社労士のWeb集客で質の高い顧客を獲得する方法
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記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ4,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。
こんにちは、WEB集客コンサルティング会社 株式会社ソライルの波多野です。
各士業の中で、税理士、行政書士の次に多い社労士は、2021年時点では全国で4万人以上登録されています。
手に職と言われていた時代から時が経ち、業務内容によってはその資格も人工知能に置き換えられる時代が来ています。社労士の業務も、決して他人ごとではありません。
社労士の業務行内のうち、1号業務となる保険などの書類作成や、帳簿作成を行う2号業務は、まさに人工知能による業務処理に移行できると言われているものの一つです。
1号業務と2号業務は社労士の資格をもつ者しか対応できない独占業務ですが、業務内容としては定型的な面もあるためでしょう。
そのため、今後社労士としての依頼を絶やさないためにも戦略的な集客を行ない、更により質の高い顧客を獲得していくことが大切です。
そこで今回は、社労士のWeb集客でおすすめの方法と、ただ集客するのではなく、質の高い顧客を獲得するための方法についてご紹介します。
なお、ソライルではWeb集客の初心者の方でもしっかりと学んで実践に活かすことができるオンライン学習教材もご用意しています。
もしこのコラムを読んでもっと学んでみたい、自分自身でWeb集客を行なってみたいと思った場合はぜひお問い合わせください。
目次
社労士のWeb集客を成功させるためのポイント
社労士の集客にも、今やWeb集客は欠かせません。しかし、Web集客は適当に行っても成功しません。
きちんと成功させるためのポイントをおさえて実施することが大切です。
まずは、社労士のWeb集客を成功させるためのポイントについて、特に重要な6つのポイントをご紹介します。
強みを明確にする
まずは自身の強みを明確にすることが大切です。社労士の業務範囲はとても広く、専門性を必要とします。
しかし、その中でも特にどの分野を得意としているのかをより明確に打ち出すことで、競合となる他の社労士との差別化を図ることができます。
就業規則や労働者名簿、賃金台帳といった帳簿書類等の作成や代行申請を専門的に請け負いたいのか、あるいは、就業規則や賃金制度の改定、労使トラブルの解消といったコンサルティング業務を得意とするのかなど、Web集客を行なう際に打ち出す強みを整理しましょう。
強みを明確にすることで、その業務を依頼したいと考えている顧客から選んでもらえる可能性が高まります。
実績を明確にする
これまで請負ってきた業務を明確に打ち出すことで、これから社労士に依頼をしたいと考えているユーザーに安心感を与えることが出来ます。
例えば大手企業の案件を担当していたり、これから相談をしたいと考えている業務の依頼実績が表記されていたりすることにより、安心して任せることが出来そうだと思ってもらえるためです。
実績は、企業名や担当者、対応内容の詳細などが掲載されていればいるほど良いです。実績の多さは、信頼度にも繋がります。
ターゲットを明確にする
Web集客でどのような顧客を集めたいと考えているのか、ターゲットを明確にしましょう。
・大手企業をターゲットとするのか、中小企業をターゲットとするのか
・1号業務~3号業務のうち、どの業務を依頼したいと考えているユーザーを集めたいのか
・どのエリアにある企業にアプローチしたいのか
など、ターゲットは細かければ細かいほど、Web集客で成功しやすくなります。
特に業務内容については、より細かいキーワードで集客をかけることが重要になるため、強みを整理する際に細かな業務内容まで落としこんでおくと、ターゲットを設定する際に役立ちます。
時流に合わせた打ち出しをする
社労士の業務には、時流も大きく影響します。
例えば、健康保険や厚生年金保険等の算定基礎届の時期、労働保険の概算保険料申告の時期など、それぞれに対応すべき時期があります。
また、他の士業と同様に、法改正により対応すべき内容や方法が変わることもあるため、最新の情報にあわせた打ち出しも大切です。
こういった季節や改正に関するトレンドにあわせた内容での打ち出しをいち早く行っていくことも、常に最新の情報を求めるWeb集客では有効です。
逆に、ホームページがあるのに最新の情報発信がなく、さらには古い情報しか掲載されていない場合、マイナスの印象を与えることになるので注意してください。
料金を明確にする
社労士に限らず、各士業へ初めて依頼を行なう場合、相場がわからず不安に感じているユーザーは少なくありません。
そのため、料金が明確に表示されていると、Web集客では問い合わせに繋がりやすいと言えます。
