WordPressを自由にカスタマイズする方法
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記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ4,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。
こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。
WordPressを利用して構築したWebサイトは、2020年7月現在で世界の全Webサイトのうち37.6%を占めるほど高い割合で利用されています。(※1)
また、日本におけるWordPressのシェア率はさらに高く、83.1%という高割合で利用されており、これは世界で最もWordPressを利用している国といえます。(※2)
ではなぜこんなにも多くの人がWordPressを利用するのでしょうか。
それはWordPressがWebサイトの知識がない初心者でも比較的カスタマイズしやすい構造になっているためといえます。
ここではWordPressの基本的な構造から、カスタマイズした方が良い理由、簡単にカスタマイズできる内容についてご紹介します。
※参考1:
マイナビニュース「ShopifyがWordPressに次ぐポジション確実に – Webサイト7月CMSシェア」
※参考2:
Web Technology Surveys「Distribution of content management systems among websites that use Japanese」
目次
WordPressをカスタマイズする前に基本的な構造を知ろう
WordPressの基本構造を知っておくと、目的に適したWebサイトが作りやすくなります。
例えば作りたいWebサイトが、一般的なブログなのか、あるいは自分の作品などを公開するような写真画像を多く掲載するサイトなのかといったサイトの目的によってカスタマイズの方法も異なります。
WordPressは難しいプログラミングの知識がなくても、テキストを入力したり、写真画像をアップしたりするだけで利用できる簡単なCMS(Contents Management Systemの略)です。
そのため、同じフォーマットでコンテンツを増やしたり、日々のブログテキスト更新をしたりするのにも適しています。
特にWordPressには「テーマ」と呼ばれるテンプレートがあり、これを使用するだけでそのままWebサイトとして通用するページを作成することができるため利用者が多いのです。
WordPressのテーマは世界中の人がアップできるため、その種類はとてもたくさんあり迷うほどです。つまりたくさんあるテーマの中から最も適したものを選ぶためにも、どのような目的のサイトを作りたいのかを明確に決めておく必要があります。
テーマは、そのまま利用できるものもあれば、さらにそこから自分好みに自由にカスタマイズして利用することもできます。そしてもう一つ、選んだテーマにプラグインと呼ばれる、「機能」を追加することで、使い勝手や見やすさを一層向上させることも可能です。
このようにWordPressは汎用性がとても高く、ゼロから作るよりも比較的簡単にオリジナル性の高いWebサイトを作成することもできるため人気があるのです。
WordPressをカスタマイズしたほうが良い理由
WordPressはカスタマイズを行わずにそのまま使えるものもありますが、カスタマイズをすることで様々な効果を生み出すことも可能です。
では、具体的にどのような効果があるのでしょうか。
1つ目は、WordPressのカスタマイズをすることで、運営者とって使いやすいサイトにすることができるということです。
数多くあるWordPressの中で、どのテーマを使用するか、そしてそのテーマをどのようにカスタマイズするかによって、その後の更新作業の利便性やサイトとして求める効果が異なります。
例えばサイトの制作目的がアフィリエイト広告の場合は、アドセンス広告が適切な場所に配置されるようになっていたり、SNSボタンが複数用意さていたりと、アフィリエイト広告に特化したテーマを選んでカスタマイズしていきやすく、高い成果が期待できます。
2つ目は、SEO対策としても有効な対応ができるということです。
Webサイトへの訪問者を増やすために、SEO対策は欠かせません。プラグインを導入してカスタマイズすることで、様々なSEO対策強化を行うことができます。
例えばスマホに対応したレスポンシブ対応もその一つです。
SEO対策は、Webサイトを閲覧するユーザーにとって、見やすく、使いやすいものであることも重要なので、運営しているWebサイトがしっかりとスマホ用にレスポンシブ対応ができているかどうかも重要なポイントとなります。
このほかにもWordPressをカスタマイズすることで、サイトとしては多くの効果を生み出していくことにつながっていくので、公開時のみならず、運用していく中で必要なカスタマイズを加えていくと良いでしょう。
自由にカスタマイズしやすいWordPressの内容
WordPressを自由にカスタマイズしたくても、cssやphpの知識があるかないかで、出来ることはかなり異なります。
ここでは初心者がカスタマイズしなくても比較的使いやすいテーマや、プラグインを利用することで出来る便利なカスタマイズ内容をご紹介します。
カスタマイズしやすいテーマ
WordPressのテーマは世界中に1万種類以上もあり、選ぶテーマにより、カスタマイズできる内容や、カスタマイズのしやすさは様々です。
さらに、テーマには無料のものと有料のものがありますが、有料テーマのほうがプラグインを入れなくてもカスタマイズできる機能が多いため魅力があるといえます。ただ、はじめてWordPressを使う場合や、Webサイトに関する知識があまりない場合は、無料のテーマで簡単にはじめられるものを選んでみるのでも良いでしょう。
初心者の場合は、日本製のテーマ、あるいは日本語サポートがされているテーマを選んだほうがよいでしょう。特に日本製のテーマの場合、SEO対策が日本語に対しておこなわれているものが多いのでおすすめです。
さらに、作成したいWebサイトの目的にかなっているのであれば、なるべくコードを書かなくてもカスタマイズできるテーマを使ったほうが初心者には安心でしょう。
以下で日本製のテーマの一部をご紹介します。
■STINGER STORE(STINGER系テーマに関する販売サイト)
