サイバー攻撃から早く復旧するには?頼るべき業者や自社でできる対策を紹介
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記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴21年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ4,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。

こんにちは、株式企業ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。
「自社サイトを閲覧できないけど、もしかしてサイバー攻撃されてる?」
「Webサイトがサイバー攻撃されたから早く復旧したい!でも、どうすればいいんだろう…!」
このようなお悩みで頭を抱えていませんか。
現在、Webサイトがサイバー攻撃をされている可能性がある、またはされている場合は、早急に信頼できる業者へ相談する必要があります。
今回は、Webサイトを狙うサイバー攻撃の種類や、サイバー攻撃をされたときに頼りたい業者の選び方、さらにおすすめの業者についてご紹介していきましょう。
目次
サイバー攻撃とは
サイバー攻撃とは、パソコンやサーバーなどに対し、インターネットなどのネットワークを経由し、改ざん・システム機能の停止・個人情報の窃取などを行うことです。
総務省らの発表によると、2022年における不正アクセス行為の認知件数は2,200件とされており、これは前年比約45.1%増の数値を示しています。(参照:不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況)
最近は、大手と比べてセキュリティレベルの甘い中小企業が狙われることも多く、「自社のネットワークから取引先への侵入を許してしまった」というケースも発生しているそうです。
Webサイトを狙うサイバー攻撃の種類
企業のWebサイトを狙うサイバー攻撃の種類として、代表的なものは以下の5つです。
- ・SQLインジェクション
- ・クロスサイトスクリプティング
- ・ゼロデイ攻撃
- ・ランサムウェア
- ・DoS攻撃
上記5種類はどんな攻撃なのかを解説していきましょう。
SQLインジェクション
SQLインジェクションとは、「SQL(データベースを操作する言語)」を用いて、データベース内に格納された情報を読み取ったり改ざんしたりするサイバー攻撃です。
「会員データを公開しろ」など、データベースを操作するための構文「SQL文」がWebサイトのお問合せフォームなどに送られることで、命令が実行されて個人情報が流出してしまいます。
さらに、訪問者をフィッシングサイトに誘導させるなど、攻撃者の命令によってはWebサイトを改ざんすることも可能です。
クロスサイトスクリプティング
クロスサイトスクリプティングとは、Webサイトの入力フォームなどに、悪質なHTMLスクリプトを埋め込み、改ざんなどを行うサイバー攻撃です。
例えば、自社サイトに心当たりのない入力フォームなどが表示される場合は、重要な情報入力を促し、内容を窃取するように改ざんされているかもしれません。
他にも、訪問者のCookie情報が盗まれたり、ウイルスに感染されたりなどの被害も発生しています。
ゼロデイ攻撃
ゼロデイ攻撃とは、未発見の脆弱性を狙って仕掛けられるサイバー攻撃です。
通常、Webサイトにセキュリティ上の不具合といった脆弱性が発見されると、解消するための対策が行われます。
しかし、ゼロデイ攻撃の場合は、対策を講じる前に手法が開発されて攻撃を仕掛けられるので、大きな脅威とされているのです。
ランサムウェア
ランサムウェアとは、パソコンやスマートフォンなどをロックしたり、ファイルを暗号化したりすることで使用不能にし、元に戻すことを条件に金銭を要求するサイバー攻撃です。
以前は、メールからの感染が多発していましたが、現在はホームページの改ざんによりランサムウェアの発生源にされる被害も続出しています。
金銭を支払ってもパソコンやスマートフォンが元に戻る保証はないので、多くの会社を悩ませているサイバー攻撃といえるでしょう。
DoS攻撃
DoS攻撃とは、Webサイトに大量の情報を送りつけ、アクセスしづらくさせたりサーバーをダウンさせたりするサイバー攻撃です。
自社サイトの表示に不具合が起きると、注文や問い合わせなどの対応ができなくなるので、企業にとって大きな損失となります。