効果測定と運用を繰り返す
紙媒体などの広告や看板広告と違い、Web集客の最大の強みの一つは、効果測定が明確に行えるという点です。
どのWeb集客広告からアクセスがあったユーザーなのか、どのWeb集客からの効率が最も良いのかなど、成果状況を確認することが出来ます。
効果測定を行って、成果の良いWeb集客はさらに施策を増やし、効果が上がらないWeb集客は施策内容を変えたり、場合によってはやめたりと言った決断を行なえば、無駄な費用をかけずに済みます。
ただし、先週は成果が出ていたけれど、今週に入ってから急に成果が上がらなくなったということもWeb集客では珍しくありません。
なぜ急に成果が出なくなったかは、その時々により様々ですが、競合が新たな施策を仕掛けていたり、自社の広告にエラーが発生していたりといったように色々な原因が考えられるため、定期的にチェックをすることは必須です。
正しい効果測定を行なえば、必ず成果に繋げていくことが出来るので、Web集客を行なうのであれば効果測定は必須です。
社労士のWeb集客におすすめの方法
次に、社労士がWeb集客を行なう際、特におすすめの方法についてご紹介します。
Web集客は、自身のカラーに合う合わないもありますが、基本的には一つに集約するよりは、複数の集客を行なうことをおすすめします。
例えば、先週はSNSからの問い合わせが多かったのに、今週に入りぱったりなくなってしまったといったこともあるからです。
複数のWeb集客を行なうことにより、成果が上がらなくなってしまった広告があっても別のルートからの集客があれば完全にゼロになってしまうリスクを避けることが出来ます。
複数のWeb集客を並行して行い、その中で成果の良いモノとそれなりのモノで強弱をつけると良いでしょう。
リスティング広告
リスティング広告は、Googleなどの検索結果の画面上部に表示される広告枠のことです。
広告枠なので、有料での出稿となります。
ユーザーが検索エンジンで情報検索を行うと、検索結果ではWebサイトのURLの前に「広告」と表示されるため、見るとすぐに広告なのだとわかります。
そのため、この後にご紹介するSEOと呼ばれる自然検索よりもクリックされる確率は低いと言えます。
ただし、リスティング広告は検索されたキーワードと関連のある広告を表示するため、ニーズが明確な顕在層にいち早くアプローチすることが出来ます。
ユーザーが欲しい情報にマッチした広告出稿を行えば、十分に効果を発揮できる可能性があります。
ここで、先の項でお伝えした「ターゲットを明確にする」「時流に合わせた打ち出しをする」が生きてくるというわけです。
ターゲットを明確にすれば、今欲しい情報を探しているユーザーにぴったりの情報を提供できるため、クリックしてもらえる確率が格段に上がります。
また、リスティング広告のメリットは、SEOとは異なり、開始するとすぐに結果を出すことが出来るという点です。
ただし、広告出稿料が発生しますので、やり続ければそれだけ費用がかさみます。
そのため、SEOの効果が出るまではSEO対策と並行して行うのがおすすめです。
■リスティング広告を活用する秘訣
・ターゲットとなるユーザーがどのようなキーワードで検索を行うか、しっかり吟味してから施策を行いましょう。
・リスティング広告用に作成するWebページは、わかりやすく明確で、すぐに問い合わせをしたくなるような内容を意識しましょう。
公式SNSの運用
公式SNSとは、自社のアカウントを取得して、そのSNSを運用することです。
日本のSNS利用者は年々増えています。
2022年末には 8,270 万人に達する見込みという調査結果が発表されており、その普及率は国内ネットユーザー全体の82%です。
これだけ多くの利用者を有するSNSは、今やWeb集客には欠かせないと言えるでしょう。
SNSには以下のようなものがあります。
・Facebook
・Twitter
・LINE
・Instagram
・YouTube
公式SNSは、無料でアカウントの取得・運用をすることができます。
内容によっては拡散してもらえる効果も期待できるため、その可能性は無限大です。
SNSは、フォロワーやチャンネル登録者が増えれば増えるほど効果的なので、ユーザーにとってためになると思ってもらえるような情報発信が重要です。
この社労士のSNSはためになる情報を発信してくれる→相談しやすそう、信頼できそう
といったイメージアップを図ることが出来るのも、SNSの強みです。
顕在層だけではなく、今後社労士への相談をする可能性がある潜在層に働きかける役割も担うことができるのも公式SNSの強みです。
■SNSを活用する秘訣
・配信する内容を吟味することが大切です。ユーザーが何を求めているかを考えて発信し、フォロワーやチャンネル登録者数を増やしましょう。
・フォロワーを増やすためには、日々地道な配信が必要です。すべてのSNSを利用すると手間がかかるため、社労士を探しているターゲットが利用するSNSから始めるのがおすすめです。
