ホームページ保守の完全ガイド|費用・契約・頼み先・トラブル対応まで【2026年版】

公開日:2020.10.29 更新日:2026.09.19

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記事の監修

IT・WEB集客の専門家

波多野 明仁(Akihito Hatano)

WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。

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こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。

「ホームページの保守って、結局なにをすればいいんですか」。この質問を、私は20年以上、形を変えて受け続けてきました。費用の話から入る方もいれば、改ざんされてから慌てて電話をくださる方もいます。

この記事は、そうしたご相談に一度で答えるために書きました。保守とは何か、いくらかかるのか、契約で何を見るのか、誰に頼むのか、毎月なにをするのか、トラブルが起きたらどう動くのか、会社を変えたいときはどうするのか。順番に読めば全体像がつかめますし、いま困っている章だけ読んでも使えるようにしてあります。

この記事の読み方 検討前・契約前・運用中・トラブル時・乗り換えの5段階と対応する章

まず、ご自身がどの段階かを選んでください。

  • これから保守を考える方 → 1章・2章
  • 費用や契約を比べている方 → 3章・4章・5章
  • すでに保守契約があり、運用中の方 → 6章
  • いまトラブルが起きている方 → 7章
  • 今の保守会社を変えたい方 → 8章

1. ホームページ保守とは何か(3分でわかる全体像)

保守とは、ホームページを「止めない・壊されない・古くさせない」ための作業の総称です。似た言葉に「運用」がありますが、私は次のように分けて説明しています。

  • 保守:サイトを正常な状態に保つ作業。サーバーやドメインの管理、更新プログラムの適用、バックアップ、障害対応
  • 運用:サイトを使って成果を出す作業。お知らせの更新、記事の追加、アクセス解析、改善

保守会社によっては、この2つを合わせて「保守」と呼んでいます。契約の中身を見るときは、どちらが含まれているかを最初に確かめてください。

保守の作業は、大きく4つに分かれます。

ホームページ保守の作業は4つに分かれる 土台の管理・守り・備え・手入れ

  1. 土台の管理。サーバー・ドメイン・SSL証明書の契約と期限を管理し、支払いと更新を止めない
  2. 守り。WordPress本体・プラグイン・テーマの更新、PHPなどサーバー側の更新、不正アクセスの監視
  3. 備え。定期的なバックアップと、いざというときに戻せる手順の確認
  4. 手入れ。テキストや画像の差し替え、ページの追加、表示の不具合の修正

この4つのうち、どこまでを保守会社に任せ、どこからを自社でやるのか。それが決まると、費用も契約も頼み先も、判断しやすくなります。

2. なぜ必要か。放置すると何が起きるか【検討前の方へ】

「作ったばかりだから大丈夫」「更新することがないから不要」というお話をよく伺います。ですが、保守が必要かどうかは、更新の有無とは関係ありません。何もしなくても、サイトは古くなり、狙われるからです。

放置したサイトに起きることは、おおむね次の順番です。

ホームページを放置すると起きる悪循環 更新停止から検索順位低下、問い合わせ減、投資停止へ

  • 検索順位が下がる。Googleは更新のないサイトの評価を少しずつ下げます
  • 信頼が下がる。「お知らせが3年前で止まっている会社」に、問い合わせは来にくいものです
  • 攻撃を受ける。古いWordPressやプラグインの穴は公開情報です。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の2024年度中小企業等実態調査(2025年2月公表)では、サイバー攻撃の被害を受けた中小企業のうち、脆弱性を突かれたケースが48.0%を占めています
  • 加害者になる。改ざんされたサイトは、フィッシングの踏み台や迷惑メールの発信元に使われます。被害者であると同時に、取引先に迷惑をかける側になります
  • 消える。ドメインやサーバーの期限切れは、通知を見落とすだけで起きます

中小企業ほど影響が大きいのは、社内に代わりの人がいないからです。担当者が一人で、その人が辞めたら誰も触れない。この状態は、保守契約がないのと同じ危うさがあります。

私が実際に見た例を一つ挙げます。サイバー攻撃を受けて、復旧専門をうたう他社に依頼したものの、1か月近くたっても復旧が進まず、サイトが見られないまま困っていた事務所がありました。ご依頼から半日で復旧しましたが、その1か月のあいだに失った問い合わせは戻りません。放置の代償は、復旧費用より「止まっていた時間」のほうが大きいのです。

