ホームページの保守はどこに頼む?4つの選択肢と向き不向き

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記事の監修

IT・WEB集客の専門家

波多野 明仁(Akihito Hatano)

WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。

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こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。

「ホームページの保守を頼みたいのですが、どこに相談すればいいのか分かりません」。これも、よくいただく質問です。制作した会社にそのまま頼むのが自然な気もするし、保守を専門にしている会社もある。知り合いのフリーランスに頼んでいる会社の話も聞く。社内でできるならそれがいちばん安い気もする。

頼み先によって、費用も、対応の速さも、任せられる範囲も変わります。そして正解はひとつではなく、その会社の状況によって変わります。更新がほとんど発生しない会社と、毎週何かを直したい会社では、選ぶべき相手が違います。

この記事では、ホームページ保守の頼み先を4つに整理して、それぞれの向き不向きと注意点をお伝えします。最後に、私たちがそのどこに当たるのか、何が得意で何ができないのかも正直に書きます。

保守の頼み先は、大きく4つ

まず全体像です。頼み先は次の4つに分けられます。

  1. 制作した会社にそのまま頼む
  2. 保守を専門にしている会社に頼む
  3. フリーランスや個人に頼む
  4. 社内で対応する

この4つを、費用、対応の速さ、任せられる範囲、そして続けやすさという観点で見ていきます。

制作した会社にそのまま頼む

いちばん多い形です。サイトの構造を作った本人たちが管理するので、どこに何があるかを説明しなくて済むのが最大の利点です。改修が必要になったときも話が早い。

注意したいのは、制作会社が保守を本業にしていない場合です。新しい案件が忙しい時期は、既存のお客様の対応が後回しになりがちです。「連絡したのに返事が来るのが一週間後」という状態が続くようであれば、その会社にとって保守は片手間だということです。

もうひとつ、制作会社は担当者の入れ替わりがあります。作った人がいなくなると、社内でも中身が分からなくなることがあります。契約時に、担当者が変わったときの引き継ぎについて聞いておくとよいです。

保守を専門にしている会社に頼む

保守だけを事業にしている会社です。作業の手順が決まっていて、料金も範囲も明確なことが多く、安定して回してくれるのが強みです。対応時間や障害時のルールがきちんと決まっている会社が多いのも、この層です。

一方で、サイトを作った経緯や、なぜこの構造になっているのかは知りません。「なんとなく使いにくいので直したい」といった、設計に踏み込む相談には向いていないことがあります。決まった作業を確実にやってもらう相手だと考えると、期待がずれません。

また、規模の大きい保守会社の場合、実際に作業するのが別の会社ということもあります。誰が手を動かすのかは確認しておいてください。詳しくは保守契約で確認する10項目に書きました。

フリーランスや個人に頼む

費用を抑えられるのがいちばんの利点です。話が直接通るので、意思決定も速い。腕のいい方に当たれば、これ以上ない選択肢になります。

ただ、リスクもはっきりしています。一人なので、その人が動けなくなると止まります。体調を崩す、本業が忙しくなる、連絡が取れなくなる。個人に依頼していて連絡が取れなくなったというご相談は、実際に何度も受けています。

個人に頼む場合は、サーバーとドメインの管理情報を必ず自社でも持っておいてください。それさえ手元にあれば、最悪の場合でも他の人に引き継げます。逆にそれが無いと、連絡が取れなくなった時点でサイトごと失います。

社内で対応する

詳しい社員がいるなら、これがいちばん安い選択です。判断も速い。実際、社内で問題なく回している会社もあります。

気をつけたいのは、その人がいなくなったときに何が起きるかです。パスワードがその人のパソコンにしか無い、更新の手順が誰にも共有されていない。この状態は、契約が無いのと同じ危うさがあります。Web担当者の退職で困る会社の多くが、ここでつまずいています。

社内でやるなら、管理情報を一覧にして、少なくとも2人が見られる場所に置いてください。それだけで、危うさはかなり減ります。

会社の状況別、どれを選ぶとよいか

二方向を指す道標 ホームページ保守の頼み先を選ぶ

4つの特徴を踏まえて、状況ごとの目安をお伝えします。

社内に詳しい人がいない

制作会社か保守専門会社です。専門用語を使わずに説明してくれるかどうかを、問い合わせの段階で見てください。最初の返信が用語だらけの会社は、契約後もそのままです。

更新の頻度が高い

更新代行が月額に含まれるプランを持っている会社を選んでください。都度見積もりの形だと、頼むたびに手間と時間がかかります。回数ではなく時間で区切っているプランがあれば、それがいちばん揉めにくい形です。

サイトが売上に直結している

止まったときにどれだけ早く動いてもらえるかで選んでください。営業時間外の対応、連絡手段、何時間以内に反応するか。ここは費用より優先していい部分です。1日止まって失う金額と、保守費用の差を比べれば答えは出ます。

