自社をかたる偽サイトを見つけたら|最初の1日ですることと、お客様からの問い合わせへの答え方【2026年版】
公開日:2026.10.23 更新日:2026.10.24
- Webサイト保守
- WordPress

記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。
こんにちは、株式会社ソライルの波多野です。
「お客様から、『御社のサイトで注文したのに、商品が届かない』と電話があった」
「社名で検索したら、うちの会社名や商品の写真を使った、知らないサイトが出てきた」
自社の会社名やロゴ、商品の写真を勝手に使って、本物のように見せかけた「偽サイト」がつくられることがあります。
多くは、お客様からお金をだまし取ったり、個人情報を盗んだりすることが目的です。
偽サイトをつくられた会社は、被害者の立場です。
ただ、お客様からの問い合わせが自社に寄せられることも多く、早めに動くことが大切です。
この記事では、Webが専門ではない経営者・ご担当者の方に向けて、次のことを順番にご説明します。
- 偽サイトのよくある手口
- 見つけたら、最初の1日ですること
- お客様からの問い合わせへの答え方
- 自社のサイトが悪用されていないかの確かめ方と、日ごろの備え
警察や関係機関の窓口・手続きは変わることがあります。
実際に相談するときは、各機関の最新の案内をご確認ください。
1. 偽サイトのよくある手口
警察庁の案内では、偽のショッピングサイトの特徴として、次のようなものが挙げられています。
- 通常では考えにくいほど、値引きを強調している
- 「品薄」「本日限り」などで、購入を急がせる
- 支払い方法が、銀行振込だけなど限られている
- 会社概要に、実在の会社の名前や住所を勝手に使っている
- 日本語が不自然
| 偽サイトの型 | 中身 |
|---|---|
| 偽のネットショップ | 自社の商品の写真や会社概要を使い、代金をだまし取る |
| 偽のログイン画面 | 自社のサービスのログイン画面をまねて、IDやパスワードを盗む |
| 偽の会社案内 | 会社名だけを使い、別の商品や投資話に誘う |
2. 見つけたら、最初の1日ですること

1. 証拠を残す
偽サイトは、すぐに消えたり、アドレスが変わったりします。
見つけたら、まず次のものを残しておきます。
| 残すもの | 例 |
|---|---|
| 偽サイトのアドレス(URL) | トップページと、自社の名前や写真が使われているページ |
| 画面の写真 | 会社概要・商品・支払いの画面 |
| 見つけた日時 | ○月○日○時 |
| お客様からの問い合わせの記録 | いつ、誰から、どんな内容か |
偽サイトで、商品を注文したり、何かを入力したりはしないでください。
2. お客様に注意を呼びかける
自社のホームページのお知らせの欄に、偽サイトがあることを載せます。
- 自社と関係のないサイトがあること
- 自社の正しいホームページのアドレス
- 偽サイトで注文や入力をしないこと
- 被害に遭った場合の相談先(住所地の警察)
大阪府警の案内でも、自社のサイトで注意喚起をすることがすすめられています。
SNSを使っている場合は、SNSでも知らせます。
3. 警察に情報を提供する
大阪府警の案内では、偽サイトの名前やアドレス、勝手に使われているページのアドレスなどを、警察庁のオンラインの受付窓口から提供できると説明されています。
集められた情報は、ウイルス対策ソフトの会社などによる、偽サイトを開けなくする対策にも使われると案内されています。
4. 偽サイトの管理会社に、削除を依頼する
偽サイトのドメインやサーバーを管理している会社に、削除を依頼します。
大阪府警の案内では、削除を依頼するための日本語と英語のひな形も用意されています。
どこの会社が管理しているかを調べるのは、慣れていないと難しいため、保守会社や専門の会社に手伝ってもらうと進めやすくなります。
5. 検索サイトに知らせる
偽サイトが検索結果に出てこないよう、検索サイトにも通報や協力の依頼をします。
3. お客様からの問い合わせへの答え方
お客様から「注文したのに届かない」などの問い合わせが来たときは、落ち着いて、次の順に対応します。
- お客様が注文したサイトのアドレスを聞き、自社のサイトでないことを確かめる
- 自社とは関係のないサイトであることを、ていねいにお伝えする
- お客様の住所地の警察に相談するよう、お伝えする
- クレジットカードで支払った場合は、カード会社にも連絡するよう、お伝えする
- 問い合わせの内容を記録し、社内で共有する
お客様も被害に遭われた方です。
「当社は関係ありません」と突き放すのではなく、次に何をすればよいかを一緒にお伝えすると、会社への信頼を保てます。
社内の誰が電話を受けても同じように答えられるよう、答え方を1枚にまとめておくと安心です。
4. 自社のサイトが悪用されていないかの確かめ方
警察庁の案内では、会社のホームページが改ざんされ、検索結果から偽サイトへ転送される手口があると注意されています。
