Webセキュリティとは?不十分な場合の脅威や対策を解説

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記事の監修

IT・WEB集客の専門家

波多野 明仁(Akihito Hatano)

WEB業界歴22年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ4,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。

こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。

Webサイトやデータを守るために必要不可欠なWebセキュリティですが、明確な重要性や具体的なセキュリティ対策についてよくわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は、Webセキュリティとは何か、Webセキュリティの重要性やチェックリスト、不十分なWebセキュリティによるリスクについて解説します。

さらに、Webサイトを狙う攻撃手法と対策、Webセキュリティの代表的な種類もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Webセキュリティとは

Webセキュリティとは、Webサイトやアプリケーションをサイバー攻撃などのインターネット上のリスクから守るための対策です。

サイバー攻撃関連の通信は年々増加傾向にあり、生成AIによって技術的な知識なしに複雑な攻撃を仕掛ける事例も発生しているため、組織とユーザーを守るために強固なWebセキュリティが求められています。

Webセキュリティはなぜ重要なのか

Webセキュリティが重要な理由は、年々巧妙化するネットワーク上のセキュリティリスクによって、下記の被害を防ぐためです。

  • ・情報漏洩・窃取
  • ・業務停止・システム破壊
  • ・金銭的損害
  • ・社会的信用・ブランドの失墜
  • ・法的責任・訴訟リスク

サイバー攻撃を受けることで、顧客情報や機密情報の漏洩・窃取、業務停止・システム破壊が発生する可能性があり、復旧や損害賠償による多大な経済的損失につながります。

さらに、「安全に情報を守れない組織」と捉えられ、取引先や顧客からの信用低下やブランドの失墜を招き、事業停止に至ることも十分に考えられるでしょう。

自社のWebセキュリティは問題ない?【チェックリスト】

「自社のWebセキュリティはどれくらい強固なんだろう」と不安に感じている場合、下記20のチェックリスト全てに当てはまっているかどうかを確認してみましょう。(参照:2019年3月6日 独立行政法人情報処理推進機構 安全なウェブサイトの運用管理に向けての20ヶ条 〜セキュリティ対策のチェックポイント〜

  • 1.公開すべきではないファイルを公開していない
  • 2.不要になったWebサイトやページを公開していない
  • 3.届出件数の多い脆弱性への対応をしている
  • 4.ソフトウェアの脆弱性対策を定期的に実施している
  • 5.エラーメッセージは必要最低限にしているか
  • 6.Webアプリケーションのログを保管し、定期的に確認している
  • 7.インターネットを介する通信内容を暗号化している
  • 8.不正ログインの対策を実施している
  • 9.OSやサーバソフトウェア、ミドルウェアを定期的に更新している
  • 10.不要なサービスやアプリケーションを停止・削除している
  • 11.不要なアカウントが登録されていない
  • 12.推測されにくい複雑なパスワードを設定・使用している
  • 13.ファイル、ディレクトリへの適切なアクセス制御をしている
  • 14.Webサーバのログを保管し、定期的に確認している
  • 15.ネットワークの境界で不要な通信を遮断している
  • 16.ファイアウォールを使用し、適切に通信をフィルタリングしている
  • 17.Webサーバやアプリケーションへの不正な通信を検知・遮断する仕組みがある
  • 18.ネットワーク機器のログを保管し、定期的に確認している
  • 19.クラウドなどのサービス利用において、必要な対策を実施している
  • 10.定期的にセキュリティ検査(診断)・監査をしている

ひとつでも欠けていればWebサイトの安全性は確保できないため、早急な対策を進めてみてください。

不十分なWebセキュリティによるリスク

Webセキュリティが不十分な場合、下記のようなリスクが考えられます。

  • ・マルウェア感染
  • ・アカウントの乗っ取り
  • ・Webサイト改ざん

上記が発生すると、先ほどご紹介した情報漏洩や業務停止などの損害がもたらされることに。

Webセキュリティによってどのようなリスクを防げるのか、こちらで確認しておきましょう。

マルウェア感染

マルウェア感染は、コンピューターをはじめとするユーザーのデバイスに、悪意のあるソフトウェアである「マルウェア」が侵入することです。

マルウェアは、不審なメールやWebサイトの閲覧、無料配布によるソフトウェアなどから感染し、個人情報の流出やファイルの改ざん、システムの停止など様々な被害を引き起こします。

【マルウェア感染の確認方法】パソコンやWebサイトに感染したときの対処法は?

アカウントの乗っ取り

アカウントの乗っ取りは、悪意のある第三者が不正な手段でアカウント所有者のログイン認証情報を入手し、利用者になりすます行為です。

乗っ取られたアカウントによりマルウェアや不適切な投稿が拡散され、企業の社会的信用が失墜したり、顧客情報の漏洩や甚大な復旧コストにより、経営に致命的な打撃を与える可能性があります。

Webサイト改ざん

Webセキュリティが不十分なことで、第三者にWebサイトのコンテンツを不正に書き換えられ、不適切な内容の掲載によりブランドイメージが失墜することが考えられます。

また、Webサイトにマルウェアを埋め込まれたり偽サイトへ誘導されたりすることで、ユーザーに被害を与える加害者の立場になることもあるのです。

Webサイトを狙う攻撃手法と対策

こちらからは、届出状況や攻撃による影響をふまえて、Webサイトを狙う下記攻撃手法と対策についてご紹介します。

  • ・SQLインジェクション
  • ・OSコマンドインジェクション
  • ・ディレクトリトラバーサル
  • ・クロスサイトスクリプティング
  • ・クロスサイトリクエストフォージェリ
  • ・HTTPヘッダインジェクション
  • ・クリックジャッキング

