ホームページのサーバー監視とは|死活監視・改ざん検知でわかること、無料でできる方法と任せる範囲
公開日:2026.09.29
- Webサイト保守

記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。
こんにちは、株式会社ソライルの波多野です。
「ホームページが表示されていない、とお客様から電話で言われて初めて気づいた」。「Googleの検索結果に、このサイトは危険です、と出ていた」。
どちらも、ホームページを見張っていなかったために、気づくのが遅れた例です。ホームページは、作ったあと、止まったり書き換えられたりしていないかを、誰かが見ている必要があります。それが、サーバー監視です。
この記事では、サーバーの専門家でない方に向けて、次のことをご案内します。
- サーバー監視で何がわかるのか(監視の種類)
- レンタルサーバー会社が見てくれること、見てくれないこと
- 無料のツールで、自分でできる監視
- 保守会社に任せると何が変わるか、選ぶときに確かめること
1. サーバー監視とは
サーバー監視とは、ホームページを載せているサーバーと、ホームページそのものが正常に動いているかを、機械が決まった間隔で自動的に確かめ、異常があれば人に知らせる仕組みです。
ホームページの場合、監視には次の種類があります。

| 監視の種類 | 何を確かめるか | 気づける異常 |
|---|---|---|
| 死活監視(外形監視) | 外からホームページにアクセスして、表示されるか | サーバーダウン、500エラー、表示が極端に遅い |
| リソース監視 | サーバーのCPU・メモリ・ディスクの使われ方 | アクセス集中や不具合による負荷の上がり方、容量切れ |
| 改ざん・マルウェア検知 | ファイルが勝手に書き換えられていないか、不正なプログラムが入っていないか | ホームページの改ざん、ウイルスの埋め込み |
| 証明書・ドメインの期限監視 | SSL証明書とドメインの有効期限 | 期限切れによる警告表示や、ホームページが消える事故 |
| ログ監視 | サーバーの記録に不審なアクセスがないか | 管理画面へのログイン攻撃、大量アクセス |
小さな会社のホームページで、まず必要なのは、上の2つです。「表示されているか(死活監視)」と「書き換えられていないか(改ざん検知)」。この2つがあれば、お客様に言われる前に気づけます。
2. 監視をしていないと何が起きるか
監視をしていないホームページで、実際に起きるのは、次のようなことです。
- サーバーが止まっていることに、お客様やお取引先からの連絡で気づく。止まってから数時間、場合によっては数日たっている
- ホームページが改ざんされ、Googleが「このサイトは危険です」と警告を出している。検索からの訪問が止まり、会社の信用にも傷がつく
- SSL証明書の期限が切れ、ブラウザに「保護されていない通信」の警告が出て、お問い合わせが減る
- ドメインの更新を忘れて、ホームページもメールも止まる
どれも、起きたこと自体より、「気づくのが遅れた」ことで被害が大きくなっています。監視の役割は、この「気づくまでの時間」を、数日から数分に縮めることです。
サーバーが止まる原因と復旧の考え方は「サーバーダウンとは。原因・対処法・予防策をとことん解説」、改ざんの確認と対処は「ホームページが改ざんされている?確認方法や対処法、防止策を紹介」の記事でご案内しています。
3. レンタルサーバー会社が見てくれること、見てくれないこと
「レンタルサーバーを借りているのだから、サーバー会社が見てくれているのでは」と思われる方が多いのですが、分担があります。
| 見ている人 | 見ている範囲 |
|---|---|
| レンタルサーバー会社 | サーバーの機械そのもの、ネットワーク、電源。会社全体の設備の障害 |
| 自社(または保守会社) | 自社のホームページが表示されているか、WordPressが正常か、ファイルが改ざんされていないか、証明書とドメインの期限 |
サーバー会社は、自社の設備が正常でも、お客様のホームページ1つ1つが表示されているかまでは見ていません。WordPressの不具合で500エラーになっていても、ファイルが改ざんされていても、サーバー会社からは連絡が来ないのが普通です。
つまり、「自社のホームページ」を見張るのは、自社の仕事です。ここを自分でやるか、保守会社に任せるかが、次の話になります。
4. 無料のツールで、自分でできる監視
専門知識がなくても、次の4つは無料でできます。

