Contact Form 7でメールが届かない原因と直し方|確かめる順番と、問い合わせを取りこぼさない備え【2026年版】

公開日:2026.10.09 更新日:2026.10.10

  • Webサイト保守
  • WordPress

記事の監修

IT・WEB集客の専門家

波多野 明仁(Akihito Hatano)

WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。

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こんにちは、株式会社ソライルの波多野です。

「お問い合わせフォームから送ったのに、会社にメールが届いていない」
「お客様から、自動返信のメールが来ないと言われた」
Contact Form 7で作ったフォームで、こうしたことが起きると、とても不安になります。

フォームの不具合は、画面を見ただけでは気づきにくく、「最近、問い合わせが来ないな」と思ったときには、何週間も届いていなかった、ということもあります。
この記事では、Webが専門ではない経営者・ご担当者の方に向けて、次のことを順番にご説明します。

  • まず「誰に」届いていないのかで、原因を切り分ける方法
  • 送信したあとに出る表示から、原因を見分ける方法
  • 確かめる順番と、よくある原因ごとの直し方
  • 直したあとに確かめること
  • 届かなかった間の問い合わせを、取りこぼさないための備え

1. まずは「誰に」届いていないのかを確かめる

Contact Form 7では、1回の送信で、2通のメールが送られることがよくあります。
1通は、会社(サイトの管理者)に届く「問い合わせが来ました」というメールです。
もう1通は、送ってくださったお客様に届く、自動返信のメールです。

どちらが届いていないかによって、疑うところが変わります。

届いていないもの よくある原因 最初に確かめること
会社に届くメールだけ 送り先のアドレスの誤り、迷惑メールへの振り分け、受信する側の容量 フォームの「送信先」のアドレスと、会社の迷惑メールフォルダー
お客様への自動返信だけ 自動返信が有効になっていない、お客様の側で迷惑メールに入っている、お客様のアドレスの入力の誤り 自動返信の設定(メール(2))と、ご自身のGmailなどで試した結果
両方とも サーバーからメールが送れていない、送信元の設定の誤り 送信したあとに出る表示と、サーバーのメールの設定
ときどき届かない 迷惑メールと判定されている、送る量が多いときにサーバーで止められている 届かなかった日時と、迷惑メールフォルダー

まずは、ご自身でフォームから1回送ってみて、会社のアドレスと、ご自身のGmailなど外部のアドレスの両方に届くかを確かめます。
この1回のテストで、どこから調べればよいかが、ほぼ分かります。

2. 送信したあとの表示で、原因を見分ける

Contact Form 7では、送信ボタンを押したあと、フォームの下にメッセージが表示されます。
このメッセージの枠の色と文言が、原因を見分ける大きな手がかりになります。

表示の色(標準の場合) 意味 考えられる原因
緑 フォームからの送信は成功した フォームは正常。届かないなら、迷惑メールへの振り分けや、受け取る側の問題を疑う
黄 入力に不備がある 必須の項目が空、メールアドレスの形式の誤りなど。メールの問題ではない
オレンジ 迷惑な送信と判定された reCAPTCHAなどの迷惑メール対策が、正しい送信まで止めている
赤 メールを送ることに失敗した サーバーからメールを送れていない、メールの設定の誤り

色は、お使いのテーマによって変わることがあります。
色が分からない場合は、表示されている文言をそのままメモしておきます。
緑なのに届かない場合は、フォームではなく、メールの通り道か、受け取る側に原因があることがほとんどです。

3. 確かめる順番

Contact Form 7でメールが届かないときに確かめる順番。まずテストで1回送り、会社と外部のアドレスの両方で届き方を見る。ご自身ですぐ確かめる:1 送信後の表示を見る(緑は送信成功、黄は入力の不備、オレンジは迷惑な送信と判定、赤はメールの送信に失敗)、2 会社とお客様の迷惑メールフォルダー、3 フォームのメール設定(送信先の打ち間違い、送信元は自社ドメインのアドレスにしてお客様のアドレスは入れない、自動返信はメール(2)を使用)。慎重に確かめる・専門家に相談する:4 最近の更新・変更(バックアップを取ってから1つずつ)、5 サーバーのメール設定(送信の制限・記録)、6 SMTPで送る(WP Mail SMTPなど)。直したら会社・お客様の両方に届くか、迷惑メールに入らないか、返信先がお客様になるかを確かめる

原因は1つとは限りません。
次の順番で確かめると、手間の少ないものから順に原因をつぶしていけます。

  1. 送信したあとの表示(色と文言)を確かめる
  2. 会社とお客様の両方の、迷惑メールフォルダーを確かめる
  3. フォームのメールの設定(送信先・送信元・自動返信)を確かめる
  4. 最近、プラグインやWordPressの更新、サーバーの変更をしていないか思い出す
  5. サーバーのメールの設定と、送信の制限を確かめる
  6. SMTPという送り方に切り替えることを考える

