SEO対策・ホームページの営業電話がかかってきたら|その場で聞く3つ、断り方の文例、検討してよい提案の見分け方、社内のきまり
公開日:2026.09.30 更新日:2026.10.07
- SEO
- Webサイト保守

記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。
こんにちは、株式会社ソライルの波多野です。
ホームページに電話番号を載せると、「SEO対策で1位にできます」「今のホームページは検索で損をしています」「Googleの代理店です」といった営業電話がかかってくるようになります。弊社のお客様からも、「これは受けるべき提案なのか」「どう断ればいいのか」というご相談をいただくことがあります。
営業電話そのものは、悪いことではありません。中には役に立つ提案もあります。困るのは、その場で判断する材料が無いまま、話を聞かされて、断りにくくなることです。この記事では、よくある提案の型、その場で聞く3つ、断り方の文例、検討してもよい提案の見分け方、社内のきまり、営業電話を減らす方法を、受付と経営者の両方が使える形でまとめます。
- よくある提案の型5つと、それぞれの実際
- その場で聞く3つ(会社名・サービスの中身・契約先)
- 断り方の文例(受付用・経営者用)
- 検討してもよい提案の見分け方と、契約前に確かめる5つ
- 社内のきまり3つ、営業電話を減らす方法、すでに契約している場合
よくある提案の型5つと、それぞれの実際
営業電話の提案は、おおむね次の5つの型に分かれます。それぞれ、事実としてどうなのかを添えます。
| 提案の型 | 電話での言い方の例 | 実際 |
|---|---|---|
| 順位の保証 | 「◯◯というキーワードで1位にできます」「上位表示を保証します」 | 検索順位は検索エンジンが決めるもので、誰も保証できません。順位を約束する提案は、その時点で慎重に |
| 現状の不安をあおる | 「今のホームページは検索に出ていません」「このままだと損をしています」 | 自社の順位は、Search Consoleで無料で確かめられます。電話の相手が言う「損」の根拠を、数字で示してもらう |
| 大手の名前を使う | 「Googleの代理店です」「Googleから依頼を受けて」 | Googleは公式に「検索で一番上に掲載されることは誰にも保証できない」「順位の保証やGoogleとの特別な関係を主張する業者に注意」と案内しています。広告の代理店と、検索順位は別の話です |
| 無料診断・無料掲載 | 「無料で診断します」「無料で掲載できます」 | 無料の診断のあとに、有料の契約(多くは長期・月額)の提案が続きます。無料の範囲と、その後の費用を先に聞く |
| 期限で急がせる | 「今月中なら初期費用が無料」「今日決めていただければ」 | 期限を理由に急がせる提案は、その場で決めない。良い提案なら、翌週でも同じ条件で受けられます |
どの型でも、電話の相手が「何を、いくらで、どの期間」提供するのかが、最初の電話ではほとんど語られません。次章の3つを聞くだけで、続きを聞くべきかが分かります。

その場で聞く3つ(会社名・サービスの中身・契約先)
電話を受けたら、話を聞く前に、次の3つを聞いてメモしてください。受付の方でも、経営者でも同じです。
| 聞くこと | 聞き方 | 答えで分かること |
|---|---|---|
| 1. 会社名・所在地・ホームページのURL | 「御社の正式な社名と、所在地、ホームページのURLを教えてください」 | 答えが曖昧、URLが無い、社名で検索しても出てこない場合は、そこで終える |
| 2. サービスの中身と費用・期間 | 「具体的に何をしてもらえるのか、月いくらで、契約期間は何か月か、教えてください」 | 「まずはお会いして」と中身を言わない場合は、資料をメールで送ってもらう。費用と期間が言えない提案は検討しない |
| 3. 契約先と支払い先 | 「契約と支払いの相手は御社ですか、別の会社ですか」 | リース会社・信販会社が出てくる場合は、長期の契約になることが多い(「ホームページのリース契約とは」を参照) |
3つとも答えが明確で、社名で検索して会社の実在と評判が確かめられたなら、資料を受け取って検討する価値があります。1つでも曖昧なら、次章の文例で断って構いません。
