあとは、フォーム・画像の取り込み・スマホの見え方を確かめる
「7.2の前に、うちのサイトの状態を見てほしい」と思われたら、ソライルの無料サイト健康診断をご利用ください。
フォームにURLを入れて送っていただくだけで、通常1営業日以内に、メールで所見をお返しします。
営業のお電話はいたしません。
大きな版の更新も含めて、毎月の更新と確認を任せたい方は、ホームページ保守サービスのページもご覧ください。
関連記事
- WordPressのアップデートの注意点|更新前の確認5つ・失敗したときの戻し方
- WordPressの自動更新はオンにすべき?|本体・プラグイン・テーマごとの考え方と、オンにする前の準備【2026年版】
- PHP 8.2のサポート終了(2026年12月31日)|WordPressのサイトで年内にやる切り替えの段取り【2026年版】
- WordPressのプラグイン棚卸し|使っていないものの見つけ方と、消してよいかの判断【2026年版】
- 【2026年10月】WordPressの脆弱性とアップデートのまとめ|今月確認したいこと
よくある質問
Q. 7.2に上げないと、危ないですか?
A. すぐに危なくなるわけではありません。
ただ、WordPressで手厚く面倒を見てもらえるのは最新の版です。
準備ができたら、なるべく早めに上げるのがおすすめです。
Q. 自動更新にしていれば、7.2も勝手に入りますか?
A. 設定によります。
小さな修正の版だけを自動にしている場合は入りません。
大きな版まで自動にしている場合は入ります。
「ダッシュボード」→「更新」で、今の設定を見てください。
Q. 画像の取り込みが変わると、今ある画像はどうなりますか?
A. 新しく取り込む画像の扱いが変わるもので、今ある画像が書き換わるものではありません。
気になる方は、更新のあとに1枚取り込んで、大きさと見え方を確かめてください。
Q. テーマが7.2に対応しているか、どうやって分かりますか?
A. テーマの配布元のお知らせや、テーマの更新の説明を見ます。
有料のテーマは、販売元のお知らせに書かれていることが多いです。
テーマを直接書き換えて使っている場合は、制作会社に確かめるのが確実です。
Q. 試しの版を試してみたいときは、どうすればよいですか?
A. ふだんのサイトとは別に、試すための環境を用意します。
サーバーによっては、サイトのコピーを作る機能があります。
ブラウザだけで動く試用の環境もあります。
お客様が見るサイトでは試さないでください。
関連記事
-

【ご相談事例】何年も更新していないWordPress、依頼した会社と連絡が途絶えて|最初の3日間の確認からサーバー移転・更新までの流れ【2026年版】
- Webサイト保守
- WordPress
2026.11.05
-

自社のホームページに偽の「ロボットではありません」画面が出たら|ClickFixの見分け方と、サイト側で最初にすること【2026年版】
- Webサイト保守
- WordPress
2026.11.04
-

Chromeで「安全でない接続」の警告が出るホームページとは|Chrome 154からの変更と、自社サイトで確かめる5つのこと【2026年版】
- Webサイト保守
- ホームページ制作/リニューアル
2026.11.03