確かめ方の一つとして、Googleの検索で「site:自社のドメイン」と入れて、身に覚えのないページが出てこないかを見る方法が紹介されています。
検索結果がおかしくなっている場合の確かめ方は、関連記事「【サイバー攻撃で検索結果が改ざんされた?】」でご紹介しています。
ホームページそのものの改ざんの確かめ方は、関連記事「ホームページが改ざんされている?」もご覧ください。
5. 日ごろの備え
| 備え | 中身 |
|---|---|
| 社名・商品名で、ときどき検索する | 月に1回など、自社の名前で検索して、知らないサイトが出ていないかを見る |
| お知らせの欄を用意しておく | すぐに注意喚起を載せられるようにする |
| 正しいアドレスを伝えておく | 名刺・チラシ・SNSに、正しいホームページのアドレスを載せる |
| メールのなりすまし対策 | 会社のドメインに、SPF・DKIM・DMARCを設定する |
| 問い合わせの答え方を決めておく | 誰が受けても同じように答えられるようにする |
メールのなりすまし対策は、関連記事「会社のメールがGmailに届かない・迷惑メールになる」でもご紹介しています。
6. ご自身で進めるか、任せるかの目安
| 取り組み | ご自身で | 専門家に任せる |
|---|---|---|
| 証拠を残す(URL・画面の写真・日時) | できます | ― |
| 自社のサイトでの注意喚起 | 更新できればできます | 載せ方に迷えば相談 |
| 警察庁の窓口への情報提供 | できます | ― |
| 偽サイトの管理会社の特定と、削除の依頼 | ― | 調べ方に慣れが要るため相談 |
| 自社のサイトの改ざんの確認 | ― | 任せるのが安心 |
7. ソライルの保守での見守り方
ソライルのホームページ保守では、サーバー管理とドメイン管理をライトプランから、セキュリティ管理をスタンダードプラン以上で行っています。
「自社をかたるサイトを見つけた」「お客様から問い合わせが来て困っている」というご相談も承っています。
証拠の残し方、注意喚起の載せ方、自社のサイトが改ざんされていないかの確認まで、ご一緒に進めます。
ソライルはお客様に2つのことをお約束しています。
毎月、必ずサイトを確認します。
毎月、月次報告をメールにてお送り致します。
月次報告はスタンダードプラン以上が対象で、ライトプランではオプションで追加できます。
8. まとめ
- 偽サイトは、自社の会社名や写真を勝手に使い、お客様からお金や情報をだまし取ろうとする
- 見つけたら、証拠を残す→お客様に注意喚起→警察庁の窓口へ情報提供→削除依頼→検索サイトへ通報
- お客様からの問い合わせには、関係がないことを伝え、警察とカード会社への相談をお伝えする
- 自社のサイトが改ざんされて、偽サイトへ転送されていないかも確かめる
- 社名での検索・お知らせの欄・正しいアドレスの周知・メールのなりすまし対策で備える
「自社のサイトが悪用されていないか、一度確かめておきたい」と思われたら、ソライルの無料サイト健康診断をご利用ください。
フォームにURLを入れて送っていただくだけで、通常1営業日以内に、メールで所見をお返しします。
営業のお電話はいたしません。
ホームページの更新と確認を、毎月まとめて任せたい方は、ホームページ保守サービスのページもご覧ください。
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よくある質問
Q. 偽サイトをつくられたのは、うちのホームページが乗っ取られたからですか?
A. 多くの場合、偽サイトは自社のホームページとは別の場所に、勝手につくられています。
ただ、自社のサイトが改ざんされて、偽サイトへ転送されている場合もあるため、念のため確かめておきます。
Q. 偽サイトで被害に遭ったお客様に、会社が補償しないといけませんか?
A. 偽サイトをつくられた会社も、被害者の立場です。
お客様には、住所地の警察とカード会社への相談をお伝えします。
対応に迷う場合は、弁護士などの専門家に相談してください。
Q. 偽サイトは、すぐに消してもらえますか?
A. 管理している会社が海外にある場合など、すぐには消えないこともあります。
その間も、自社のサイトでの注意喚起と、警察への情報提供を続けます。
Q. 偽サイトを開いても、大丈夫ですか?
A. 確かめるために開く場合も、注文や入力はしないでください。
画面の写真を撮る程度にとどめ、不審なファイルのダウンロードなどはしないようにします。
Q. 社名で検索するのは、どれくらいの頻度がよいですか?
A. 月に1回ほど、社名と主な商品名で検索するのがおすすめです。
お客様からの問い合わせで気づくことも多いため、問い合わせの記録も見ておきます。
Q. 偽のメールも届いているようです
A. 会社のドメインをかたったメールが送られている場合は、SPF・DKIM・DMARCの設定を見直します。
設定があると、受け取る側が、なりすましのメールを見分けやすくなります。
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