エステサロンもWeb集客が欠かせない時代!方法と重要なポイント
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記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ4,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。
こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。
2022年8月現在、人気エステサロンのポータルサイトで東京都全体のエステサロンを検索すると、なんと8,000軒以上の店舗がヒットします。
エステサロンも様々な種類がありますが、ユーザーはこの膨大な店舗の中から自分の目的に合うサービスが受けられるお店をピックアップするわけです。
そして、そのピックアップ方法は、Web検索やSNSなどのいわゆるWeb集客からが大半となります。
数年前まではフリーペーパーなどが主流だったエステサロンの集客は、完全にWeb集客にシフトしました。そのため、自社のエステサロンの集客を考える上で、今やWeb集客は欠かせません。
では、Web集客とは具体的にどのようなことを行なえば良いのでしょうか。
Web集客には様々な方法があり、さらにエステサロンにはエステサロンに向いているWeb集客方法があります。
そこで今回は、エステサロンにお客様を呼び込むためのWeb集客の方法と、実践する上で重要なポイントについて解説します。
もしも自社のエステサロンへのWeb集客を自分たちで行いたいと考えている場合は、ぜひ最後までお読みください。
なお、ソライルではWeb集客の初心者の方でもしっかりと学んで実践に活かすことができるオンライン学習教材もご用意していますので、もしこのコラムを読んでもっと学んでみたいと思った場合はぜひお問い合わせください。
目次
エステ業界もWeb集客が欠かせない理由
エステサロンは開業にあたり資格が必要なく、法人化しなくても良いため、個人から大手まで様々な店舗があります。
しかし、開業から1年経たずに倒産するサロンはなんと60%と言われています。10年間営業を継続しているエステサロンは、およそ10%といわれるほど厳しい業界です。
その原因は、多数あるエステサロンの中から自社サロンを選んでもらうことができない、集客することができない店舗が多いためと考えられます。
つまり、多くのエステサロンの中でいかにお客様に来てもらえるよう集客出来るかが、サービスを継続していく上でとても重要です。
そして集客を行なう上で今や業界を問わず最も重要な施策のひとつが、Web集客です。
総務省の調査によると、情報検索のためにWebを利用するユーザーは全体で76.4%となっています。さらに20代~50代までの年代別で見ても、すべての年代が80%を超える利用率です。
今や情報検索を行なう際にWebは欠かせない存在であり、それはエステサロンの情報検索でも同様であると言えるでしょう。そのため、エステ業界でもお客様を呼び込むためにWeb集客を行なうことは必須なのです。
参考:総務省「インターネットの利用状況 第2部 基本データと政策動向(令和3年版)」
エステサロンがWeb集客を行なう前に考えるべき重要なポイント
エステサロンがWeb集客を考える際、まずは必ず考えるべき重要なポイントが3つあります。
Web集客はただ闇雲に行っても成功しません。そのため、これからご紹介する3つのポイントについて、必ず事前に熟考した上で施策をスタートすることがWeb集客を成功させるカギとなります。
ユーザーが求めているものは何かを考える
まずは、エステサロンを探しているユーザーが、何を求めてエステサロンを探しているのかを考えましょう。