死活監視:外部の監視サービスを使う
UptimeRobot(アップタイムロボット)などの監視サービスは、無料プランでも5分おきにホームページへアクセスし、表示されなければメールで知らせてくれます。登録するのは、ホームページのURLと通知先のメールアドレスだけです。
無料プランの注意点は、確認の間隔が5分おきで、通知がメール中心であること、画面が英語であることです。それでも、「何もしていない」状態からは大きく前進します。
改ざん検知:Google Search Console の「セキュリティの問題」を見る
Google Search Console にホームページを登録しておくと、Googleがハッキングやマルウェアを検出したとき、「セキュリティの問題」のレポートに表示され、メールでも通知が届きます。これは、改ざんされてから気づくまでの時間を縮める、無料で確実な方法です。
ただし、Googleが検出できるのは、Googleが巡回して見つけられる範囲です。ファイル単位の改ざんをすぐに見つけるものではありません。
証明書・ドメインの期限:更新日をカレンダーに入れる
SSL証明書とドメインの期限は、レンタルサーバーやドメイン会社の管理画面で確認できます。自動更新の設定になっているかを確かめ、期限の1か月前にカレンダーの通知を入れておくだけで、「期限切れで止まる」事故は防げます。
自動更新には、登録しているクレジットカードの期限切れという落とし穴もあります。ドメイン管理の考え方は「ドメイン管理」の記事でご案内しています。
サーバー会社の障害情報ページを確認できるようにしておく
ホームページが表示されないとき、まず見るのは、サーバー会社の障害・メンテナンス情報のページです。自社の設定の問題か、サーバー会社側の障害かが、ここでわかります。URLを控えておくだけで、慌てる時間が減ります。
5. 監視は「気づいたあと」が本番
監視で異常に気づいても、直せなければ、止まったままです。実際には、次の対応が必要になります。
- サーバーダウンなら、原因が自社側かサーバー会社側かを切り分け、復旧を待つか、自分で直す
- 500エラーなら、直前に何をしたか(更新・プラグインの追加・設定の変更)から原因を探し、元に戻す
- 改ざんなら、バックアップから戻したうえで、侵入経路(古いWordPress・プラグイン・弱いパスワード)をふさぐ
WordPressの500エラーの直し方は「WordPressの500エラーの原因と直し方」、改ざんの入り口になる脆弱性は「WordPressの脆弱性」の記事でご案内しています。
無料の監視で「気づく」ところまでは自社でできます。「直す」ところに専門知識が要るため、監視と復旧をセットで保守会社に任せる、という選び方が出てきます。
6. 保守会社に任せると何が変わるか
保守会社のサーバー監視は、多くの場合、次の点が無料ツールと違います。
- 監視の間隔が短く、通知がメールだけでなく、担当者が直接動く
- 改ざん検知が、Googleの巡回待ちではなく、サーバー内のファイルの変化を直接見る
- 異常のあと、原因調査と復旧まで含まれる(夜間・休日の扱いは会社による)
- WordPressの更新やバックアップと組み合わせて、そもそも止まりにくく、改ざんされにくい状態を保つ
費用は、月額数千円から数万円で、多くは「サーバー保守」「ホームページ保守」の料金に含まれています。監視だけを単体で契約することは少なく、更新・バックアップ・復旧とセットになっているのが一般的です。相場は「ホームページ保守の費用相場」、サーバー保守の仕事内容は「サーバー保守・サーバー管理とは」の記事でご案内しています。
7. 保守会社を選ぶときに確かめること
監視について、契約の前に、次の点を確かめてください。
- 何を監視するのか(表示だけか、改ざんも見るか、証明書・ドメインの期限も見るか)
- 何分おきに確かめるのか
- 異常のとき、誰に、どうやって通知が来るのか(メール・電話)
- 通知のあと、復旧作業まで含まれるのか。含まれる場合、夜間・休日はどうなるのか
- 復旧のためのバックアップは、いつ、どこに取られているのか
「監視しています」とだけ書かれている場合は、この5つを聞いてみてください。答えが具体的であれば、実際に見ている会社です。
8. よくある質問
Q. サーバー監視は、小さな会社のホームページにも必要ですか?
A. 必要です。会社の規模より、「止まったときに誰が気づくか」の問題です。お客様からの連絡で気づく状態なら、無料の死活監視だけでも入れておくことをおすすめします。
Q. レンタルサーバー会社が監視してくれているのではないですか?
A. サーバー会社が見ているのは、自社の設備とネットワークです。お客様のホームページ1つ1つが表示されているか、改ざんされていないかは、見ていないのが普通です。
Q. 無料の監視ツールだけで十分ですか?
A. 「気づく」ところまでは、無料のツールでかなりできます。足りないのは、気づいたあとの「直す」部分です。自社で直せるなら無料で十分、直せないなら復旧まで含む保守を検討してください。
Q. 改ざんされているかどうかは、どうやってわかりますか?
A. Google Search Console の「セキュリティの問題」、検索結果の警告表示、見覚えのないページやリンクの出現が手がかりです。確実に見つけるには、サーバー内のファイルの変化を見る改ざん検知が必要です。
Q. 監視で異常が出たら、何をすればいいですか?
A. まず、サーバー会社の障害情報を見て、自社側かサーバー会社側かを切り分けます。自社側なら、直前に変えたことを元に戻すか、バックアップから戻します。自分で判断できないときは、触らずに保守会社や制作会社に連絡してください。
9. ソライルのサーバー監視
弊社のホームページ保守では、セキュリティソフトによる監視を行い、アラートが起きたときは、原因の調査と対策まで弊社が行います。監視だけでなく、WordPressの更新・定期バックアップと組み合わせて、止まりにくく、改ざんされにくい状態を保つのが弊社の考え方です。
- ライトプラン:月額6,600円(税込)。ドメイン・サーバーの保守が中心
- スタンダードプラン:月額14,300円(税込)。WordPressの更新・セキュリティ管理・定期バックアップと復旧
- プレミアムプラン:月額33,000円(税込)。スタンダードの内容に、コンテンツの編集代行
他社で制作したホームページも対応しています。「今、誰も見ていない」状態が気になる方は、お問い合わせからご相談ください。
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