とにかく費用を抑えたい

フリーランス、または最低限のプランを持つ会社です。ただし、安さと引き換えに何を諦めているのかは把握しておいてください。バックアップの保管期間が短い、障害時の対応が翌営業日、といった形で差が出ます。金額帯ごとの中身はホームページ保守の費用相場にまとめました。

頼み先を変えるときに起きやすいこと

今の相手から別の相手に移すときは、次の3つに気をつけてください。

  1. 解約の予告期間。3か月前の予告が必要な契約は珍しくありません。先に確認しないと、二重に払う期間が生まれます。
  2. 管理情報の引き継ぎ。サーバー、ドメイン、CMSの管理情報。これが揃わないと、新しい相手も動けません。
  3. 今の相手との関係。喧嘩別れになると、引き継ぎが滞ります。不満があっても、事務的に、記録に残る形で進めるのが結局いちばん早いです。

手続きそのものについては、ホームページの管理会社は変更できる?に手順をまとめてあります。

ソライルはどこに当たるのか

打ち合わせの席で握手をする二人 ホームページ保守を相談する

最後に、私たちの立ち位置も書いておきます。良いところだけ書いても選ぶ材料にならないので、できないことも先に書きます。

ソライルは、制作もする会社が保守もしている形です。ただし、一般的な制作会社とは違う点が2つあります。

ひとつは、代表である私自身が担当することです。窓口の担当者を経由して技術者に伝わる形ではないので、「あの件どうなりました」と聞き直す手間がありません。担当者が変わって話が通じなくなる、ということも起きません。

もうひとつは、弊社の推奨サーバーに引っ越していただくことです。世の中で使われているサーバーは、性能もセキュリティも5年前、10年前の水準で止まっているものが珍しくありません。それでいて料金は安くない。推奨サーバーはセキュリティが強く、表示速度が速いので集客にも効き、バックアップの保管期間などの設定を私たちの手で細かく調整できます。サーバー代の滞納でサイトが止まる事故を防げるという実務上の理由もあります。

できないことも書きます。一度に多くの会社をお引き受けできません。代表がすべて担当する形なので、数には限りがあります。大量の案件を安く回す体制ではないので、費用の安さだけで比べられると、私たちより安いところはあります。

それでもこの形を変えないのは、顔が見える関係でないと、本当に必要な提案ができないと考えているからです。料金と作業範囲はホームページ保守・運用管理サービスのページに公開しています。

ホームページ保守の頼み先、まとめ

最後に要点を整理します。

  • 頼み先は4つ。制作した会社、保守専門会社、フリーランス、社内対応
  • 制作会社は話が早いが、保守が本業でない場合は対応が後回しになることがある
  • 保守専門会社は安定しているが、設計に踏み込む相談には向かないことがある
  • フリーランスは安くて速いが、一人なので止まるリスクがある。管理情報は必ず自社でも持つ
  • 社内対応は最も安いが、担当者が辞めたときに困る。管理情報は2人以上で共有する
  • 売上に直結するサイトは、費用より止まったときの対応の速さで選んでよい
  • 頼み先を変えるときは、解約予告、管理情報の引き継ぎ、今の相手との関係の3つに注意する

どこに頼むかを決める前に、まず自社が何を求めているのかを言葉にしてみてください。安さなのか、速さなのか、相談できることなのか。それがはっきりすれば、選ぶ相手は自然に絞られます。

よくある質問

Q. 制作した会社と保守の会社を分けても大丈夫ですか?

問題ありません。実際、制作は別の会社、保守は私たち、という形のお客様は多くいらっしゃいます。必要なのはサーバーとドメイン、CMSの管理情報の引き継ぎだけです。ただし、大きな改修が必要になったときに、作った会社でないと分からない部分が出てくることはあります。

Q. 今の制作会社に不満はないのですが、保守だけ相談してもいいですか?

もちろん構いません。ただ、まずは今の会社に希望を伝えてみることをおすすめします。言われていないだけで、伝えれば対応してもらえることは意外と多いです。それでも変わらない場合に、他を探せば十分間に合います。

Q. フリーランスに頼んでいますが、変えたほうがいいでしょうか?

対応に満足しているなら、変える必要はありません。確認していただきたいのは1点だけで、サーバーとドメイン、CMSの管理情報が自社の手元にもあるかどうかです。それさえあれば、万一のときに他へ引き継げます。無い場合は、関係が良好なうちに共有をお願いしてください。

Q. 保守の相談をすると、その場で契約をすすめられませんか?

会社によります。私たちの場合は、今の契約内容を拝見して、足りていない部分をお伝えするところまでを最初にやります。今のままで問題がなければ、そう申し上げます。判断はそのあとでしていただければ十分です。

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