ドメイン管理は何をするのか?必要なのか?
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記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ4,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。
こんにちは、株式会社ソライル、Web集客コンサルタントの波多野です。
ドメイン管理はWEBサイトを運営していれば絶対に必要な対応です。
とはいえ、ドメイン管理とはどのようなことをするのか、そしてなぜ必要なのかよくわからないという方のために、今回はドメイン管理について詳しく解説します。
ドメイン管理は自分で行おう思っている場合は別ですが、業者に依頼をするのであれば細かな知識は必要ありません。ただ、ドメイン管理をしなかった場合にどのようなことが起こりうるのかは知っておいた方が良いですし、業者に依頼をする場合にも基礎知識としてもっておいたほうが安心です。
目次
ドメイン管理とは
ドメインとは、WEBサイトのURLで「http://www.」の部分を除いた「×××.jp」や「■■■.com」のことを指します。(ちなみに、wwwの部分はサブドメインといいます。)
また、メールアドレスも、「●●●@google.com」の「google.com」の部分がドメインにあたります。
ドメインの正式名称は「Domain names」で、インターネット上でいうところの住所にあたるため、すべてが独自の名前となっており、重複することはありません。
世界中にただ1つのドメイン。夢がありますね。
そして「ドメイン管理」とは、このドメインをその名の通り管理することを指します。
ドメインを家の住所に例えるのであれば、ドメイン管理は不動産会社にあたると考えるとわかりやすいかもしれません。
つまり、対象ドメインが正常に稼働し続けるよう管理をしたり、何か起きた時に対応を行ったりするのが「ドメイン管理」です。
マメ知識:トップレベルドメインとは?
ちなみに、ドメインには、
「×××.jp」
「×××.com」
など、末尾に様々な種類があります。
この末尾にある「.jp」や「.com」のことを「TLD:Top Level Domain(トップレベルドメイン)」と言います。
なお、トップレベルドメインには、以下の3つの種類があります。
■gTLD:Generic Top Level Domain(ジェネリックトップレベルドメイン)
世界共通で利用される特定の領域・分野ごとに割り当てられたドメインです。
例:「.com」は商業組織用、「.net」はネットワーク用、「.org」は非営利組織用、「.travel」は旅行関連業界用など
■ccTLD:Country Code Top Level Domain(国別コードトップレベルドメイン)
国や地域で割り当てられたドメインです。
例:「.jp」は日本、「.uk」はイギリス、「.us」は「アメリカ合衆国」、「.fr」は「フランス」など
■新gTLD:新しいGeneric Top Level Domain(新ジェネリックトップレベルドメイン)
世界中から登録が可能なドメイン名で、新しいトップレベルドメインを申請、登録できます。
ただし募集がかけられなければ登録はできません。また費用も掛かります。
ドメイン管理が必要な理由
前述したとおり、「ドメイン管理」は対象ドメインが正常に稼働し続けるよう管理をすることですが、ドメイン管理をしなかった場合、どのようなことが起こるのでしょうか。
ここではドメイン管理の必要性をより実感いただくために、ドメイン管理を行わなかった場合に起こりうるリスクをご紹介します。
期限が切れるとドメイン失効する
ドメインは、一度取得をしたら永久に使える、というわけではありません。
有効期限があるため、使い続けたい場合は期限を更新する手続きを行う必要があります。
万が一更新を行わなかった場合、ドメインは無効化され、使用していたドメインアドレスにアクセスしてもWEBサイトが表示されない状態となります。
そのため、有効期限はしっかりと管理し、WEBサイトを公開し続けたい場合は、忘れずに更新手続きを行わなければいけません。
更新を行わなかったら、最悪の場合、ドメインを失効してしまったり、一定期間を過ぎると他の人に利用されてしまったりすることもあるので注意しましょう。
ドメインの更新手続きは、登録時と同様にいくつかの対応が必要であるとともに、ドメインを継続利用する更新料も必要になります。
ブランド保護をする
管理しなければいけないドメインは一つとは限りません。
特に大手の会社などが、ブランド保護のために複数のドメインを管理する場合があります。
例えば自社のブランド名のドメインについて、まったく関係のない第三者が悪用をして自社のブランドサイトかのようにWEBサイトを作成したりメールを送信したらどうでしょう。
ユーザーにいらぬ混乱や危害を与えてしまうかもしれないといったリスクが発生します。
そのため、関連する名前のドメインをすべて取得し、管理する場合があり、これもドメイン管理の一つとなります。
ただし、新しいTLDドメイン(「.kids」や「.day」など)は日々生まれていますので、すべての関連ドメインを取得して管理することは、あまり現実的ではありません。
実際には、主要なTLDドメイン(「.co.jp」に加えて「.com」や「.jp」や「.net」など)を取得管理することが多いです。
ドメイン管理の方法とメリット・デメリット
ドメイン管理は、大きく分けると自分で行う場合と、業者などに依頼する方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合う方法を選択するのが良いでしょう。
自分でドメイン管理する場合
■メリット
・自分で管理するため、コストがかかりません。
■デメリット
・更新期限管理を忘れると、期限切れによりWEBサイトが表示されなくなる、メールが送受信できなくなるといった可能性がある
・最悪の場合、ドメイン失効をする可能性がある
・サーバー会社で行ったアップデートなどによりユーザー側で対応が必要になった場合、自分で対処しなければいけない
自分で期限の管理などを行う自信があれば、更新手続きは自ら行うことでコストダウンが出来るでしょう。
しかし、アップデートなどによる対応が発生した場合、ある程度知識をもっていなければ慌てることになります。
その場合は保守管理だけでも外部に委託するなど、対応方法を検討することをおすすめします。
ドメイン管理を業者に依頼する場合
■メリット
・自分で有効期限などの管理を行う必要がない
・必要な契約更新手続きも行ってもらえるので便利
・サーバー会社側でのアップデート対応などで何か起きても、委託業者で対応してもらうことができるので安心
■デメリット
・多少のコストがかかる
ドメイン管理は、やはり何か起きた時にすぐ対応できる安心感があるため、知識を全く持っていない場合は専門の業者に依頼することをおすすめします。
ソライルのドメイン管理
弊社ソライルでもドメイン管理を行っています。
WEBサイト保守料金プランを3コースご用意していますので、ドメイン管理を含むそのほかのWEBサイトに関する保守対応もご相談に応じて対応しています。
ドメイン管理を委託いただいた場合は、ドメイン契約更新作業も含んできるため、ご自身で対応いただくことは一切なく、安心してお任せいただけます。
また、ドメインのDNSレコードの設定の代行も可能です。
例えば、迷惑メールと判定されないようにSPFレコードの設定を行ったり、WEBサーバーとメールサーバーを分けて負荷分散を行ったりすることが可能です。
ソライルのドメイン管理を含む保守対応について詳しく知りたいという場合は、下記ページでご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
あわせて読みたい
→WEBサイトの保守って何をするの?保守契約は必要?
ドメイン管理は何をするのか?必要なのか?まとめ
ドメイン管理は何をするのか?必要なのか?について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
WEBサイトを運営する以上、ドメイン管理は必須です。
せっかくユーザーを集客しているサイトのドメインが、うっかり契約更新切れで失効されてしまうなどのリスクを避けるためにも、ドメイン管理は外部に一括で委託したほうが何かと安心でしょう。
ソライルでは、必要最低限の対応を希望される方用のプランもご用意していますので、格安で利用いただけます。
また、ドメイン管理以外にも気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
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