エステサロンを探す際、そのユーザーは何かを解決したい、あるいはどこかに満足感を得たいといった何らかの「探す理由」があるはずです。
例えば、
・痩身を目的としたサロンを探している
・リラックスできるサロンを求めている
・ブライダルメニューを探している
など、ユーザーによりエステサロンに求めるポイントは異なります。
このエステサロンを「探す理由」が、Web集客を行なう際に重要な「キーワード」となります。そして、この「キーワード」と、自社のエステサロンが提供している「サービス内容」が一致していることが大切です。
更に、ユーザーが求めていることが、例えば第一目的の「ブライダルメニュー」だけとは限りません。そこには、プラスαの希望として、「リラックスしたい」などの第二、第三の目的が加わっている場合があります。
Web集客では、一つの目的だけでなく、ユーザーが何を求めているのか、そのすべてを把握しておくことが大切です。
競合が何を打ち出しているかを調査する
次に、自社の競合となるエステサロンがどのような内容を打ち出しているかを調査しましょう。
ユーザーがエステサロンを検索する際、必ずいくつかのサロンを見て、比較検討します。そのため、比較された際に、自社のエステサロンのほうが満足度が高そう、自分の目的を満たしてくれそうだと思ってもらうことが必要です。
そのためには、競合他社が何を打ち出していることを知り、それよりも上回っている情報提供を行うことがWeb集客を成功させるポイントとなります。
自社のエステサロンの強みを考える
最後に、自社のエステサロンの強みを考え抜きましょう。
単に「ブライダルメニューがあります」という打ち出しだけでは強みになりません。
自社のエステサロンに通うことで、ユーザーにとってどのくらいの満足度が得られるのかを具体的に提示することが重要です。そして、それが他社と比較した時に、「このサロンのほうが効果が高そうだ」「満足できそうだ」と感じてもらうことが大切です。
そのためには、自社サロンの強みが具体的にどのようなところにあるのかを明確に打ち出す必要があります。あいまいな表現や、ありきたりなサービス内容では「このエステサロンに行きたい」と思ってもらえません。
多くのエステサロンの中から選んでもらうための強みを、明確に打ち出せるようしっかりと考えましょう。
エステサロンが行うべきWeb集客方法
Web集客を行なう前の自社の強みや競合他社の調査が終わったら、次は具体的にWeb集客を行ないましょう。
Web集客には様々な方法がありますが、ここではエステサロンに効果的なWeb集客の方法6選をご紹介します。
MEO対策
自分の住まいや会社の近くにあるエステサロンを探しているユーザーを集客する際に、強みを発揮するのがMEO対策です。
MEOは、Google Mapの検索結果で上位表示させるために最適化をはかることで、別名「ローカルSEO」とも呼ばれています。
ユーザーの現在地、あるいはユーザーが入力した地域名+エステなどのキーワードから情報を表示するため、場所も特定してエステサロンを探しているユーザーにピンポイントでアプローチすることができます。
■MEOを活用する秘訣
・「名前」「住所」「電話番号」の3つをしっかりと入力し、自社のホームページやSNSなどの情報と全く同じ内容にすることが大切です。表記ゆれはNGです。
・MEOでは口コミも問い合わせをもらうための重要な判断要素になるので、良い口コミを集める努力が必要です。
エステサロンは直接店舗に行くため、地図から検索できるMEO対策は欠かせない施策です。Web集客を考える際、最初に取り組むことをおすすめします。
MEO対策については、以下のコラムで詳しくご紹介していますのでぜひあわせてお読みください。
あわせて読みたい
→MEO対策は地域密着型の事業に最適!SEOとの違いとは?