断り方の文例(受付用・経営者用)
営業電話は、断り方を決めておくと短く終わります。相手を責める必要はなく、事実だけを伝えます。
| 場面 | 文例 |
|---|---|
| 受付が受けたとき(担当につながない) | 「ホームページに関するご提案は、すべて担当者がメールで受け付けております。資料を info@(会社のアドレス)にお送りください。お電話ではお取り次ぎしておりません」 |
| 経営者が受けたとき(検討しない) | 「ホームページは信頼している会社に任せていますので、新しいご提案は受けておりません。今後のお電話も不要です」 |
| 内容は聞いたが、その場で決めない | 「資料をメールで送ってください。社内で確認して、必要なら折り返します。こちらから連絡しない場合は、見送りということでお願いします」 |
| 何度もかかってくる | 「以前もお断りしています。今後のお電話はご遠慮ください」(と伝えた日時と社名を記録する) |
「担当者がメールで受け付けている」と決めておくのが、いちばん効きます。電話で話を進めたい営業ほど、メールには送ってきません。送ってきた資料は、2章の3つと、5章の5つで判断できます。
検討してもよい提案の見分け方
営業電話の提案がすべて不要というわけではありません。次の条件がそろっていれば、検討してもよい提案です。
| 条件 | 確かめ方 |
|---|---|
| 自社の目的に合っている | 自社のホームページの目的(問い合わせ・採用・信用)と、提案が結びついているか。「順位」ではなく「問い合わせ」で語っているか |
| 中身と費用と期間が書面にある | メールか資料で、作業の内容・月額・契約期間・解約の条件が明記されている |
| 実績を確かめられる | 実績として挙げた会社のサイトを、自分で見て確かめられる(社名・URLが出せる) |
| 今の保守会社・制作会社に相談できる | 提案の内容を、今の保守会社・制作会社に見せて意見を聞ける。見せられない提案は避ける |
| 今すぐ決めなくてよい | 「今月中」「今日中」の条件が無い |
弊社のお客様には、「営業電話の提案は、まず弊社に転送してください」とお伝えしています。第三者が見れば、提案の中身が「今のサイトに必要なこと」なのか、「誰にでも同じ内容を送っているもの」なのかは、すぐに分かります。
契約前に確かめる5つ
検討することにした場合、契約前に次の5つを確かめてください。リース契約の記事と共通の型です。
| 確かめること | 聞き方 |
|---|---|
| 1. 契約の相手と支払い先 | 「支払い先は御社ですか、リース会社・信販会社ですか」 |
| 2. 中途解約の条件 | 「途中でやめたい場合、いくら払えば解約できますか」 |
| 3. 総額 | 「契約期間の総額はいくらですか。期間後の月額は」 |
| 4. 成果の測り方 | 「効果は何で測りますか。順位ですか、問い合わせ数ですか。報告は毎月ありますか」 |
| 5. 作業の中身と、ホームページへの変更 | 「自社のホームページを直接触りますか。ログイン情報を渡す必要がありますか。やめたとき元に戻せますか」 |
5は見落とされがちです。外部の会社にホームページの管理画面やサーバーのログイン情報を渡すと、契約が終わったあとも設定が残ったり、戻せなくなったりすることがあります。ログイン情報を渡す前に、今の保守会社に相談してください。
社内のきまり3つ
営業電話への対応は、人によって変わらないように、社内で3つ決めておきます。

| きまり | 内容 |
|---|---|
| 窓口を1つにする | ホームページに関する提案は、担当者1人がメールで受ける。受付は担当につながず、3章の文例で対応 |
| 折り返さない | 「担当から折り返します」と言わない。折り返すと、相手のリストで「見込みあり」になり、電話が増える |
| 記録する | 日時・社名・提案の型・対応を1行で記録する。同じ会社から続く場合、「以前お断りした」と言える |
このきまりを、受付の席に1枚で貼っておくと、その日から使えます。
営業電話を減らす方法
営業電話は、ホームページに載せた電話番号と、会社の登録情報(法人データベース・業種別の一覧)から集められています。ゼロにはできませんが、減らす方法はあります。
