ホームページに使う写真の著作権とフリー素材|規約で見る6つと、写真の出どころ別の確かめ方【2026年版】
公開日:2026.10.23 更新日:2026.10.24
- Webサイト保守
- ホームページ制作/リニューアル

記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。
こんにちは、株式会社ソライルの波多野です。
「無料の素材サイトの写真なら、ホームページに自由に使ってよいと思っていた」
「制作会社が入れてくれた写真は、どこから持ってきたものか分からない」
ホームページの写真は、会社の印象を決める大切な部分です。
一方で、写真には撮った人の権利(著作権)があり、使い方を誤ると、思わぬ請求や、写真の差し替えに追われることがあります。
「フリー素材」と書かれていても、何をしてもよいわけではありません。
決められた条件の中で、使ってよいという意味です。
この記事では、Webが専門ではない経営者・ご担当者の方に向けて、次のことを順番にご説明します。
- 「フリー素材」でも気をつけること
- 素材サイトの利用規約で見る6つ
- 写真の出どころ別の確かめ方
- 人が写っている写真、ほかの会社のものが写っている写真
- すでに載せている写真の見直し方と、連絡が来たときの動き方
この記事は、ホームページの運営で気をつけたい点をまとめたものです。
個別の判断が必要な場合は、弁護士などの専門家にご相談ください。
1. 「フリー素材」でも、何をしてもよいわけではない
フリー素材の多くは、写真の権利を手放したものではなく、「利用規約の範囲で、無料で使ってよい」というものです。
素材サイトごとに、使ってよい範囲が決められています。
| よくある条件 | 例 |
|---|---|
| 使ってよい用途 | 会社のホームページには使えるが、ロゴや商品のデザインには使えない |
| 加工 | 色を変える、切り抜くのはよいが、ほかの写真と合成して別の意味にするのは不可 |
| 名前の表示 | 作者名や素材サイトの名前を書くことが条件になっている |
| 人物の写真 | 健康・美容・お金・政治など、写っている人の印象を損なう使い方は不可 |
| 数量・期間 | 有料の素材で、使える回数や期間が決まっている |
2. 素材サイトの利用規約で見る6つ

写真を使う前に、素材サイトの利用規約やよくある質問のページで、次の6つを確かめます。
| No. | 確かめること | 見るときのポイント |
|---|---|---|
| 1 | 会社のホームページ(商用)に使えるか | 「商用利用」「企業サイト」の記載 |
| 2 | 加工してよいか | 文字入れ、切り抜き、色の変更、合成 |
| 3 | 名前やリンクの表示が必要か | 必要なら、写真の近くやページの下に書く |
| 4 | 使ってはいけない用途 | ロゴ、商品、人物写真の使い方の制限 |
| 5 | 人物・建物・商品の写真の扱い | 写っている人や物の権利の確認が済んでいるか |
| 6 | 規約が変わったときの扱い | ダウンロードした時点の規約が適用されるか |
確かめたら、どの写真を、いつ、どこから、どの条件で手に入れたかを控えておきます。
素材サイトの規約は変わることがあるため、ダウンロードした日を残しておくと、あとで確かめるときに役立ちます。
3. 写真の出どころ別の確かめ方
ホームページの写真は、いろいろなところから集まってきます。
出どころによって、確かめることが違います。
| 写真の出どころ | 使えるか | 確かめること |
|---|---|---|
| 自社で撮った写真 | 使える | 写っている人の了解を取ったか |
| 社員が自分のスマホで撮った写真 | 使えることが多い | 会社のホームページに使ってよいか、本人に確かめておく |
| カメラマンに頼んで撮った写真 | 契約による | ホームページ以外(チラシ、SNS)にも使えるか、契約の内容を確かめる |
| 制作会社が入れた写真 | 確かめが必要 | 素材の入手元と、制作会社を替えたあとも使えるか |