・社労士が直接顔を出して情報発信をすることで親近感が湧いて集客に繋がる場合もあるので、YouTube動画出演などが得意な社労士は、コンテンツの一つとして取り組んでみるのも手です。
SNS広告
先にご紹介したSNSは、自社で運営する公式アカウントであるのに対し、SNS広告とはInstagramやFacebookなど、ソーシャルネットワークサービスに有料で出稿する広告のことを指します。
SNSを利用しているユーザーが多いため、SNS広告も正しいターゲット広告をうつことで社労士を探しているユーザーの獲得が期待できます。
SNS広告には以下のようなものがあります。
・Facebook
・Twitter
・LINE
・Instagram
・YouTube
少額の広告費で出稿することが出来、内容によっては多くの人に拡散してもらえる場合もあります。
また、ターゲットをしっかりと定めることで無駄な出費を抑えることができます。
■SNS広告を活用する秘訣
・SNSを見ているユーザーの現在地や年齢層など、様々な属性で絞って広告出稿を行うことができるので、どのようなユーザーにアプローチしたいかをしっかり考えましょう。
・動画や画像などを活用してユーザーの目に留まりやすい内容にすることも重要です。
MEO対策
自宅や会社の近くに事務所のある社労士に相談をしたいと考えているユーザーを集客する際に、強みを発揮するのがMEO対策です。
MEOは、Google Mapの検索結果で上位表示させるために最適化をはかることで、別名「ローカルSEO」とも呼ばれています。
ユーザーの現在地、あるいはユーザーが入力した地域名+社労士などキーワードから情報を表示することができます。
住まいや会社などの近くに拠点を構えている社労士に相談に行きたいと思い、場所を特定して社労士の検索を行なっているユーザーに、ピンポイントでアプローチすることができます。
■MEOを活用する秘訣
・「名前」「住所」「電話番号」の3つをしっかりと入力し、自社のホームページやSNSなどの情報と全く同じ内容にすることが大切です。表記ゆれはNGです。
・MEOでは口コミも問い合わせをもらうための重要な判断要素になるので、良い口コミを集める努力が必要です。
MEO対策については、以下のコラムで詳しくご紹介していますのでぜひあわせてお読みください。
あわせて読みたい
→MEO対策は地域密着型の事業に最適!SEOとの違いとは?
SEO対策
ブラウザで欲しい情報を検索する「自然検索」からの流入の代表が、「SEO」です。
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略です。
GoogleやYahoo!の検索結果で自社のホームページを上位にランクインさせられるよう施策を行うことで、見込み客となるユーザーにクリックしてもらう機会を増やし、訪問してもらえるようにします。
例えば「社労士 相談」といったようなキーワードで検索をした際に、上位に表示させるのがこのSEO対策です。
検索結果で1ページ目の上位に表示されれば多くのユーザーが自社のホームページに訪れてくれるようになるため、とても重要な対策と言えます。
今まさに社労士に相談をしたい、依頼をしたいと考えている顕在層だけではなく、これから社労士が必要と考える可能性のある潜在層に働きかけるコンテンツの作成なども有効なので、ペルソナ設定のもとターゲットごとに企画を考え、発信すると良いでしょう。
SEO対策は、自社内で行えば無料で対策を講じることができますが、その対策を行うためにはSEOに関する様々な知識を身に着けること、そして継続して地道に対策し続けることなどが求められます。
しかし、時間がかかってもWeb集客には欠かせない施策であり、また、うまく対策を講じることができれば、広告費をかけずに自社の好きなタイミングで良質なユーザーを集客することができるようになるためやる価値は十分にあります。
ターゲットを明確に絞ることで、依頼を受けたい内容に合うユーザーを獲得できるのもSEOの強みです。
■SEOを活用する秘訣
・ターゲットとなるユーザーがどのようなキーワードで検索を行うか、しっかり吟味してから施策を行いましょう。
・自身が発信したい一方的な内容ではなく、ユーザーが求めている情報を発信するコンテンツ作成を行うことを意識しましょう。
SEO対策については下記コラムでご紹介していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
あわせて読みたい
→SEO対策とは?初心者でもわかりやすいSEO対策の基本Q&A
ポータルサイトサービスへの登録
社労士の検索が行えるポータルサイトも、使い方によっては有効です。
社労士が多数登録されているポータルサイトを見ることで簡単にお目当ての社労士を検索することができるため、ユーザーにとっては便利なサイトと言えます。