放置のリスクと対策の詳細は、次の記事にまとめています。

ホームページを放置する危険性|改ざん・売上減の実例と対策

企業に必要なサイバー攻撃対策

3. 費用はいくらか【契約前の方へ】

保守費用の相場は、月額5,000円から50,000円です。幅が広いのは、含まれる作業がまるで違うからです。

保守費用の4段階と含まれる作業 月額5,000円から50,000円以上まで

  • 5,000〜10,000円:サーバー・ドメインの管理まで。作業はほぼ自動
  • 10,000〜20,000円:WordPressの更新、定期バックアップまで。いちばん多い帯
  • 20,000〜50,000円:更新代行、障害時の復旧まで
  • 50,000円以上:アクセス解析、改善提案、集客支援まで

比べるときは、月額ではなく年額で見てください。月1万円の差は年12万円です。その差で何が増えるのか(バックアップの世代数、緊急対応、更新代行の回数)を、必ず言葉で確かめます。

安すぎる保守には共通点があります。含まれる範囲が書かれていない、更新の「1回」の定義があいまい、連絡手段が一つしかない、サーバーの管理権限を渡してもらえない。この4つのどれかに当てはまる見積もりは、後から追加費用が出やすい形です。

保守を付けない場合の費用も知っておいてください。改ざんからの復旧は、内容によって数万円から数十万円かかります。当社の場合、トラブル対応は保守契約のあるお客様が対象で、定期バックアップからの復元(リストア)で直せるものは契約の範囲内で無償です(月2回まで)。バックアップで直らず手作業の修正や再構築が必要な場合は、費用を先にお伝えしたうえで有償になります。契約がない状態で起きたトラブルは、どこに頼んでも、調査から始まる分だけ高くなります。

費用の内訳と、見積もりで必ず聞く5つの質問は、次の記事に詳しく書きました。

ホームページ保守の費用相場は月いくら?料金の内訳と、安すぎる会社の見分け方

4. 契約で確認すること【契約前の方へ】

保守契約は「作業の約束」と「状態の約束」でできています。何を、どの頻度で、誰がやるのか。そして、止まったときに何時間以内に動くのか。この2つが文書になっていれば、大きな失敗はありません。

契約書で確認する項目は10あります。特に見落とされやすいのが次の5つです。

  • 解約の予告期間。3か月前の予告が必要な契約は珍しくなく、知らずに二重に払う期間が生まれます
  • 「含まれない作業」の書かれ方。含まれる作業より、含まれない作業のほうが後でもめます
  • バックアップの保管期間。「取っている」だけでは足りません。何世代、何日分を、どこに置いているか
  • 再委託。契約先と、実際に手を動かす会社が違うことがあります
  • アカウントとデータの引き渡し。解約時に、サーバー・ドメイン・サイトのデータを渡してもらえるか

後でもめやすい保守契約の3パターン 管理権限を渡さない・範囲があいまい・連絡手段が1つ

契約書をもらっていない場合は、いまの会社に「作業内容と範囲を書面でください」と頼んでください。誠実な会社なら、すぐに出てきます。出てこない場合、それ自体が判断材料です。

10項目の全文と、「更新1回」でもめないための決め方は、次の記事にあります。

ホームページ保守契約の内容とは?契約書で必ず確認する10項目

5. どこに頼むか【契約前の方へ】

頼み先は4つです。制作した会社、保守専門の会社、フリーランス、社内対応。それぞれに向き不向きがあります。

  • 制作した会社:話が早い。ただし保守が本業でない会社は、対応が後回しになりがち
  • 保守専門の会社:安定している。ただし設計に踏み込む相談には向かないことがある
  • フリーランス:安くて速い。ただし一人なので、連絡が取れなくなると止まる
  • 社内対応:最も安い。ただし担当者が辞めたときに困る

どこに頼むにしても、会社を比べる基準は同じです。対応範囲が具体的に書かれているか、料金が公開されているか、緊急時の窓口と速さ、セキュリティとバックアップの体制、実績と「誰がやるか」が見えるか、そして守るだけでなく育てる提案があるか。この6つで見ると、安さだけの比較から抜け出せます。

売上に直結しているサイトなら、費用より「止まったときの速さ」を優先して構いません。1日止まって失う金額と、保守費用の差を比べれば、答えは出ます。

4つの頼み先の詳しい比較と、6つの基準は次の記事にまとめています。

ホームページ保守はどこに頼む?4つの頼み先と、会社を選ぶ6つの基準

6. 運用中に毎月・毎年やること【運用中の方へ】

保守契約があっても、任せきりでは足りません。契約者側でも、月に1回、年に1回、見る場所を決めておくと、事故の大半は防げます。

保守の年間カレンダー 契約者側で毎月やる5項目と年1回やる3項目

毎月やること(30分で終わります)