出来る限りプラグインを使わず必要な機能を標準搭載することを目的に作られているテーマです。簡単にデザイン変更がしやすく、SEO機能設定もおこなえます。
バナー作成も管理画面だけで作成できるといった便利な機能も多数搭載されているので初心者にも利用しやすいでしょう。
「コンテンツマーケティングのためのWordPressテーマ」で、Webサイトでより効果をあげるために必要な機能を備えています。SEOはもちろん、SNSのシェアボタンや、資料のダウンロードページへの誘導といったCTAの設置なども簡単に設定できるようになっています。
スマホに適したレスポンシブ対応や、SEO設定も行えるテーマです。お問い合わせテンプレートもプラグインを使用せずに利用できるので、初心者にとっても使いやすいでしょう。
プラグインを利用してカスタマイズ
プラグインとは、WordPressのテーマ上に、さらに追加でプラスしたい機能を組み込むことができるものです。
プラグインもテーマ同様にたくさんあるため、目的にあわせて選びましょう。
検索をすると実際に使用している人のレビューなども掲載されていたりするので、より多くの人がすでに使っていて評価の高いプラグインを参考に利用してみるのが良いでしょう。
プラグインを導入することで例えば以下のようなことが実現できます。
・セキュリティ対策機能強化
・SEO対策
・ファイルの自動バックアップ対応
・目次の表示
・人気記事ランキング表示
・会員サイト機能
上記は機能実装できるほんの一部の例にすぎません。プラグインを導入することで、この他にも様々な機能追加を実現できるのもWordPressの魅力といえます。
WordPressで簡単にカスタマイズできない部分は専門家に依頼
テーマには無料のものと有料のものがあります。無料のものは容易に導入しやすい一方、多くの人が利用しているためオリジナル性にかけるというデメリットがあります。
そのため、他のWebサイトとはデザインや機能に差をつけたい、個性を出したいといった場合はCSSやPHPといった専門知識を用いた対応も必要になってきます。
CSSを使ったデザイン変更
CSSとは、「Cascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)」の略で、主にサイトの見た目のデザインやレイアウトを指定する役割を担っています。
例えば「文字の色を青にしたい」「文字を大きくしたい」といった指定も、CSSで行います。Webサイトのデザインやレイアウトを自分好みにカスタマイズしたい場合は、CSSの知識が不可欠です。
文字色を変えるレベルであれば少し検索をすれば対応できるかもしれません。しかし、レイアウトを変更するなど比較的大掛かりなカスタマイズを行いたい場合は、専門家の力を借りた方が簡単でスムーズです。
理想の形に一度してしまえば、そう毎日触る部分ではないため自分で勉強する時間を他の仕事をすることに充てた方が、結果的に安く済むといえるのではないでしょうか。
PHPを使った機能追加
PHPは、プログラミング言語のひとつです。
たくさんあるプログラミング言語の中では比較的簡単であると言われていますが、さすがに一度も勉強をしたことのない人には何が何やらさっぱりわからないコードに見えるでしょう。
PHPを使ってWordPressの機能カスタマイズを行うと、アクセスしてきたユーザーごとに表示を変えることができたりします。
例えば、掲示板のコメントを表示したり、ECサイトで商品購入をした際のカート内の商品数や金額表示など、動的な表示を実現できるため便利です。
ただ、PHPを使ってWordPressをカスタマイズする場合は、テスト環境で事前テストが行えるよう環境を整える必要があるなど、初心者にとってはかなり難易度があがります。
そんな時は、専門家に依頼をして実現をしたほうが安心です。
なぜなら、万が一誤ったカスタマイズをしてしまったとき、Webサイト自体が表示されなくなってしまうなどのエラーが発生することもあり得るからです。
こうなってしまった後、原因を突き止めるのは、内容によってはなかなかの至難の業です。
また、Webサイトが表示されなくなっている間の販売機械損失はもちろん、自分だけで解決ができず結局制作会社などに修正を依頼することになりさらに余計な費用がかかってしまうこともあり得ます。
そうなる前に、難しい部分は専門家へ依頼をしましょう。
ソライルならWordPressの部分的なカスタマイズサポートも対応
ソライルはWordPressのカスタマイズサポートも得意な分野の一つです。
部分的な機能追加や改修はもちろん、起きてしまった不具合の修正といった細かな対応もお受けしています。
また他社のWebサイトをみて、「こんな機能が欲しい」「こんな見た目にしたい」といったご相談にものりますので、WordPressで気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
また、あわせて「Webサイトのアクセス数が伸びない」「どんな機能があれば良いのかわからない」といったWordPressだけではなくWebサイト全体のお悩みをお持ちの場合は、その内容にあわせてWebサイト診断もおこなっています。
ご依頼いただいたお客様にご満足いただける自信をもった診断プランとなっていますので、気になる方はあわせてご相談ください。
あわせて読みたい
→サイト改善診断・Webコンサルティング お客様の声(実績・一部紹介)
WordPressを自由にカスタマイズする方法まとめ
WordPressを自由にカスタマイズする方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
WordPressは日本のみならず、世界で高いシェアを誇っているだけあり、カスタマイズを行うことで比較的容易に自分好みのサイトに育てていくことができます。
一方、他のWebサイトとの差別化をはかったり、より便利な機能や見た目を実現したりするためには、高いスキルをもった専門家に依頼してカスタマイズを行うほうが、Webサイトが表示されなくなってしまうといったリスクがなく安心です。
ソライルでは、Webサイトの規模に関わらず、Webサイトについて困っていることがあればなんでもご相談にのります。Webサイトに関する知識をもっていなくても大丈夫、そもそもどうすればいいかわからないという方でも、まずはお気軽にご連絡ください。
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