PHP 8.2のサポート終了(2026年12月31日)|WordPressのサイトで年内にやる切り替えの段取り【2026年版】
公開日:2026.10.23 更新日:2026.10.24
- Webサイト保守
- WordPress

記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。
こんにちは、株式会社ソライルの波多野です。
「サーバー会社から、『PHP 8.2のサポートが終わります』というお知らせが来た」
「うちのサイトは、何をいつまでにすればよいのだろう」
WordPressは、「PHP」というプログラムの上で動いています。
そのPHPのバージョン8.2は、2026年12月31日で、安全面の修正の提供が終わります。
サポートが終わっても、ホームページがその日に止まるわけではありません。
ただ、そのあとに見つかった弱いところは直されなくなるため、年内に新しいバージョンへ切り替えておくのが安心です。
この記事では、Webが専門ではない経営者・ご担当者の方に向けて、次のことを順番にご説明します。
- PHP 8.2のサポート終了で、何が変わるのか
- 自社のサイトのPHPのバージョンを確かめる方法
- どのバージョンへ切り替えるか
- 年末までの月ごとの段取り
- すぐに切り替えられないときの考え方
切り替えの具体的な手順は、関連記事「WordPressのPHPバージョンアップ」でご紹介しています。
この記事では、年末に向けた段取りと判断を中心にご説明します。
1. PHP 8.2のサポート終了で、何が変わるのか
PHPのサポートの期限
PHPの公式の案内では、各バージョンは、出てから2年間は不具合と安全面の修正が行われ、その後の2年間は重大な安全面の修正だけが行われると説明されています。
| バージョン | 安全面の修正の期限 |
|---|---|
| 8.2 | 2026年12月31日 |
| 8.3 | 2027年12月31日 |
| 8.4 | 2028年12月31日 |
| 8.5 | 2029年12月31日 |
止まらないが、直されなくなる
サポートが終わった翌日に、ホームページが表示されなくなるわけではありません。
ただ、そのあとにPHPの弱いところが見つかっても、修正が出なくなります。
不正なアクセスに使われるおそれが、少しずつ高まっていきます。
また、WordPress.orgの案内では、WordPressの推奨はPHP 8.3以上とされています。
古いPHPでも動きますが、公式のサポートが終わっていて、安全面の弱いところにさらされるおそれがあると説明されています。
PHPのバージョンの選び方の考え方は、関連記事「PHPのバージョンは新しければいいわけではない」でもご紹介しています。
2. 自社のサイトのPHPのバージョンを確かめる
WordPressの管理画面で見る
「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」で、「PHPのバージョン」を確かめます。
サーバーの管理画面で見る
レンタルサーバーの管理画面の「PHPのバージョンの設定」などで、ドメインごとのバージョンを確かめます。
サーバー会社からのお知らせに、対象のドメインが書かれていることもあります。
複数のドメインやサイトを持っている場合は、すべて確かめます。
3. どのバージョンへ切り替えるか

| 切り替え先 | 安全面の修正の期限 | 向いている場合 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 8.3 | 2027年12月31日 | テーマやプラグインが古めで、相性が心配 | 1年後に、また切り替えが必要になる |
| 8.4 | 2028年12月31日 | テーマやプラグインが新しいPHPに対応している | 古いプラグインが動かないことがある |
| 8.5 | 2029年12月31日 | 新しいサイトで、使っているものがすべて対応している | 最も新しいため、対応していないプラグインがあることも |
迷う場合は、まずテスト用の場所で8.3と8.4を試し、問題なく動くほうを選ぶのがおすすめです。
期限の長いバージョンを選ぶほど、次の切り替えまでの余裕が生まれます。
4. 年末までの月ごとの段取り
2026年10月下旬からの段取りの目安です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 10月末〜11月上旬 | 今のPHPのバージョンと、テーマ・プラグインの対応状況を確かめる。バックアップを取る。切り替え先と、作業する日を決める |
| 11月中 | テスト用の場所で新しいPHPを試す。問題がなければ、本番で切り替える。表示とお問い合わせフォームを確かめる |
| 12月上旬 | 切り替え後の様子を見守る。エラーのメールや、表示の崩れがないかを確かめる |
| 12月中旬〜下旬 | 予備の期間。問題が出た場合の手直しにあてる。年末年始の休みに入る前に済ませる |
ネットショップや予約のサイトは、年末の繁忙期に作業が重ならないよう、11月中に済ませておくと安心です。
サーバー会社や制作会社の窓口も、年末は混みやすくなります。
5. 切り替えの前に確かめること
テーマとプラグインが、新しいPHPに対応しているか
それぞれの配布元や販売元の案内で、対応しているPHPのバージョンを確かめます。
長く更新されていないものは、新しいPHPで動かないことがあります。
プラグインの整理については、関連記事「WordPressのプラグイン棚卸し」、テーマのサポートが終わっている場合は、関連記事「使っているWordPressのテーマの更新が止まった・サポートが終わったら」をご覧ください。
WordPress本体が新しいか
古いWordPressは、新しいPHPに対応していないことがあります。
PHPを切り替える前に、WordPress本体を新しくしておきます。