  1. WordPress本体・プラグインの更新が済んでいるか(管理画面の更新通知が0か)
  2. バックアップが「取れている」だけでなく「戻せる」か。保守会社に、直近のバックアップ日時を聞く
  3. 問い合わせフォームから自分で1通送り、届くか確かめる。届かない事故はよく起きます
  4. Search Consoleの「セキュリティと手動による対策」に警告がないか
  5. GA4で、アクセス数・流入元・問い合わせ数の3か所だけ見る

年に1回やること

  1. ドメイン・サーバー・SSL証明書の期限と、支払いに使っているクレジットカードの有効期限
  2. 管理情報の棚卸し。ドメイン、サーバー、サイト本体、メール、外部サービス、相談先の6項目を1枚にまとめ、2人以上が見られる場所に置く
  3. 使っていないプラグインとアカウントの削除

やりがちな失敗は、通知メールが担当者の個人アドレスに届いていて、退職と同時に誰にも届かなくなることです。更新期限の通知先は、必ず会社の共有アドレスにしてください。

毎月・毎年の点検の詳しいやり方は、次の記事で解説しています。

サイトが消える3か所の期限|ドメイン・サーバー・SSLの更新忘れを防ぐ

ホームページの管理情報は1枚にまとめる|引き継ぎで困らない6つの項目

WordPress保守は自分でできる?外注との違いと5つの判断基準

Search Consoleは何を見ればいい?月1回開く2つの画面

GA4は月1回、3か所だけ見ればいい

7. トラブルが起きたとき【トラブル時の方へ】

トラブルは症状ごとに初動が違います。共通するのは、慌てて設定を触らないこと。触るほど原因が分からなくなり、復旧に時間がかかります。まず、いつから、何をした後に起きたのかをメモしてください。それだけで復旧は早くなります。

トラブルが起きたときの初動 症状別の一覧(真っ白・改ざん・ログイン不能・メール不達・表示が遅い・迷惑メール)

私が実際に対応した例をいくつか挙げます。

  • 改ざんされてフィッシングの踏み台にされ、Googleに悪質サイトと判定されて検索結果から消えた企業サイト。ご依頼から1日で復旧し、社名検索の上位表示も戻りました
  • 海外のECサイトに書き換えられ、サーバー会社からは「データをすべて消してください」と言われた事務所。半日で復旧し、順位も回復しました
  • 海外のフィッシングサイトへ転送される状態で、複数の保守会社に「急ぎの対応は難しい」と断られた製造業のお客様。半日で復旧しました
  • 申し込みから1〜2時間で復旧できたケースもあります(お客様の声でご紹介しています)

いずれも共通するのは、バックアップと管理情報が揃っていたことです。逆に、この2つがないと、どんな業者でも復旧は「作り直し」に近くなります。

当社では、保守契約のあるお客様のトラブル対応を、表示不具合・改ざん・ログイン不能などの症状別にお受けしています。

WordPressのお悩み解決・カスタマイズ修正代行(症状別の対応と料金)

8. 保守会社を変えたいとき【乗り換えの方へ】

「今の会社に不満はあるが、変えるのは大変そうだ」と我慢している方は多いのですが、サーバーとドメインの情報が揃っていれば、変更は珍しいことではありません。気をつけるのは3点だけです。

  1. 解約の予告期間。契約書を確認し、二重払いの期間を最小にする
  2. 管理情報の引き継ぎ。サーバー、ドメイン、CMSの管理情報。これが揃わないと新しい会社も動けない
  3. 今の会社との関係。不満があっても、事務的に、記録に残る形で進めるのが結局いちばん早い

変更できないケースもあります。契約で禁止されている場合と、その会社独自のシステムで作られていて他社が触れない場合です。この2つは、契約前に確認しておくと後で困りません。

手順と注意点は、次の記事にまとめています。

ホームページの管理会社は変更できる?必要な準備と4つの手順

9. ソライルの保守について(できること・できないこと・料金)