1から3は、管理画面を見ればご自身で確かめられます。
4から6は、サーバーや専門的な設定がかかわるため、迷ったら専門家に相談するのが安全です。

4. よくある原因と直し方

1. 迷惑メールフォルダーに入っている

いちばん多いのが、メール自体は届いているのに、迷惑メールのフォルダーに入っているというものです。
会社の受信箱だけでなく、お客様のGmailやスマートフォンのメールでも、自動返信が迷惑メールに入ることがあります。
迷惑メールに入る場合は、次の「送信元」の設定や、ドメインの設定(SPF・DKIM・DMARC)を見直す必要があります。

GoogleのGmailは、2024年2月から、Gmail宛てにメールを送るすべての送り手に、SPFかDKIMの設定を求めるようになりました。
このため、以前は届いていたのに、急に迷惑メールに入るようになった、というご相談が増えています。
ドメインの設定については、「メールが相手に届かない?迷惑メール判定される原因と対処法」で詳しくご説明しています。

2. 「送信元」に、お客様のメールアドレスを入れている

Contact Form 7の編集画面の「メール」のタブには、「送信先」「送信元」「題名」「追加ヘッダー」「メッセージ本文」といった欄があります。
このうち「送信元」に、お客様が入力したメールアドレスを入れていると、届かない原因になります。
会社のサーバーから、お客様のアドレスを名乗ってメールを送ることになるため、受け取る側から「なりすまし」と疑われやすいからです。

送信元は、サイトと同じドメインのアドレス(例:info@自社のドメイン)にします。
お客様にそのまま返信できるようにしたい場合は、「追加ヘッダー」に返信先(Reply-To)として、お客様のアドレスを入れます。
設定に誤りがあると、Contact Form 7の編集画面に、注意の表示が出ることがあります。

注意の表示が出ていないかも、あわせて確かめます。

3. 送信先のアドレスが間違っている

送信先のアドレスの、1文字の打ち間違い、全角の文字、前後の空白でも、メールは届きません。
担当者が替わって、前の担当者のアドレスのままになっている、ということもよくあります。
複数の人に届けたい場合は、アドレスをカンマ(半角の「,」)で区切って入れます。

4. 自動返信が有効になっていない

お客様への自動返信は、「メール(2)」という欄で設定します。
「メール(2)を使用」にチェックが入っていないと、自動返信は送られません。
メール(2)の送信先には、お客様が入力したメールアドレスの欄(例:[your-email])を入れます。

5. プラグインやWordPressの更新のあとから届かない

更新のあとから届かなくなった場合は、その更新が原因のことがあります。
迷惑メール対策やキャッシュのプラグイン、メールの送り方を変えるプラグインが、ぶつかっていることもあります。
バックアップを取ったうえで、最近更新したものから1つずつ確かめます。

6. サーバーからメールが送れていない

送信したあとの表示が赤の場合は、サーバーからメールが送れていないことが多くなります。
サーバーによっては、WordPressからメールを送る機能に制限があったり、短い時間に多くのメールを送ると止められたりします。
サーバーの管理画面で、メールの設定や送信の記録を確かめるか、サーバー会社に問い合わせます。

7. SMTPという送り方に切り替える

WordPressは、標準ではサーバーの簡単な仕組みでメールを送ります。
これを、メールソフトと同じように、メールのサーバーにログインして送る方法(SMTP)に切り替えると、届きやすくなることがよくあります。
切り替えには、WP Mail SMTPなどのプラグインを使います。

ただし、メールのパスワードなどを設定するため、ご自身で行う場合は、設定の内容を社内で控えておくことが大切です。

5. 直したあとに確かめること

直したあとは、次のことを確かめます。

  • 会社のアドレスに届くか
  • Gmailなど外部のアドレスに、自動返信が届くか
  • 迷惑メールのフォルダーに入っていないか
  • スマートフォンからの送信でも届くか
  • 届いたメールに、お客様が入力した内容がすべて入っているか
  • 届いたメールに返信したとき、お客様のアドレスに返信されるか

最後の返信の確認は、見落とされがちです。
返信ボタンを押したら自社宛てになってしまう、ということがあるからです。

6. 届かなかった間の問い合わせを、取りこぼさない備え

メールが届かなかった間に送られた問い合わせは、そのままでは見つけられないことがあります。
次の備えをしておくと、いざというときに取りこぼしを防げます。

送られた内容を、WordPressの中にも残しておく

Contact Form 7には、送られた内容をWordPressの中に保存する仕組みがありません。
同じ作者の「Flamingo」というプラグインを入れると、送られた内容をWordPressの中にも残しておけます。
メールが届かなくても、管理画面で問い合わせを確かめられるようになります。