公式SNSの運用
公式SNSとは、自社のアカウントを取得して、そのSNSを運用することです。
総務省の調査によると、今や7割以上の人がSNSを利用しており、年代別では20代が9割以上、30代、40代は8割以上の利用率という結果になっています。このことからもわかるように、今やWeb集客においてSNSも欠かせない情報発信ツールであり、集客ツールと言えます。
SNSには以下のようなものがあります。
・Instagram
・Facebook
・Twitter
・YouTube
・LINE
こちらは無料で実施することができます。
内容によっては拡散してもらえる効果も期待できます。SNSは、フォロワーやとチャンネル登録者が増えれば増えるほど効果的です。
■SNSを活用する秘訣
・配信する内容を吟味することが大切です。ユーザーが何を求めているかを考えて発信し、フォロワーやチャンネル登録者数を増やしましょう。
・フォロワーを増やすためには、日々地道な配信が必要です。すべてのSNSを利用すると手間がかかるため、自社のエステサロンがターゲットとするユーザーが利用しそうなSNSから始めるのがおすすめです。
SNS広告
SNS広告とは、InstagramやFacebookなど、ソーシャルネットワークサービスに有料で出稿する広告のことです。
SNS広告には以下のようなものがあります。
・Instagram
・Facebook
・Twitter
・YouTube
・LINE
少額の広告費から出稿することが出来、内容によっては多くの人に拡散してもらえる場合もあります。また、ターゲットをしっかりと定めることで無駄な出費を抑えることができます。
■SNS広告を活用する秘訣
・SNSを見ているユーザーの現在地や年齢層など、様々な属性で絞って広告出稿を行うことができるので、どのようなユーザーにアプローチしたいかをしっかり考えましょう。
・動画や画像などを活用してユーザーの目に留まりやすい内容にすることも重要です。
先にご紹介したとおりSNSの利用率が7割を超えている今、SNS広告を目にする人の数も増えています。ターゲットを絞ってしっかり活用することで、目的に合うユーザーの集客を行なうことができるでしょう。
SEO対策
ブラウザで欲しい情報を検索する「自然検索」からの流入の代表が、「SEO」です。
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略です。
GoogleやYahoo!の検索結果で自社のホームページを上位にランクインさせられるよう施策を行うことで、見込み客となるユーザーにクリックしてもらう機会を増やし、訪問してもらえるようにします。
例えば「ブライダルエステ」「痩身 エステ」といったようなキーワードで検索をした際に、上位に表示させるのがこのSEO対策です。検索結果で1ページ目の上位に表示されれば多くのユーザーが自社のホームページに訪れてくれるようになるため、とても重要な対策と言えます。
この対策を行なう上でも、先にご紹介した「ユーザーが何を求めているか」を明確にしておくことが、SEOを成功させるかどうかを大きく左右すると言っても過言ではありません。
SEO対策は、自社内で行えば無料で対策を講じることができますが、その対策を行うためにはSEOに関する様々な知識を身に着けること、そして継続して地道に対策し続けることなどが求められます。
しかし、時間がかかってもWeb集客には欠かせない施策であり、また、うまく対策を講じることができれば、広告費をかけずに自社の好きなタイミングで良質なユーザーを集客することができるようになるためやる価値は十分にあります。
ターゲットを明確に絞ることで、自社エステサロンの施術内容を求めている顧客を獲得できるのもSEOの強みです。
■SEOを活用する秘訣
・ターゲットとなるユーザーがどのようなキーワードで検索を行うか、しっかり吟味してから施策を行いましょう。
・自身が発信したい一方的な内容ではなく、ユーザーが求めている情報を発信するコンテンツ作成を行うことを意識しましょう。
SEO対策については下記コラムでご紹介していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
あわせて読みたい
→SEO対策とは?初心者でもわかりやすいSEO対策の基本Q&A
リスティング広告
リスティング広告は、Googleなどの検索結果の画面上部に表示される広告枠のことです。広告枠なので、有料での出稿となります。
ユーザーが検索エンジンで情報検索を行うと、検索結果ではWebサイトのURLの前に「広告」と表示されるため、見るとすぐに広告なのだとわかります。そのため、SEOよりはクリックされる確率は低いと言えます。
ただし、リスティング広告は検索されたキーワードと関連のある広告を表示するため、ニーズが明確な顕在層にいち早くアプローチすることが出来ます。ユーザーが欲しい情報にマッチした広告出稿を行えば、十分に効果を発揮できる可能性があります。