比較材料として、当社の保守も書いておきます。良いところだけでは選ぶ材料にならないので、できないことも先に書きます。

料金は3つのプランで、すべて公開しています。

  • ライトプラン 月額6,600円:サーバー・ドメインの管理。WordPress以外のサイト向け。バックアップは含まれません
  • スタンダードプラン 月額14,300円:WordPress本体・プラグインの更新、セキュリティ管理、定期バックアップまで。いちばん多くの方に選ばれています
  • プレミアムプラン 月額33,000円:スタンダードに加えて、テキスト・画像・ページの編集代行(お客様が作った原稿と指示に沿って、当社が作業を代行します)

バックアップと復旧が必要な方は、スタンダードプラン以上をお選びください。ライトプランにはバックアップが含まれないため、トラブル時に「戻す」対応ができません。

できることは、すべての案件に代表である私自身が入ることです。窓口の担当者を経由して技術者に伝わる形ではないので、「あの件どうなりました」と聞き直す手間がありません。

保守と、改善提案の線引きも書いておきます。保守は「止めない・壊されない」ための作業と、お客様の指示に基づく作業代行までです。何を直すべきか、どんなページを作るべきかといったヒアリング・企画設計・改善提案は、別サービスのWeb集客コンサルティングで行っています(ライトプランは改善提案まで、スタンダードプランは施策の実行まで料金内)。保守だけで「勝手に良くなる」わけではない点は、正直にお伝えしておきます。

できないことも書きます。一度に多くの会社をお引き受けできません。また、当社の推奨サーバーへ引っ越していただく前提です。費用の安さだけで比べられると、当社より安いところはあります。それでもこの形を変えないのは、顔が見える関係でないと、本当に必要な提案ができないと考えているからです。

契約期間は12か月から。他社で制作したサイトも対応しています。

ホームページ保守・運用管理サービス(プラン・料金・よくある質問)

10. ホームページ保守の完全ガイド、まとめ

  • 保守は「止めない・壊されない・古くさせない」ための作業。土台・守り・備え・手入れの4分類で考える
  • 更新の有無に関係なく、放置すれば順位が下がり、狙われ、消える。中小企業の被害の48.0%は脆弱性が原因
  • 費用は月額5,000〜50,000円。月額でなく年額と「含まれる作業」で比べる
  • 契約は10項目。特に解約予告、含まれない作業、バックアップ保管期間、再委託、データの引き渡し
  • 頼み先は4つ。比べる基準は6つ。売上に直結するサイトは速さを優先してよい
  • 運用中は毎月5項目、年1回3項目。通知先は会社の共有アドレスに
  • トラブル時は触らず記録。バックアップと管理情報が揃っていれば、復旧は早い
  • 乗り換えは、解約予告・管理情報・今の会社との関係の3点で決まる

いまの保守が適切かどうか、契約書を拝見して足りていない部分をお伝えするところまでは無料で行っています。ドメイン・サーバー・SSLの期限の棚卸しだけでも構いません。お問い合わせからお気軽にご相談ください。

よくある質問

Q. 保守契約は必須ですか?

法律上の義務はありません。ただし、WordPressで作られたサイトは更新を止めると数か月で攻撃の対象になります。社内で毎月の更新とバックアップを続けられるなら不要です。続けられないなら、契約したほうが結果的に安くつきます。

Q. 更新することがないサイトにも保守は必要ですか?

必要です。更新の有無に関係なく、サーバーやWordPressは古くなり、ドメインやSSLの期限は来ます。「何も変えないサイト」ほど、放置に気づきにくいものです。

Q. 他社で作ったサイトでも保守だけ頼めますか?

頼めます。必要なのはサーバー・ドメイン・CMSの管理情報の引き継ぎだけです。当社も、制作は別の会社、保守は当社というお客様が多くいらっしゃいます。

Q. 保守会社に任せていれば、自社では何もしなくてよいですか?

月1回、バックアップの日時を聞く、フォームから1通送ってみる、期限の通知先を確認する。この3つだけは契約者側でやってください。任せきりで起きた事故を、私は何度も見ています。

Q. 保守の相談をすると、その場で契約をすすめられませんか?

当社の場合は、今の契約内容を拝見して、足りていない部分をお伝えするところまでを最初に行います。今のままで問題がなければ、そう申し上げます。

Q. ライトプランとスタンダードプランの違いは何ですか?

いちばん大きな違いはバックアップの有無です。ライトプランはサーバーとドメインの管理が中心で、WordPress以外のサイト向けです。WordPressのサイトで、トラブル時に戻せる状態を保ちたい方は、スタンダードプラン以上をお選びください。

保守を任せる先をお探しの方は、ホームページの保守のご案内と、お問い合わせをあわせてご覧ください。

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