戻せるバックアップがあるか
切り替えてエラーが出たときに、すぐに元へ戻せるよう、バックアップを取っておきます。
多くのレンタルサーバーでは、PHPのバージョンを元に戻すこともできます。
6. すぐに切り替えられないときの考え方
| 状況 | 考え方 |
|---|---|
| 使っているプラグインが、新しいPHPに対応していない | 代わりのプラグインを探す。どうしても必要なら、作者の対応を待つ間の期限を決める |
| テーマが古く、新しいPHPでエラーが出る | テーマの修正か、テーマの入れ替え・作り直しを考える |
| 制作会社が独自に作った部分がある | 制作会社に、新しいPHPで動くかを確かめてもらう |
| 社内で判断できる人がいない | 保守会社などに、状態を見てもらう |
期限を過ぎてもすぐに止まるわけではありませんが、「いつまでに切り替えるか」を決めて、先延ばしにしないことが大切です。
7. ご自身で進めるか、任せるかの目安
| 取り組み | ご自身で | 専門家に任せる |
|---|---|---|
| 今のPHPのバージョンを確かめる | サイトヘルスで確かめられます | ― |
| サーバー会社のお知らせを読む | できます | 対象のサイトが分からなければ相談 |
| テーマ・プラグインの対応状況の確認 | 配布元の案内で確かめられます | 数が多ければ相談 |
| テスト用の場所での試し、本番の切り替え | ― | エラーのときに戻す作業が要るため任せるのが安心 |
| 対応していないプラグイン・テーマの入れ替え | ― | 任せるのが安心 |
8. ソライルの保守での見守り方
ソライルのホームページ保守では、サーバー管理をライトプランから、WordPress本体・プラグイン・テーマの更新と、更新後の表示確認をスタンダードプラン以上で行っています。
必要に応じたPHPのバージョンアップも、サーバー管理の中で対応しています。
「PHP 8.2のお知らせが来たけれど、うちのサイトが大丈夫か分からない」というご相談も承っています。
今のバージョンとテーマ・プラグインの対応状況を確かめ、テスト用の場所で試してから、年内に切り替えるところまでお任せいただけます。
ソライルはお客様に2つのことをお約束しています。
毎月、必ずサイトを確認します。
毎月、月次報告をメールにてお送り致します。
月次報告はスタンダードプラン以上が対象で、ライトプランではオプションで追加できます。
9. まとめ
- PHP 8.2は、2026年12月31日で安全面の修正の提供が終わる。止まりはしないが、直されなくなる
- WordPressの推奨はPHP 8.3以上。サイトヘルスやサーバーの画面で、今のバージョンを確かめる
- 切り替え先は、相性が心配なら8.3、対応していれば期限の長い8.4
- 10月末〜11月上旬に確かめ、11月中に切り替え、12月は見守りと予備にあてる
- 対応していないテーマやプラグインがあれば、入れ替えも含めて早めに考える
「PHP 8.2のお知らせが来たけれど、うちのサイトはどうすればよいか知りたい」と思われたら、ソライルの無料サイト健康診断をご利用ください。
フォームにURLを入れて送っていただくだけで、通常1営業日以内に、メールで所見をお返しします。
営業のお電話はいたしません。
ホームページの更新と確認を、毎月まとめて任せたい方は、ホームページ保守サービスのページもご覧ください。
関連記事
- WordPressのPHPバージョンアップ|安全な手順と、エラーが出たときの戻し方【2026年版】
- PHPのバージョンは新しければいいわけではない|WordPressサイトの選び方
- WordPressのプラグイン棚卸し|使っていないものの見つけ方と、消してよいかの判断【2026年版】
- 使っているWordPressのテーマの更新が止まった・サポートが終わったら|使い続けるか、替えるかの決め方【2026年版】
- WordPressのバックアップ|「取っている」で終わらせず、戻せる形にする方法【2026年版】
よくある質問
Q. 12月31日を過ぎたら、ホームページは見られなくなりますか?
A. その日に見られなくなるわけではありません。
ただ、そのあとに見つかったPHPの弱いところが直されなくなるため、年内に切り替えておくことをおすすめします。
Q. サーバー会社が、自動で切り替えてくれますか?
A. サーバー会社によっては、期限のあとに自動で新しいバージョンへ切り替える案内を出していることがあります。
その場合も、切り替わったあとにサイトが正しく動くかは、自社で確かめる必要があります。
お知らせの内容をよく読み、自動で切り替わる前に、自社の都合のよい日に切り替えておくと安心です。
Q. 8.3と8.4、どちらがよいですか?
A. テーマやプラグインが新しいPHPに対応していれば、期限の長い8.4がおすすめです。
古めのテーマやプラグインを使っている場合は、8.3から試すと、相性の問題が起きにくくなります。
どちらも、テスト用の場所で試してから決めます。
Q. 切り替えたら、サイトが真っ白になりました
A. 新しいPHPに対応していないプラグインやテーマが原因のことが多くあります。
サーバーの管理画面で、PHPのバージョンを元に戻すと、多くの場合は表示が戻ります。
そのうえで、原因のプラグインやテーマを確かめます。
Q. PHP 8.1以前を使っています
A. PHP 8.1以前は、すでに公式のサポートが終わっています。
8.2を飛ばして、8.3以上へ切り替えることを考えます。
大きくバージョンが変わるため、テスト用の場所で十分に試してから切り替えます。
Q. WordPress以外のサイトも、関係ありますか?
A. PHPで動いているサイトであれば、WordPress以外でも関係があります。
サーバー会社のお知らせで、対象のサイトやドメインを確かめてください。
関連記事