| 有料の素材サイトで買った写真 | 条件の範囲で使える | 誰の名前で買ったか、使える範囲や回数 |
| 無料の素材サイトの写真 | 条件の範囲で使える | この記事の「規約で見る6つ」 |
| インターネットやSNSで見つけた写真 | 使わない | 持ち主の許可がなければ使わない |
| お客様からいただいた写真 | 了解があれば使える | ホームページに載せてよいか、書面やメールで了解を残す |
インターネットで見つけた写真は、そのまま使わない
検索で見つけた写真や、ほかの会社のホームページ、SNSの写真には、それぞれ持ち主がいます。
「出典を書けばよい」「小さく載せればよい」というものではありません。
使いたい場合は、持ち主に許可を取るか、条件がはっきりした素材や、自社で撮った写真にします。
制作会社が入れた写真に、気をつける
制作会社が有料の素材を買ってホームページに入れた場合、その素材の使える範囲が、制作会社の契約の中に限られていることがあります。
制作会社や保守会社を替えるときは、今の写真をそのまま使い続けてよいかを確かめておきます。
引き継ぎで確かめることは、関連記事「ホームページの管理会社は変更できる?」でもご紹介しています。
4. 人が写っている写真、ほかの会社のものが写っている写真
人が写っている写真
写真に写っている人には、勝手に顔や姿を使われない権利(肖像権)があると考えられています。
著作権とは別の話なので、自社で撮った写真でも気をつけます。
| 写っている人 | 確かめること |
|---|---|
| 社員・スタッフ | ホームページに載せてよいか、辞めたあとの扱いをどうするか |
| お客様 | 載せてよいか、顔が分かる形でよいかを、書面やメールで確かめる |
| 通りがかりの人 | 顔がはっきり分かる場合は、ぼかすか、別の写真にする |
社員が辞めたときに、写真を差し替えるかどうかを、あらかじめ決めておくと迷いません。
ほかの会社の商品や看板が写っている写真
施工の写真やお店の写真に、ほかの会社のロゴや商品が大きく写っていると、誤解を招くことがあります。
写り込みが目立つ場合は、写真を選び直すか、目立たないように直します。
AIで作った画像
生成AIで作った画像を使う場合は、使ったAIのサービスの利用規約で、商用に使えるかを確かめます。
既にある作品や、ほかの会社のキャラクターに似せた画像は使わないようにします。
AIと著作権の考え方は、文化庁がまとめた資料でも整理されています。
まだ考え方が定まっていない部分もあるため、迷う場合は使わないか、専門家に相談します。
5. すでに載せている写真を見直す
今のホームページの写真を、次の順番で見直します。
- トップページと、よく見られるページの写真から一覧にする
- 出どころが分かるものと、分からないものに分ける
- 出どころが分かるものは、規約や契約の条件を満たしているかを確かめる
- 出どころが分からないものは、自社で撮った写真や、条件がはっきりした素材に差し替える
- 一覧を残し、新しく写真を載せるたびに書き足す
| 載せているページ | 写真の内容 | 出どころ | 条件・了解 | 確かめた日 |
|---|---|---|---|---|
| (例)トップページ | 事務所の外観 | 自社で撮影 | 写っている人なし | 10月24日 |
| (例)サービスのページ | パソコンで作業する手元 | 無料の素材サイト(サイト名) | 商用可・名前の表示不要 | 10月24日 |
写真を差し替えるときは、大きさを整えてから載せると、表示も速くなります。
写真の大きさの目安は、関連記事「ホームページの画像は小さくしてからアップする」でご紹介しています。
6. 写真について連絡が来たら
写真の持ち主や、その代理と名乗る会社から、使用料の請求や削除のお願いが来ることがあります。
| 順番 | すること |
|---|---|
| 1 | 慌てて支払ったり、返信したりせず、内容を落ち着いて読む |
| 2 | 連絡してきた相手が本当にいる会社か、連絡先を確かめる(請求を装った詐欺のこともある) |
| 3 | 指摘された写真の出どころと、手に入れたときの規約・購入の記録を探す |