- ホームページの電話番号は、画像ではなく文字で載せつつ、「営業のお電話はお断りしています。ご提案はフォームからお願いします」の一文を問い合わせページに添える
- 問い合わせフォームに「お問い合わせの種類」を設け、「営業・ご提案」を選ばせる(メールで受ける窓口ができ、電話が減る)
- Googleビジネスプロフィールの電話番号は、受付の番号にし、経営者の携帯番号は載せない
- 迷惑メールが増えたときの対処は「会社のメールアドレスに迷惑メールが大量に届く原因と対処法」の記事にまとめています
すでに契約している場合
営業電話の提案を受けて契約したものの、効果が分からない、という場合は、次の順で確かめてください。
- 契約書(またはメール)で、作業の内容・月額・期間・解約条件を書き出す
- 「効果の報告」を求める。順位ではなく、Search Consoleの表示回数・クリック数と、問い合わせ数で
- 自社のホームページに、その会社が何を変えたか(ページの追加、リンク、設定)を、今の保守会社と一緒に確かめる
- 契約の相手がリース会社・信販会社なら、「ホームページのリース契約とは」の7章の手順で、自社の資産(ドメイン・データ・ログイン情報)を確保する
- 満了の条件(自動更新の有無・申し出の期限)を確かめ、続けるかどうかを数字で決める
外部リンクを大量に付けるなどの手法は、検索エンジンの評価を下げることがあります。心当たりがある場合は、今の保守会社に相談し、必要なら元に戻してもらってください。検索対策の基本は「SEO対策とは?初心者でもわかるSEO対策の基本Q&A」の記事でご案内しています。
ソライルにご相談いただく場合
弊社は、Webの困りごとをまとめてご相談いただける専門家として、ホームページの制作・保守・検索対策を、代表が直接お引き受けしています。営業電話の提案を受けたときは、資料を転送していただければ、「今のサイトに必要なことか」を第三者として見て、率直にお伝えします。必要以上の費用をおすすめしません。保守では、毎月、必ずサイトを確認して、作業の内容をご報告します。
「営業電話の提案が本当に必要か分からない」「すでに契約したものの、効果が見えない」という段階で構いません。「こんな状態なのですが、相談できますか」くらいの気持ちで、お問い合わせからお声がけください。初回のご相談は無料で、全国オンラインで対応しています。サービスの内容は「ホームページ保守」「Web集客コンサルティング」のページにまとめています。
よくある質問
Q. 「Googleの代理店」と名乗る電話は、本物ですか?
A. Googleは公式に「検索で一番上に掲載されることは誰にも保証できない」「Googleとの特別な関係を主張する業者に注意」と案内しています。Googleビジネスプロフィールの確認などでGoogleから電話が来ることはありますが、通話中に支払い情報を求めることはない、ともヘルプに書かれています。広告(リスティング広告)の代理店は存在しますが、それは検索順位とは別の話です。社名・所在地・URLを聞き、検索して確かめてください。
Q. 「1位にできます」と言われました。できるものですか?
A. 検索順位は検索エンジンが決めるもので、誰も保証できません。順位を約束する提案は、その時点で慎重に扱ってください。効果は「順位」ではなく「問い合わせ数」で測るものです。
Q. 断ったのに、何度もかかってきます。
A. 「以前お断りしています。今後のお電話はご遠慮ください」と伝え、日時と社名を記録してください。受付で「提案はメールで」と決めておくと、電話は減ります。
Q. 提案の内容が良さそうです。契約してもいいですか?
A. 4章の条件(目的に合う・書面がある・実績を確かめられる・今の保守会社に相談できる・急がされない)がそろっていれば、検討して構いません。契約前に5章の5つを確かめてください。
Q. 無料診断を受けるだけなら、問題ありませんか?
A. 診断の結果をもとに、有料の契約の提案が続くのが一般的です。受けるなら、「無料の範囲」と「その後の費用」を先に聞いてください。自社の順位や表示回数は、Search Consoleで無料で確かめられます。
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