ホームページのリニューアル・改修の進め方|必要か見分けるサインと、失敗しない手順・注意点
公開日:2020.11.02 更新日:2026.10.07
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記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。
こんにちは、株式会社ソライルの波多野です。
「ホームページが古くなってきたので、そろそろリニューアルしたい」。「お問い合わせが来ないので、作り直せば良くなるのでは」。
リニューアルのご相談で、よく伺うお話です。ただ、見た目を新しくしただけでは、お問い合わせはほとんど増えません。反対に、進め方を間違えると、それまで検索で来ていたお客様を失ってしまうこともあります。
この記事では、次の順にご案内します。
- リニューアルと改修の違い
- リニューアルが必要か見分けるサイン
- 進め方の手順と期間
- 公開前に必ず確かめる注意点
- 制作会社の選び方と費用の考え方
- 公開後にやること
※2026年9月:「ホームページのリニューアルは必要?」の記事と1本にまとめ、見分けるサイン、手順の表、公開前の注意点、よくある質問を加えて、全面的に書き直しました。
リニューアルと改修の違い
言葉の使い方は会社によって違いますが、おおむね次のように分けられます。
| 言葉 | 中身 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| リニューアル | サイト全体を作り直す。構成、デザイン、仕組みをまとめて見直す | 目的や事業が変わった、仕組みが古く部分的に直せない |
| 改修 | 今のサイトを生かして、一部を直す。ページの追加、導線の見直し、表示の速さの改善など | 骨組みは使えるが、成果につながらない部分がある |
「全部作り直さないといけない」と思い込まず、まずは今のサイトのどこに問題があるかを確かめることが大切です。部分的な改修で済めば、費用も期間も抑えられます。
リニューアルが必要か見分けるサイン
次のうち、当てはまるものが多いほど、全体の作り直しを考える時期です。

- お問い合わせや売上につながっていない
アクセスはあるのに、お問い合わせが来ない。部分的に直しても変わらない。 - スマートフォンで見づらい
文字が小さい、横にずれる、ボタンが押しにくい。今は閲覧の多くがスマートフォンです。 - 自社で更新できない
文章1つ直すにも制作会社に頼む必要があり、情報が古いままになっている。 - 事業やサービスが変わった
新しいサービスや、狙うお客様が、今のサイトの構成に合っていない。 - 仕組みが古く、安全に使い続けられない
古いPHPやWordPressのまま更新できない、制作会社と連絡が取れず中身が分からない。
反対に、次のような場合は、部分的な改修で済むことが多いです。
- 骨組みやデザインは使えるが、特定のページから先に進まれない
- 表示が遅い、フォームが使いにくいなど、原因がはっきりしている
- 新しいサービスのページを足したい
どちらか迷ったら、先に今のサイトの状態を数字で確かめるのが近道です。お問い合わせが来ない原因の見分け方は「ホームページに問い合わせが来ない3つの理由」の記事でご案内しています。
リニューアルの進め方
制作会社に頼む場合の、基本の流れです。自社で作る場合も、制作会社を選ぶ手順を除けば同じです。

| 順番 | やること | 中身 |
|---|---|---|
| 1 | 今のサイトを数字で確かめる | どのページが見られ、どこで離れているか、どんな言葉で検索されているかを調べる |
| 2 | 目的とゴールを決める | 何のためにリニューアルするのか、公開後に何がどうなっていればよいかを決める |
| 3 | 誰に何を届けるかを整理する | 自社の強み、来てほしいお客様、そのお客様に伝えることをまとめる |
| 4 | 制作会社を選ぶ | 目的とゴールを伝え、提案と見積もりを比べる |
| 5 | 構成と導線を決める | ページの一覧、各ページの役割、お問い合わせまでの道筋を決める |
| 6 | デザインと制作 | 構成が決まってから、デザイン、原稿、組み込みを進める |
| 7 | 公開前の確認 | URLの転送、表示、フォーム、計測の設定を確かめる |
| 8 | 公開と効果の確認 | 公開後、ゴールに近づいているかを数字で確かめ、直していく |
いちばん大事なのは、1から3です。ここを飛ばしてデザインから始めると、見た目はきれいになっても、成果は変わりません。
期間の目安
特別な仕組みを作らないサイトであれば、制作会社に頼んでから公開まで2か月ほどが目安です。会員登録や予約、ネットショップなどの仕組みが必要な場合や、ページが多いサイトは、3か月以上を見ておきます。1から3の準備に時間をかけると、そのあとの制作がぶれずに進みます。
今のサイトを数字で確かめる方法
- Googleアナリティクス(GA4)で、よく見られているページ、離れる人が多いページ、どこから来ているかを見る
- Search Consoleで、どんな言葉で検索されて表示されているか、何位に出ているかを見る
- 実際に更新している担当者に、使いにくいところを聞く
見方は「GA4は月1回、3か所だけ見ればいい」と「Search Consoleは何を見ればいい?」の記事でご案内しています。
公開前に必ず確かめる注意点
リニューアルでいちばん多い失敗は、それまで検索で来ていたお客様を失うことです。公開前に、次の点を必ず確かめてください。