社労士検索の代表的なポータルサイトには以下のようなものがあります。
社労士サーチ.com(https://sr-search.com/)
全国有名社会保険労務士事務所880選(http://e-sharoshi.info/)
@社労保険労務士(http://www.sharosi.net/)
比較ビズ(https://www.biz.ne.jp/lassa/)
【厳選】社会保険労務士相談ドットコム(https://sharoushi-pro.com/)
登録を行うだけなので、SEOのようにコンテンツをゼロから作成したり、リスティング広告のようにページの作成を行なったりする必要がない分、気軽に始められます。
ただし、基本的には多くの社労士の中から選んでもらわなければならず埋もれてしまう場合も多いこと、また費用がかかるサイトもあるため費用対効果をみながら登録を行うことが必要です。
■社労士検索のためのポータルサイトを活用する秘訣
・他の社労士と比較した時に、この社労士に相談をしたい、依頼をしたいと思ってもらえるよう掲載内容を魅力的に見せる工夫をしましょう。
質の高い顧客を獲得するために欠かせないこと
Web集客は、方法を間違えなければ必ずユーザーを集めることができます。しかし、集客ができたとしても、成果に繋がる顧客とならなければ意味がありません。
Web集客に限らず、集客を行なう上で重要なのは、いかに質の高い優良な顧客を獲得することができるか=契約に繋げることができるかです。
より自身の強みを活かし、確実に依頼に繋げることが出来る集客を行なうためのポイントについてご紹介します。
社労士としての専門性の打ち出し
社労士のWeb集客を成功させるためのポイントとして、「強みを明確にする」ことをご紹介しました。
この強みを、社労士の幅広い業務の中でも、特に専門分野として強みがあることをアピールすると、まさにその内容で相談をしたいと考えているユーザーに一層刺さりやすくなります。
幅広く色々な業務を受けられる社労士が、魅力がないわけではありません。
しかし、より自身が相談したいと思っていることを専門性高く打ち出している社労士がいれば、やはりそちらに依頼をしたいと思いませんか?
専門性の打ち出しは、一見間口を狭めてしまうように感じるかもしれません。
ですが、より具体的な打ち出しをすることで、双方の需要が一致する確率が高まるため、求めているユーザーを獲得しやすく、依頼にも繋がりやすくなるのです。
対応する社労士の人物像を見せる
あらかじめどんな社労士なのかがわかっていれば、ユーザーは安心して問い合わせができます。
そして、どんな社労士かがわかって問い合わせをしているということは、この社労士に依頼をしたいと思い問い合わせをしている可能性がより高くなります。
そのため、その後の契約にも結び付けやすくなり、結果的に質の高い顧客を獲得することに繋がる効果があります。
例えば、SNSや自社のホームページで情報発信を行なう際には、発信している社労士が自ら顔を出して情報提供をしてみるのも良いでしょう。
直接会ったことがなくても、日頃からよく見ている社労士であれば自然と親近感をもってもらいやすくなります。
もしも自ら表に出て情報発信をすることに抵抗がなければ、積極的に露出を行なうのも戦略としては有効です。
社労士のWeb集客で質の高い顧客を獲得する方法、まとめ
社労士のWeb集客は、いかに専門性を打ち出せるか、そして、相談してみようと思ってもらえる情報を発信できるかが肝になります。
そのため、社労士自らが情報発信をすることが、ユーザーの信頼度を上げられるためおすすめです。
ただ闇雲に集客を行なうのではなく、確実に契約に繋げられるWeb集客を行なえるよう、きちんとポイントをおさえて一つ一つの施策を行うことが大切です。Web集客の正しい知識を身に着けて、着実に成果に繋げていきましょう。
もしもWeb集客を行うための具体的に必要な知識を持ち合わせているメンバーがいないけれど、これから自社でWeb集客を行っていきたいと考えている場合は、ぜひソライルにご相談ください。
ソライルでは、これまで様々なWebサイトの集客に携わってきたノウハウを詰め込んだオンライン学習教材をご用意しています。
誰でもわかりやすくWeb集客について学ぶことができるため、Webに関する知識がないと言う方でもWeb集客に関する実践で使える知識をしっかりと身に着けることが可能です。
WebマーケティングやWeb集客を内製化したい中小企業の経営者の方、WEB制作会社の経営者、Webデザイナー、Webマーケティング担当者などからも好評を得ているのでおすすめです。
今、Web集客にお困りの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
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