WordPressの「Allowed memory size exhausted」メモリ不足のエラー|エラー文の読み方と、上限を上げる前に確かめること【2026年版】
公開日:2026.10.26
- Webサイト保守
- WordPress

記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。
こんにちは、株式会社ソライルの波多野です。
「管理画面を開いたら、英語で『Fatal error: Allowed memory size of 134217728 bytes exhausted』と出て、何も操作できなくなった」
「調べると『メモリの上限を256Mに上げればよい』と書いてあるが、どこを触ればよいのか分からない」
WordPressで、このようなメモリ不足のエラーに出会うことがあります。
ネットで調べると、設定ファイルにコードを1行足す方法がよく出てきます。
ただ、上限を上げるのは応急処置で、原因が残ったままだと、しばらくして同じエラーがまた出ます。
この記事では、Webが専門ではない経営者・ご担当者の方に向けて、次のことを順番にご説明します。
- エラー文の読み方(どこを見れば原因の見当がつくか)
- 直前の操作から、原因を絞り込む方法
- 管理画面に入れるとき・入れないときの対処
- 上限を上げるときの、ご自分でできる方法と業者に任せる方法
- 制作会社や保守会社に頼むときに伝えること
1. メモリ不足のエラーとは
WordPressは、ページを表示したり、管理画面で作業したりするたびに、サーバーの「作業机」のような場所(メモリ)を使います。
この作業机の広さには上限があり、使う量が上限を超えると、処理がそこで止まります。
そのときに出るのが「Allowed memory size of ○○ bytes exhausted」というエラーです。
日本語にすると「許されたメモリの量(○○バイト)を使い切りました」という意味です。
2. エラー文の読み方
エラー文は、次のような形をしています。
Fatal error: Allowed memory size of 134217728 bytes exhausted (tried to allocate 20480 bytes) in /home/…/wp-content/plugins/○○○/…
この中で見るところは3つです。
| エラー文の部分 | 意味 | 分かること |
|---|---|---|
| Allowed memory size of 134217728 bytes | 今の上限 | 134217728バイト=128MB。上限がいくつかが分かる |
| tried to allocate 20480 bytes | さらに使おうとした量 | 小さい数字なら、上限ぎりぎりまで使っていたということ |
| in /home/…/wp-content/plugins/○○○/ | 止まった場所 | 「plugins/」の次の名前が、止まったときに動いていたプラグイン |
バイトの数字は、次のように読みかえます。
| エラー文の数字 | 上限 |
|---|---|
| 33554432 | 32MB |
| 67108864 | 64MB |
| 134217728 | 128MB |
| 268435456 | 256MB |
| 536870912 | 512MB |
「止まった場所」に出るプラグインは、たまたまそのとき動いていただけのこともあります。
犯人と決めつけず、次の章の「直前の操作」とあわせて考えます。
エラー文が表示されないとき
ホームページの設定によっては、エラー文がそのまま出ず、「このサイトで重大なエラーが発生しました」とだけ表示されます。
その場合は、WordPressの管理者のメールアドレスに「サイトで技術的な問題が発生しています」というメールが届いていないかを確かめます。
メールの中に、エラーの内容と、止まった場所が書かれています。
3. 直前の操作から、原因を絞り込む

エラーが出る直前に何をしたかで、原因の見当がつきます。
| 直前の操作 | 考えられる原因 | 最初にすること |
|---|---|---|
| プラグインを入れた・更新した | そのプラグインが多くのメモリを使う | そのプラグインを止める |
| 大きな写真をアップロードした | 写真を縮める処理でメモリを使い切った | 写真を小さくしてから入れ直す |
| 記事や商品をまとめて読み込んだ(インポート) | 一度に処理する量が多すぎる | 少しずつに分けて読み込む |
| サーバーのPHPの版を変えた | 古いプラグインが新しい版と合わない | 版を戻すか、プラグインを更新する |
| 何もしていないのに突然 | 記事や画像が増えた、自動の処理、不正なファイル | 制作会社や保守会社に相談する |
とくに、スマホやデジカメの写真をそのままアップロードすると、1枚で数MBあり、縮める処理でメモリを多く使います。
写真の大きさの目安は、関連記事「ホームページの画像は小さくしてからアップする」でご紹介しています。
4. 管理画面に入れるときの対処
- エラー文を、スマホで撮るかコピーして残す
- 直前に入れた・更新したプラグインを「無効化」する
- 同じ操作をもう一度して、エラーが出ないかを確かめる
- 出なくなったら、そのプラグインの更新を待つか、別のものに替える
- 使っていないプラグインがあれば、この機会に削除する
プラグインを止めると、そのプラグインが受け持っていた機能(フォーム、表示の速さなど)も止まります。
お問い合わせフォームのプラグインを止めた場合は、早めに元に戻すか、別の方法で問い合わせを受けられるようにします。
5. 管理画面に入れないときの対処
管理画面そのものが開けない場合は、次のどれかで入ります。
| 方法 | できること |
|---|---|
| リカバリーモード | 管理者に届いたメールのリンクから入り、原因のプラグインを止める |
| サーバーのファイルマネージャー | 原因のプラグインのフォルダ名を変えて止める(慣れた人向け) |