1台のパソコンで行なわれるDoS攻撃はもちろん、大量のパソコンを用いて行なわれるDDos攻撃も大変な脅威でしょう。
→ソライルのWebサイトのサイバー攻撃復旧サービスの詳細はこちら
サイバー攻撃を社内で復旧するのは、おすすめできない理由
もし、現時点でWebサイトにサイバー攻撃が仕掛けられている場合、自社だけで復旧することは、以下の理由から避けたほうが良いでしょう。
- ・専門的な知識が必要だから
- ・復旧時間が長くなりがちだから
上記2つの理由についてお話します。
専門的な知識が必要だから
社内で復旧させるのをおすすめできないのは、専門的な知識が求められるからです。
サイバー攻撃の復旧には、手口の解明はもちろん、プログラミングなどの高度なスキルが必要です。
攻撃側もプロである以上、専門的な知識を用いて復旧しなければ、今後のWebサイト運用にも不安が残ってしまうでしょう。
また、サーバー会社からのサイバー攻撃を知らせるメールを見て、Webの知識がない社内の方が復旧しようと試みた結果、削除すべきではない重要なファイルまで削除してしまった事例があります。
Webサーバーやホームページの専門知識に自信のない方は、下手に触ると悪化してしまうことがありますので、速やかに専門知識をもつ復旧のプロにご相談されることをおすすめします。
復旧時間が長くなりがちだから
専門の業者でなければ、サイバー攻撃の復旧に時間がかかってしまうリスクも挙げられます。
技術力が無い業者ですと、復旧に1週間~1ヶ月以上かかるケースもあり、それによって企業は甚大な被害を被ることに。
信頼の損失やイメージの悪化、さらには損害賠償など、復旧時間が長くなるほど深刻な結果にもつながるので、すぐに専門業者へ相談してみてください。
Webサイトにサイバー攻撃された!頼れる業者の選び方
自社サイトにサイバー攻撃をされた場合、以下3つのポイントを参考に頼れる業者を選びましょう。
- ・技術力の高いところを選ぶ
- ・個々の要望に対応してくれるところを選ぶ
- ・Webサイトの運営もサポートしてくれるところを選ぶ
それぞれの選び方についてご紹介します。
技術力の高いところを選ぶ
サイバー攻撃の復旧を任せる業者は、技術力の高いところを選びましょう。
「最新の脅威に対応できる技術力やソリューションはあるか」「クラウドやネットワークに関する専門的な知識はあるか」といった点を意識して、公式HPを確認するのがおすすめです。
また、短期間で復旧した実績があるかなど、スピーディーな対応をしてくれるかも確認しておきましょう。
最近、技術力の高い業者を見つけられなかったことで、大変な思いをされたお客様からご相談いただくことも多いです。
参考までに、以下のケースをご紹介します。
サイバー攻撃を受けたA様は、まずサイト制作会社様にご相談されましたが、サイバー攻撃からの復旧スキルがないことから対応をお断りされてしまったそうです。
次に、A様は復旧対応専門の業者様にご依頼されました。
しかし、その業者様は時間ばかりがかかり、少しも改善されずにご依頼から1ヶ月近く経過してしまったそうです。
サーバーのバックアップは数日分しか保存がなかったため、復旧に時間がかかったことから、攻撃前のバックアップデータも期限切れになってしまいました。
困ったA様から、弊社へご依頼をいただき、わずか1日(24時間以内)で速やかに復旧対応を行いました。バックアップデータは無い状態でしたので、手作業で復旧対応をさせていただきました。
「サイバー攻撃からの復旧対応専門」と謳っている業者でも、専門のスキルを持ち合わせていない場合があるので、注意が必要です。
個々の要望に対応してくれるところを選ぶ
業者にサイバー攻撃の復旧を依頼する際は、個々の要望に対応してくれるところを選びましょう。
「緊急の場合は土日も対応している」「企業のビジネス環境やデータ保護の方向性を考慮したセキュリティ対策を行なってくれる」など、自社に寄り添った対応のできる業者なら安心です。
社内体制や予算に応じて、自社に最適なプランの提案をしてくれる業者を探してみてください。
Webサイトの運営もサポートしてくれるところを選ぶ
サイバー攻撃の復旧はもちろん、Webサイトのメンテナンスから運営まで全て行える業者を選べば、自社の負担を減らすことが可能です。
適切な管理代行を行なってくれる業者なら、不具合が起こらないよう安全な運用をしてくれるうえ、SEO対策にも効果のある対応をしてくれます。
守りの保守と成果を出す攻めのWebマーケティングの、どちらも行える業者を選んでみましょう。
サイバー攻撃の復旧・対策はソライルにご相談ください!