- ページのURLを変えるなら、古いURLから新しいURLへ転送(301リダイレクト)する
転送しないと、古いURLは「ページが見つかりません」になり、検索の評価も引き継がれません。 - 検索で来ているページを、安易に消したり、中身を減らしたりしない
Search Consoleで、表示回数やクリックの多いページを先に確かめておきます。 - ページのタイトルを大きく変えるときは、検索されている言葉を残す
- ドメインは、できるだけ変えない
変える場合は、すべてのページを転送し、Search Consoleで「アドレス変更」の手続きをします。 - お問い合わせフォームが届くかを、公開前と公開直後に実際に送って確かめる
- Googleアナリティクスなどの計測の設定を、新しいサイトにも入れる
- 古いサイトのデータを、公開前にまるごと保存しておく
とくに転送の漏れは、公開したあとで気づきにくく、数か月たって検索からの訪問が減ってから分かることがあります。転送の一覧表を作り、公開後にすべての古いURLを開いて確かめるのが確実です。リンク切れの見つけ方は「404エラーとリンク切れの直し方」の記事でご案内しています。
制作会社の選び方
制作会社で、結果は大きく変わります。次の点を、話を聞く段階で確かめてください。
- 今のサイトの課題を聞き、数字をもとに提案してくれるか
デザインの案から始める会社より、今のサイトの分析から始める会社のほうが、成果につながりやすいです。 - 検索で来ているページやURLの引き継ぎを、進め方に入れているか
- 公開後の更新や保守、効果の確認まで相談できるか
- 自社で更新できる仕組みにしてくれるか
- ドメインやサーバー、管理画面のログイン情報を、自社の手元に残してくれるか
2〜3社に話を聞くと、違いが分かりやすくなります。選び方の詳しいチェック基準は「失敗しないホームページ制作会社の選び方」の記事でご案内しています。
費用の考え方
リニューアルの費用は、ページの数、原稿や写真を誰が用意するか、仕組みの有無、事前の分析や設計にどこまで時間をかけるかで、大きく変わります。見積もりを比べるときは、合計の金額だけでなく、次の点を見てください。
- 事前の分析や設計(上の1〜3と5)が、見積もりに含まれているか
- 原稿の作成や写真の撮影は、どちらが用意するか
- URLの転送や、公開後の確認が含まれているか
- 公開後の保守や更新の費用は、別にいくらかかるか
安い見積もりは、分析や設計、転送の作業が入っていないことがあります。「何が含まれていないか」を確かめるのが大切です。
リニューアルの費用の会計処理(経費にできるか、資産として数年に分けるか)は、作る内容によって変わります。顧問の税理士の方に確かめてください。
公開後にやること
リニューアルは、公開して終わりではありません。公開してからが、ゴールに近づけていく本番です。
- 公開後1〜2週間は、Search Consoleでエラーや、見つからないページが出ていないかを確かめる
- 1か月ごとに、アクセスとお問い合わせの数を、リニューアル前と比べる
- 離れる人が多いページや、読まれていないページを直していく
- お知らせや事例など、新しい情報を足していく
更新や保守を任せる場合の費用は「ホームページ保守の費用相場」の記事でご案内しています。
ソライルのリニューアル
弊社のリニューアルは、デザインから始めません。最初に、ヒアリングシートをもとに、御社の強み、来てほしいお客様、そのお客様に何をどう届けるか、ゴールまでを一緒に整理します。そのうえで今のサイトを診断し、サイトでどう実現するかの戦略を立ててから、制作に入ります。
- ヒアリングからサイトの診断までは、1〜1.5か月ほどかかります
- 診断のあとは、ご予算と優先順位に合わせて、作り直しか部分的な改修かをご提案します
- 公開後の効果の確認と改善、保守まで、続けてお任せいただけます
少人数で行っているため、毎月2社までお引き受けしています。詳しくは「ホームページ制作/リニューアル」のページをご覧ください。まず今のサイトの状態を知りたいときは、「Webサイト診断」からご相談いただけます。
よくある質問
Q. ホームページは、何年ごとにリニューアルすればいいですか?
A. 年数で決める必要はありません。お問い合わせにつながっていない、スマートフォンで見づらい、自社で更新できない、仕組みが古い、といったサインが出ていれば考える時期です。部分的な改修で済むことも多いので、まず今のサイトの状態を確かめてください。
Q. リニューアルすると、検索の順位は下がりますか?
A. 進め方しだいです。URLを変えるときに古いURLから転送し、検索で来ているページや言葉を残せば、大きく下がることは避けられます。転送の漏れや、ページの削除がいちばんの原因です。
Q. 今の制作会社とは別の会社に、リニューアルを頼めますか?
A. はい、頼めます。ドメインやサーバー、管理画面のログイン情報が自社の手元にあるかを先に確かめてください。手元にない場合は、今の制作会社に引き継ぎを頼む必要があります。
Q. リニューアルの間、今のサイトはどうなりますか?
A. 多くの場合、新しいサイトは別の場所で作り、公開の日に切り替えます。制作中も、今のサイトはそのまま見られます。
Q. 見た目だけ新しくすれば、お問い合わせは増えますか?
A. 見た目だけでは、ほとんど増えません。誰に何を届けるか、お問い合わせまでの道筋を見直すことが大切です。今のサイトの課題を数字で確かめてから、何を直すかを決めてください。
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