ただし、お名前やご連絡先などの個人情報が残るため、古いものをいつ消すかを社内で決めておきます。

月に1回、テストで送る

フォームは、ある日突然届かなくなることがあります。
月に1回、決まった日にテストで送り、会社とお客様の両方に届くかを確かめる習慣をつけておくと、気づくまでの期間を短くできます。

気づいたときの、お客様への案内

届いていなかったことに気づいたら、まずはサイトのお問い合わせページに、電話番号や別のメールアドレスでの連絡先を一時的に案内します。
Flamingoなどで送られた内容が残っていれば、届かなかった間のお客様に、こちらからご連絡できます。

7. ご自身で進めるか、任せるかの目安

状況 おすすめ
迷惑メールのフォルダーに入っていただけだった ご自身で対応できます。送信元の設定だけは確かめておきます
送信先・送信元・自動返信の設定の誤りだった ご自身で直すこともできます。直したらテストで送って確かめます
表示が赤で、サーバーから送れていない サーバーの設定がかかわるため、専門家に任せるのが安心です
迷惑メールに入る原因が、ドメインの設定(SPF・DKIM・DMARC)にある ドメインやメールの設定を触るため、専門家に任せるのが安心です
原因が分からない、何週間も届いていなかった すぐに専門家に相談し、届かなかった間の問い合わせの確認もあわせて依頼します

相談するときに伝えること

制作会社や保守会社に相談するときは、次のことを伝えると話が早く進みます。

  • お問い合わせページのURL
  • 誰に届いていないのか(会社・お客様・両方)
  • 送信したあとに出た表示の色と文言
  • いつごろから届いていないか、その前後に更新や変更をしたか

8. ソライルの保守での、フォームの見守り方

ソライルのホームページ保守では、WordPressのサイト向けのスタンダードプラン以上で、WordPress本体・プラグイン・テーマの更新と、更新後の表示確認を毎月行っています。
お問い合わせフォームは、会社のサイトでいちばん大切な入り口の1つです。
そのため、フォームについては次のことを大切にしています。

  1. 更新のあとに、フォームの表示と送信を確かめる
  2. メールの届き方に変わったことがあれば、原因を調べてお知らせする
  3. 迷惑メールへの対策が、正しい問い合わせまで止めていないかを確かめる
  4. 気になる点は、月次報告で分かる言葉でお伝えする

ソライルはお客様に2つのことをお約束しています。
毎月、必ずサイトを確認します。
毎月、月次報告をメールにてお送り致します。

月次報告はスタンダードプラン以上が対象で、ライトプランではオプションで追加できます。
「問い合わせが来ない」と気づく前に、「届いている」ことを確かめ続けることが、フォームのいちばんの守りだと考えています。

9. まとめ

  • まずは「誰に」届いていないのかと、送信したあとに出る表示で、原因を切り分ける
  • 緑の表示なのに届かないなら、迷惑メールへの振り分けや、送信元・ドメインの設定を疑う
  • 送信元にはお客様のアドレスを入れず、サイトと同じドメインのアドレスにする
  • 直したあとは、会社とお客様の両方に届くか、返信先が正しいかまで確かめる
  • 送られた内容の保存と、月1回のテストで、問い合わせの取りこぼしを防ぐ

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よくある質問

Q. 送信したあと「送信しました」と出るのに、メールが届きません。

A. フォームからの送信は成功しているため、迷惑メールのフォルダーに入っているか、送信元の設定やドメインの設定が原因で、受け取る側で止められていることが多くなります。
まずは迷惑メールのフォルダーを確かめ、次に送信元の設定を見直します。

Q. 自動返信のメールだけが届きません。

A. 「メール(2)を使用」にチェックが入っているか、送信先にお客様のメールアドレスの欄が入っているかを確かめます。
設定が正しい場合は、お客様の側で迷惑メールに入っていることがあります。

Q. 急に届かなくなりました。何も変えていないのですが。

A. 自動で行われた更新や、サーバーの仕組みの変更、メールを受け取る側の判定の変化が原因のことがあります。
いつから届かないかを確かめ、その前後に何があったかを洗い出すと、原因が見つかりやすくなります。

Q. WP Mail SMTPを入れれば、必ず届くようになりますか?

A. 届きやすくなることは多いですが、必ずではありません。
送信元の設定やドメインの設定に問題があると、SMTPに切り替えても迷惑メールに入ることがあります。

Q. 届かなかった間の問い合わせは、確かめられますか?

A. Flamingoなどで送られた内容を保存していれば、管理画面で確かめられます。
保存していなかった場合は、サーバーの記録に残っていることもあるため、専門家に相談してください。

Q. 確認画面をつけたいのですが、Contact Form 7でできますか?

A. Contact Form 7だけでは確認画面はつけられないため、追加のプラグインを使います。
確認画面つきのフォームについては、「MW WP Formの開発終了|使っているサイトがやることと、代わりのフォームの選び方」でも比べています。

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