「早くサイバー攻撃から復旧したい」
「Webサイトのセキュリティ対策をしたいけど、どうすればいいかわからない」
「この際、Webサイトの運用はプロに任せて本業に集中したい」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ株式会社ソライルへご相談ください。
弊社では、今までのご依頼として、サイバー攻撃からのWebサイト復旧を全て24時間以内に完了しています。
緊急の場合は土日も対応しており、スピーディーな対応がお客様から喜ばれています。
IT情報処理の国家資格を複数取得している代表自らが全ての案件に対応しており、SEO対策にもなる攻めの保守を行うことも可能なので、安心してご相談ください。
自社でできる。Webサイトに向けたサイバー攻撃の対策
Webサイトのサイバー攻撃を復旧した後は、十分な対策を行うことも大切です。
こちらでは、自社でできるサイバー攻撃の対策を6つご紹介します。
- ・海外からのアクセスを遮断する
- ・WAF(ウェブアプリケーションファイアーウォール)を設定する
- ・システムを最新の状態に保つ
- ・IPS(侵入防止システム)を導入する
- ・ファイアウォールを導入する
- ・常時SSL化にする
大きなトラブルを避けるためにも、ぜひ実践してみてください。
海外からのアクセスを遮断する
サイバー攻撃を防ぐ方法の1つとして、海外からのアクセスを遮断することが挙げられます。
サイバー攻撃のほとんどが海外IPアドレスからの攻撃なので、アクセスを国内だけに絞ることで、ターゲットにされるリスクを下げられるでしょう。
WAF(ウェブアプリケーションファイアーウォール)を設定する
WAF(ウェブアプリケーションファイアーウォール)とは、Webアプリケーションの前面やネットワークに配置し、脆弱性を悪用した攻撃を検出・低減する対策のことです。
通信の解析や検査を行い、悪意のある通信は遮断してWebサイトを保護するので、サイバー攻撃の対処法として有効でしょう。
海外からのアクセス遮断とWAF(ウェブアプリケーションファイアーウォール)の設定は、レンタルサーバーの設定から行えることが多いですが、自社で難しければソライルにご相談ください。
システムを最新の状態に保つ
WordPressなど、Webサイトに関わるシステムを最新の状態に保つことも大切です。
システムを更新していなければ、セキュリティにおける欠陥の修正やバグの修正といったことが実行されません。
サイバー攻撃はWebサイトの脆弱性を狙って仕掛けられるので、システムを常に最新の状態にしておきましょう。
IPS(侵入防止システム)を導入する
IPS(侵入防止システム)とは、ネットワークやサーバーを監視し、不正な通信があった際には管理者への通知や通信のブロックをするシステムです。
自動的に不正なアクセスを防げるので、安全性を高められる対策ですが、正しい設定を行なわなければ誤検知により即時にシステムが停止してしまうことも。
業務に与える影響が大きいため、誤検知を減らせるような設定が求められます。
ファイアウォールを導入する
ファイアウォールとは、事前に設定したルールによって通過させて良い情報か判断し、サイバー攻撃や不正アクセスから守る仕組みのこと。
一般的に、パソコンの本体にはファイアウォール機能が搭載されていますが、自社のネットワークを保護するためには専用の機器やソフトが必要です。
常時SSL化にする
常時SSL化は、Webサイト内のどのコンテンツを閲覧するときも、訪問者のブラウザとサーバー間の通信を暗号化することです。
訪問者の送信する情報が暗号化されるので、偽物のWebサイトにアクセスを誘導し個人情報などを盗むサイバー攻撃(フィッシング詐欺)やCookieの盗聴を防げるなど、セキュリティリスクを削減できます。
サイバー攻撃からの復旧、まとめ
今回は、Webサイトを狙うサイバー攻撃の種類や、サイバー攻撃をされたときに頼りたい業者の選び方、さらにおすすめの業者についてご紹介しました。
もし、自社サイトに少しでもサイバー攻撃されている可能性を感じている場合は、速やかに専門業者へ復旧の依頼をしましょう。
株式会社ソライルでは、IT情報処理の国家資格を複数取得している代表自らが復旧対応を行います。
お気軽にご相談ください。
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