流行しているサイバー攻撃の種類と具体的な対策を、ぜひ確認してみてください。

SQLインジェクション

SQLインジェクションとは、Webアプリケーションにおいて不正なSQL文をデータベースに送り、情報を取得・改ざん・削除するサイバー攻撃です。

対策としては、「SQL文の組み立てを全てプレースホルダで実装する」「文字列連結により行う場合は、エスケープ処理等を行うデータベースエンジンのAPIで正しく構成する」という方法が効果的です。

OSコマンドインジェクション

OSコマンドインジェクションとは、Webサーバーへのリクエストの中に不正なOSコマンドを注入し、情報漏洩など不正な命令を実行させるサイバー攻撃です。

シェルを起動できる言語機能の利用を避け、他の関数などで代替することが対策として有効です。

ディレクトリトラバーサル

ディレクトリトラバーサルとは、Webサイトなどの脆弱性を突いて、アクセスされることを想定していないファイルや情報に不正アクセスするサイバー攻撃です。

対策としては、外部からのパラメータでWebサーバ内のファイル名を直接指定する実装を避けたり、ファイルを開く際に固定のディレクトリを指定しファイル名にディレクトリ名が含まれないようにしたりすることを実施してみましょう。

クロスサイトスクリプティング

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、ユーザーのブラウザ上で不正にプログラムを実行させるサイバー攻撃です。

対策には、HTTPレスポンスヘッダのContent-Typeフィールドに文字コード(charset)を指定したり、HTMLテキストの入力を許可しない場合に、Webページに出力する全ての要素に対してエスケープ処理を行ったりするのが良いでしょう。

クロスサイトリクエストフォージェリ

クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションへのリクエストを偽装し、意図しない操作を実行させるサイバー攻撃です。

有効な対策として、処理の実行前にパスワード認証を行うことや、Refererが確認できる場合のみに処理を実行するようにすることが挙げられます。

HTTPヘッダインジェクション

HTTPヘッダインジェクションとは、WebブラウザがWebサーバーに要求するHTTPリクエストに不正な文字列を注入し、不正な動作を引き起こさせるサイバー攻撃です。

ヘッダの出力を直接行わず、Webアプリケーションの実行環境などにヘッダ出力用APIを使用することが対策として効果的です。

クリックジャッキング

クリックジャッキングとは、不正なリンクなどをWebサイトに隠ぺい・偽装し、ユーザーに気づかれないように実行させるサイバー攻撃です。

処理の実行前にパスワード認証を行い、正しい場合のみに処理を実行させることが、有効な対策になり得ます。

Webセキュリティの代表的な種類

Webセキュリティの代表的な種類としては、下記8つが挙げられます。

  • ・脆弱性スキャン
  • ・Webアプリケーションファイアウォール(WAF)
  • ・IDS/IPS
  • ・HTTPS化
  • ・多要素認証(MFA)
  • ・アクセス制御
  • ・インシデント対応
  • ・定期的なソフトウェアの更新

上記8つの手法について確認してみましょう。

脆弱性スキャン

脆弱性スキャンとは、ネットワークにおいて第三者が悪用できる脆弱性を検出するソフトウェアです。

該当のツール・製品を選ぶ場合は、「確認できる診断項目は豊富か」「脆弱性に対するアクションを提案してくれるか」といった点を意識してみましょう。

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Webアプリケーションファイアウォール(WAF)

Webアプリケーションファイアウォール(WAF)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃を検知し、遮断するセキュリティツールです。

OSI参照モデルの第7層(アプリケーション層)を守り、ヘッダーをはじめアクセスの中身まで詳細に解析・検査します

IDS/IPS

IDSはネットワーク上の通信を監視・分析し通信の異常を検知するシステムであり、IPSは異常パターンを検知した際に通信を遮断・防御するシステムです。

誤検知による影響を抑えたい場合はIDS、サイバー攻撃への防御を強化したい場合はIPSが適しています。

HTTPS化

HTTPS化(常時SSL化)とは、通信内容の暗号化を行いセキュリティを強化したhttpのことです。

Webサイトをhttps化すると情報が盗まれるリスク軽減やデータの改ざん防止につなげられるうえ、SEO対策としても有利になる傾向にあります。

多要素認証(MFA)

多要素認証(MFA)とは、Webサイトやアプリケーションにログインする際、「知識要素」「所有要素」「生態要素」から2つ以上の認証要素を組み合わせて認証を行う方法です。

以前は、パスワードを活用した知識要素のみの認証が主流でしたが、サイバー攻撃が激化している今、多要素認証による強固なセキュリティの構築が求められています。

アクセス制御

アクセス制御とは、システムやデータなどにアクセスできるユーザーを制限することです。

利用者を特定することにより、悪意を持った第三者からの不正アクセスやデータの改ざん、乗っ取りなどを防ぐことができます。

インシデント対応

インシデント対応とは、万が一サイバー攻撃を受けた際どのように検知・調査し、被害を最小限に抑えて復旧し、再発防止するのかを明確にしたプロセスです。

あらかじめ、検知・封じ込め・復旧の計画を立てておくことで、被害の拡大を防ぎ企業の社会的信頼を維持することにつなげられます。

定期的なソフトウェアの更新

定期的にソフトウェアを最新バージョンに更新することで、セキュリティ上の脆弱性を解消し、サイバー攻撃のリスクを軽減させることが可能です。

ソフトウェアの更新は、新機能の利用や動作安定化も図れるため、通知が来た際には迅速に対応しましょう。

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Webセキュリティ、まとめ

今回は、Webセキュリティとは何か、Webセキュリティの重要性やチェックリスト、Webサイトを狙う攻撃手法と対策、Webセキュリティの代表的な種類について解説しました。

インターネット業界歴20年以上の株式会社ソライルは、確かな技術で大切な貴社サイトの管理代行を行っています

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