ホームページの表示が遅い原因と対処法|どこから手をつければいいか
公開日:2026.09.15
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- Webサイト保守

記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。
こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。
「うちのホームページ、開くのが遅い気がするんです」。ご相談のなかで、ときどき出てくる話です。気にはなっているのに、どこが悪いのか分からない。ある業者には「サーバーを替えましょう」と言われ、別の人には「プラグインが多すぎます」と言われる。どれが本当か判断できないまま、そのままになっている。
表示の速さは、見た目より大事です。待たされた訪問者は、内容を読む前に帰ってしまいます。Googleも表示速度を検索順位の要素のひとつにしています。そして遅さの原因は、実はそれほど種類が多くありません。この記事では、原因を4つに切り分けて、どこから手をつければいいかをお伝えします。
まず、遅いかどうかを数字で確かめる
自分のパソコンで開いて「そんなに遅くない気がする」は、当てになりません。何度も開いているパソコンには表示データの控え(キャッシュ)が残っていて、初めて来る訪問者よりずっと速く表示されるからです。
確認には、Googleが無料で提供しているPageSpeed Insightsを使います。ページのURLを入れるだけで診断が出ます。見るのは「携帯電話」のほうの結果です。いまホームページを見る人の多くはスマートフォンからで、Googleの評価もスマートフォン基準だからです。
点数に一喜一憂する必要はありません。見てほしいのは、ページのいちばん大きな要素が表示されるまでの時間(LCPという指標)です。Googleはここが2.5秒以内なら「良好」としています。4秒、5秒とかかっているなら、直す価値があります。
もうひとつ、同業他社のサイトも同じ方法で測ってみてください。比べる相手は世界中のサイトではなく、お客様が見比べる競合です。競合より明らかに遅いなら、それだけで不利です。診断に使える道具は無料で使える!Webサイト診断ツールにまとめてあります。
遅さの原因は、だいたい4つ
- 画像が重い
- サーバーが遅い
- WordPressの中身が重い
- 外部サービスの読み込みが多い
経験上、多いのはこの順番です。上から順に確認していけば、大きく外しません。
1. 画像が重い
いちばん多い原因です。スマートフォンで撮った写真は、1枚で数MBあります。それをそのまま載せると、ページを開くたびに巨大なデータを読み込むことになります。
対処は3つです。表示サイズに合わせて画像を縮小する。webpという軽い形式に変換する。画面に入ってから読み込む設定(遅延読み込み)にする。WordPressなら、アップロード時に自動で圧縮する仕組みも入れられます。
画像を疑う目安は簡単です。写真が多いページほど遅い、という傾向があるかどうか。トップページだけ遅い、施工事例のページだけ遅い、という場合は、ほぼ画像です。
2. サーバーが遅い
サーバーは、ホームページのデータを置いている土地のようなものです。ここの性能が低いと、どれだけページ側を軽くしても限界があります。
注意したいのは、契約が古い場合です。10年前に契約したままのサーバーは、性能もセキュリティも当時の水準で止まっていることが珍しくありません。料金が高いから速い、というものでもありません。古い高額なプランより、いまの標準的なプランのほうが速いことはよくあります。
サーバーが原因かどうかは、応答が返り始めるまでの時間で見当がつきます。PageSpeed Insightsに「サーバーの応答時間を短縮してください」と出ているなら、疑ってください。
サーバーの引っ越しには手順と注意点がありますが、管理情報が揃っていれば、他社が作ったサイトでも移せます。頼み先ごとの違いはホームページの保守はどこに頼む?に書きました。
3. WordPressの中身が重い
プラグインの入れすぎは定番の原因です。機能を足すたびに、読み込むものが増えます。似た機能のプラグインが重複している、使っていないのに有効化されたまま、という状態もよくあります。