| 4 | 記録がなく、正当な指摘だと分かれば、写真を差し替えるか削除する |
| 5 | 請求の金額や、やり取りに迷ったら、弁護士などの専門家に相談する |
写真の一覧を作っておけば、連絡が来たときに、すぐに出どころを確かめられます。
7. ご自身でするか、任せるかの目安
| 取り組み | ご自身で | 専門家に任せる |
|---|---|---|
| 素材サイトの規約を確かめる | できます | ― |
| 写真の一覧を作る | できます | ページが多ければ相談 |
| 写真を撮る、了解を取る | できます(社内でしかできません) | 撮影はカメラマンに頼むことも |
| 写真の差し替え、大きさの調整 | 更新に慣れていれば | 任せるのが安心 |
| 請求や削除のお願いへの対応 | 記録を探すまで | 弁護士などに相談 |
8. ソライルの保守での見守り方
ソライルのホームページ保守では、写真の差し替えなどの更新作業も、プランやオプションに合わせてお受けしています。
「載せている写真の出どころが分からないものがある」「制作会社を替えるので、写真をそのまま使ってよいか確かめたい」というご相談も承っています。
写真の一覧を作り、差し替える写真を一緒に決めるところからお手伝いします。
ソライルはお客様に2つのことをお約束しています。
毎月、必ずサイトを確認します。
毎月、月次報告をメールにてお送り致します。
月次報告はスタンダードプラン以上が対象で、ライトプランではオプションで追加できます。
9. まとめ
- 「フリー素材」は、利用規約の範囲で無料で使ってよいという意味。何をしてもよいわけではない
- 規約では、商用利用・加工・名前の表示・禁止の用途・人物や商品の扱い・規約の変更を確かめる
- 写真の出どころ(自社・社員・カメラマン・制作会社・素材サイト・ネット・お客様)ごとに、確かめることが違う
- 人が写っている写真は、著作権とは別に了解を取る。インターネットで見つけた写真は使わない
- 写真の一覧を作っておけば、見直しも、連絡が来たときの確認も早い
「今のホームページの写真が、このまま使ってよいものか見てほしい」と思われたら、ソライルの無料サイト健康診断をご利用ください。
フォームにURLを入れて送っていただくだけで、通常1営業日以内に、メールで所見をお返しします。
営業のお電話はいたしません。
ホームページの更新と確認を、毎月まとめて任せたい方は、ホームページ保守サービスのページもご覧ください。
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よくある質問
Q. 無料の素材サイトの写真なら、安心ですか?
A. 利用規約の条件を守れば、安心して使えます。
ただ、素材サイトによって条件は違います。
使う前に、規約で見る6つを確かめます。
Q. 有料で買った写真なら、何に使ってもよいですか?
A. 買ったときの条件の範囲で使えます。
ホームページはよくても、商品のパッケージやチラシの大量印刷には、別の条件があることがあります。
Q. 出典を書けば、ネットで見つけた写真を使ってもよいですか?
A. 出典を書いても、持ち主の許可がなければ使えません。
使いたい場合は、持ち主に許可を取ります。
Q. 制作会社が用意した写真は、そのまま使ってよいですか?
A. 制作会社に、写真の入手元と、使える範囲を確かめておきます。
制作会社を替えたあとも使い続けてよいかも、あわせて確かめます。
Q. 辞めた社員の写真は、外したほうがよいですか?
A. 本人との取り決めによります。
辞めたあとの扱いを、写真を載せるときに決めておくと迷いません。
取り決めがなければ、本人の意向を確かめるか、差し替えるのが安心です。
Q. 写真の持ち主から連絡が来ました。
A. 慌てて支払わずに、相手が本当にいる会社かを確かめ、写真の出どころの記録を探します。
正当な指摘なら差し替え、金額ややり取りに迷ったら専門家に相談します。
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