ここでも、SEOと同様にユーザーがどのようなキーワードで情報を検索しているかが活かされます。
リスティング広告のメリットは、SEOとは異なり、開始するとすぐに結果を出すことが出来ると言う点です。ユーザーニーズに合っていて、なおかつよりピンポイントなキーワードを選択して出稿すれば、今まさにエステサロンを探しているユーザーにリーチできます。
ただし、広告出稿料が発生しますので、施策を続ければそれだけ費用がかさみます。そのため、SEOの効果が出るまで、SEO対策と並行して行うのが良いでしょう。
■リスティング広告を活用する秘訣
・ターゲットとなるユーザーがどのようなキーワードで検索を行うか、しっかり吟味してから施策を行いましょう。
・リスティング広告用に作成するWebページは、わかりやすく明確で、すぐに問い合わせをしたくなるような内容を意識しましょう。
エステサロンポータルサービスへの登録
エステサロンのポータルサービスには、以下のような登録サイトがあります。
ホットペッパービューティー
楽天ビューティ
OZmall
エキテン
エステサーチ
cosme サロン
Beauty alluxe web
リフナビ
Beauty Park
ジモティー
代表的なところでは、大手が運営しているホットペッパービューティーや楽天ビューティでしょう。
エステサロンのポータルサービスには、登録が無料のサイトもあれば、有料のサイトもありますので、自社の予算にあわせて選択をすると良いです。
登録行えばユーザーに自社のエステサロンを知ってもらうきっかけになるため、予算に余裕があれば活用次第で集客の幅が広がるので、他の集客方法と並行して活用するのがおすすめです。
エステサロンがWeb集客を行う際に注意すべきこと
エステサロンがWeb集客を行なう際、その掲載内容や表記方法について注意すべきことがあるので最後にご紹介します。
エステ業界ガイドライン
日本エステティック振興協議会は、ユーザーに対し、より安心・安全なサービスを提供するエステティックサロンを目指し、業界自主基準を設けています。
Web集客を行なう際には、ユーザーに誤解を与えないよう、ガイドライン「エステティック業統一自主基準」の内容を確認した上で内容作成を行うよう注意しましょう。
参考:日本エステティック振興協議会「統一自主基準改訂版発刊」
薬機法・医師法違反
エステは医療とは違います。そのため、医学的な影響を与える行為そのものが禁止されています。
「治療」「診断」といった、医療行為にあてはまるような内容についての記載はNGです。
痩身エステやシミ・しわについてのエステ表記などは特に注意が必要です。薬機法などに違反していないか、確認をしながらテキスト記載を行ないましょう。
景品表示法
「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」は、本来の効果を誇張して記載したり、根拠のない情報を「業界NO.1」と記載したりする優良誤認を規制する法律です。
また、いつも1万円で提供しているサービスを、「今だけ1万円でご提供」といった有利誤認にあたる記載も禁止です。
景品表示表も違反がないよう、その内容をしっかりと理解した上でテキスト記載を行ないましょう。
参考:消費者庁「景品表示法」
エステサロンもWeb集客が欠かせない時代!方法と重要なポイント、まとめ
良いエステサービスを提供していても、ユーザーに見つけてもらえなければ営業を続けていくことは難しい時代です。
長きにわたり愛される店舗となるためにも、多くのエステサロンの中から自社のエステサロンを選んでもらえるよう、まずはWeb集客に力を注ぎましょう。そして、一度店舗に足を運んでくれたお客様には再び来店してもらえるよう、本来の得意分野であるサービス力をしっかりとアピールしていきましょう。
Web集客は簡単ではありませんが、しっかりとポイントを掴んで着実に実践していくことで必ず集客につなげていくことができます。
もしもWeb集客を行うための具体的に必要な知識を持ち合わせているメンバーがいないけれど、これから自社でWeb集客を行っていきたいと考えている場合は、ぜひソライルにご相談ください。
ソライルでは、これまで様々なWebサイトの集客に携わってきたノウハウを詰め込んだオンライン学習教材をご用意しています。
誰でもわかりやすくWeb集客について学ぶことができるため、Webに関する知識がないと言う方でもWeb集客に関する実践で使える知識をしっかりと身に着けることが可能です。WebマーケティングやWeb集客を内製化したい中小企業の経営者の方、WEB制作会社の経営者、Webデザイナー、Webマーケティング担当者などからも好評を得ているのでおすすめです。
今、Web集客にお困りの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
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