ただし、闇雲に消すのは危険です。プラグイン同士が関係していることがあり、消した途端に表示が崩れる場合があります。必ずバックアップを取ってから、1つずつ止めて様子を見てください。
テーマ(デザインの土台)が古くて重いこともあります。こちらは入れ替えが大仕事になるので、リニューアルの機会に合わせるのが現実的です。
4. 外部サービスの読み込みが多い
SNSの埋め込み、動画、チャットツール、アクセス解析や広告のタグ。1つずつは便利ですが、足していくと積もります。ページを開くたびに、外部のサーバーへ何往復も取りに行くからです。
対処は棚卸しです。もう使っていない計測タグや、見られていないSNS埋め込みが残っていないか。特に、過去の担当者や以前の業者が入れたタグは、誰も把握していないまま残りがちです。
やりがちな失敗
- 高速化プラグインを何個も入れる。キャッシュの仕組みが重複して、表示崩れや、かえって遅くなる原因になります
- 点数を100点にしようとする。業務サイトでは費用対効果が合わないことがほとんどです
- 画像を減らしすぎる。速くなっても、商品やサービスの魅力が伝わらなくなったら本末転倒です
どこまで速くすれば十分か
目安は2つです。スマートフォンで開いて、ストレスなく表示されること。そして競合のサイトより遅くないこと。この2つを満たしていれば、速度で負けることはまずありません。
表示速度は集客の土台ですが、土台でしかありません。速くなっても、内容が変わらなければ問い合わせは増えません。速度改善に大きな費用をかけるより、そこそこの速さまで直して、残りは中身の改善に回すほうが、結果につながります。
ソライルの場合
私たちがご相談を受けたときは、まず測って、原因を切り分けるところから始めます。経験上、画像の整備とサーバーの見直しまでで、体感が変わるところまで行くことが多いです。
保守のお客様には、弊社の推奨サーバーへの引っ越しをお願いしています。セキュリティが強く、表示速度が速いためです。内容はホームページ保守・運用管理サービスのページに公開しています。
できないことも書いておきます。「どんなサイトでも劇的に速くします」とはお約束できません。原因がテーマの作りそのものにある場合など、リニューアルでないと直らないケースはあります。その場合は、測った数字とあわせて、そうお伝えします。
ホームページの表示速度、まとめ
- 体感ではなくPageSpeed Insightsで測る。見るのはスマートフォンの結果とLCP
- 原因は4つ。画像、サーバー、WordPressの中身、外部サービス。多いのはこの順
- 高速化プラグインの重ね掛けと100点主義は避ける
- 競合より速ければ十分。残りの予算は中身の改善に回す
迷ったら、まず測ってみてください。数字が出れば、話は具体的になります。
よくある質問
Q. PageSpeed Insightsの点数は何点あれば大丈夫ですか?
何点なら安心という基準はありません。点数よりも、いちばん大きな要素が表示されるまでの時間(LCP)が2.5秒以内に収まっているか、競合のサイトと比べて遅くないかを見てください。業務サイトで100点を目指すのは、費用対効果が合わないことがほとんどです。
Q. 高速化プラグインを入れれば速くなりますか?
原因がWordPressの中身にある場合は効きますが、原因が画像やサーバーにある場合は、ほとんど変わりません。また、高速化プラグインを複数入れると、かえって遅くなったり表示が崩れたりすることがあります。先に原因の切り分けをおすすめします。
Q. サーバーを替えるとどのくらい速くなりますか?
原因がサーバーにあれば、はっきり体感が変わります。原因が画像にある場合は、サーバーを替えてもほとんど変わりません。PageSpeed Insightsで「サーバーの応答時間を短縮してください」と出ているかどうかが、判断の目安になります。
Q. スマートフォンだけ遅いのはなぜですか?
スマートフォンは回線も処理能力もパソコンより条件が厳しく、画像の重さや読み込むものの多さの影響が大きく出るためです。Googleの評価もスマートフォン基準なので、対策はスマートフォンの表示を基準に考えてください。
表示速度の測り方や、どこから直すべきかの判断に迷われたときは、お問い合わせからお気軽にご相談ください。
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