| 制作会社・保守会社に頼む | 原因の確認と、止める・戻す作業 |
リカバリーモードの使い方は、関連記事「WordPressから『技術的な問題が発生しています』とメールが来たら」で詳しくご紹介しています。
6. 上限を上げるときの考え方
原因のプラグインや操作が分かっても、サイトの規模に対して上限が小さすぎることもあります。
その場合は、上限を上げます。
上限は2か所で決まっています。
| 場所 | 中身 | 変え方 |
|---|---|---|
| サーバーのPHPの設定 | サーバー全体の上限(memory_limit) | サーバー会社の管理画面の「php.ini設定」などで変える |
| WordPressの設定ファイル | WordPressが使う量の上限(WP_MEMORY_LIMIT) | wp-config.phpに1行足す(業者向け) |
WordPressの設定を上げても、サーバーの上限より大きくはできません。
まずサーバーの管理画面で、今の上限がいくつになっているかを確かめます。
多くのレンタルサーバーでは、管理画面からPHPの設定を変えられます。
ファイルを直接書き換えるより安全なので、ご自分で変えるならこちらから試します。
上げる数字は、128MBなら256MB、というように一段階ずつにします。
「無制限(-1)」にする方法も紹介されていますが、不具合のときにサーバー全体に影響するので、おすすめできません。
上げてもすぐにまた足りなくなる場合は、原因が別にあります。
上限を上げ続けるのではなく、原因のプラグインや処理を探します。
7. 自分で触らないほうがよいこと
次の作業は、間違えるとホームページが表示されなくなります。
慣れていない方は、制作会社や保守会社に任せます。
- wp-config.phpに設定を書き足す
- .htaccessやphp.iniのファイルを直接書き換える
- FTPでプラグインのフォルダを削除する
8. 制作会社や保守会社に頼むときに伝えること
| 伝えること | 例 |
|---|---|
| エラー文 | 「Allowed memory size of 134217728 bytes exhausted…」(全文を写真かコピーで) |
| どの画面で出たか | 管理画面の「投稿の編集」を開いたとき/トップページ |
| いつから | 10月26日の朝から |
| 直前にしたこと | プラグイン○○の更新、写真のアップロード など |
| 試したこと | プラグイン○○を止めた など |
| サーバー会社とプラン | エックスサーバーのスタンダード など |
不具合の伝え方は、関連記事「ホームページの不具合を相談するときの伝え方」でも詳しくご紹介しています。
9. ソライルの保守での見守り方
ソライルのホームページ保守では、WordPressのサイト向けのスタンダードプラン以上で、WordPress本体・プラグインの管理と、更新後の表示確認を毎月行っています。
プラグインの更新は1つずつ行い、表示とお問い合わせフォームを確かめてから次に進みます。
使っていないプラグインの整理や、サーバーのPHPの版の確認もご相談ください。
ソライルはお客様に2つのことをお約束しています。
毎月、必ずサイトを確認します。
毎月、月次報告をメールにてお送り致します。
月次報告はスタンダードプラン以上が対象で、ライトプランではオプションで追加できます。
10. まとめ
- 「Allowed memory size exhausted」は、サーバーの作業机(メモリ)の上限を使い切ったという意味
- エラー文の「上限の数字」「止まった場所」を残しておくと、原因の見当がつく
- 直前の操作(プラグイン、写真、読み込み、PHPの版)から原因を絞り込み、まずプラグインを止めて確かめる
- 上限を上げるなら、サーバーの管理画面から一段階ずつ。無制限にはしない
- 同じエラーが繰り返すなら、上限を上げ続けず、原因を調べてもらう
「エラーの原因がどこにあるか見てほしい」と思われたら、ソライルの無料サイト健康診断をご利用ください。
フォームにURLを入れて送っていただくだけで、通常1営業日以内に、メールで所見をお返しします。
営業のお電話はいたしません。
ホームページの更新と確認を、毎月まとめて任せたい方は、ホームページ保守サービスのページもご覧ください。
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よくある質問
Q. 上限は、いくつにすればよいですか?
A. どのサイトにも合う決まった数字はありません。
小さな会社のサイトなら、256MBで足りることが多いです。
それでも足りない場合は、上限を上げる前に、原因のプラグインや処理を探します。
Q. サーバーのプランを上げれば直りますか?
A. 上位のプランで、使えるメモリの上限が大きくなるサーバーもあります。
ただ、原因がプラグインや大きな写真にあると、プランを上げても同じエラーが出ることがあります。
プランの考え方は、関連記事「サーバーのプランを上げればホームページは速くなる?」でご紹介しています。
Q. 「止まった場所」に出ていたプラグインを削除してよいですか?
A. すぐに削除せず、まず「無効化」して様子を見ます。
たまたまそのとき動いていただけで、原因はほかにあることもあります。
削除すると、そのプラグインの設定も消えることがあるので、原因がはっきりしてから判断します。
Q. お客様が見るページでも、このエラーは出ますか?
A. 出ることがあります。
ホームページそのものが表示されず、エラー文や「重大なエラー」の画面が出るため、すぐに対処が必要です。
お客様の多い時間帯なら、まず原因のプラグインを止めて表示を戻すことを優先します。
Q. 一度直ったのに、また同じエラーが出ます。
A. 上限を上げて一時的に直っても、原因が残っていると、記事や画像が増えるにつれて再び足りなくなります。
同じエラーが繰り返し出るときは、制作会社や保守会社に、原因の調査を頼みます。
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