サーバー移転・移管の進め方|ドメインそのままで移すときの準備と、業者に頼むときに確かめること
公開日:2021.10.04 更新日:2026.10.26
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記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。
こんにちは、株式会社ソライルの波多野です。
「今のサーバーが遅い」「管理会社を替えるので、サーバーも移したい」。サーバーの移転(引っ越し)は、ホームページとメールの両方に関わるため、準備がとても大切です。
この記事では、次の順にご案内します。
- 移転と移管の違い
- サーバーを移したほうがよいサイン
- ドメインそのままで移すときに準備すること
- メールとSEOへの影響
- 業者に頼むときに確かめること
作業の具体的な手順は「WordPressの移行・ホームページの引っ越し手順」の記事でご案内しています。
※2026年9月:移転と移管の違い、移したほうがよいサイン、準備するもの、メールとSEOへの影響、業者に頼むときに確かめること、よくある質問を加えて、全面的に書き直しました。
移転と移管の違い
| 言葉 | 中身 |
|---|---|
| サーバー移転 | ホームページやメールのデータを、別のサーバーへ引っ越すこと |
| サーバー移管 | サーバーの管理や契約を、別の会社へ移すこと。管理会社を替えるときに、データの引っ越しと一緒に行うことが多い |
| ドメイン移管 | ドメインの契約先(登録事業者)を、別の会社へ移すこと。サーバーとは別の手続き |
実際には、「管理会社を替える」ときに、サーバーの移転と移管、ドメインの移管をまとめて行うことがよくあります。それぞれ別の作業なので、何をどこへ移すのかを最初に整理します。
サーバーを移したほうがよいサイン

- 表示が遅い
サーバーの性能が足りない、同じサーバーに多くのサイトが入っていて重い。 - 古い仕組みのまま
新しいPHPが使えない、無料のSSLが使えないなど、サーバー自体が古い。 - 費用が内容に見合わない
制作会社が契約しているサーバーの費用に、手数料が上乗せされている。 - 管理会社を替える
今の会社のサーバーを使い続けられない、または使い続けたくない。 - トラブルが続く
止まることが多い、サポートの返事が遅い。
表示が遅い原因は、サーバーではなく、画像の大きさやプラグインにあることも多いので、先に原因を確かめます。見分け方は「ホームページの表示が遅い原因と対処法」の記事でご案内しています。
ドメインそのままで移すときに準備すること
いちばん多いのは、ドメイン(〇〇.co.jp)はそのままで、サーバーだけを移す引っ越しです。次のものを先にそろえておくと、作業がスムーズに進みます。
| 準備するもの | 中身 |
|---|---|
| 今のサーバーの情報 | 管理画面・FTP・データベースのログイン情報、PHPのバージョン、契約の終了日 |
| ドメインの情報 | 登録事業者の管理画面のログイン情報、DNSを誰が管理しているか |
| メールの情報 | 使っているメールアドレスの一覧、パスワード、転送の設定 |
| 新しいサーバー | 契約と、ドメインの追加。容量やPHPのバージョンが足りるか |
| 切り替える日 | お問い合わせや注文が少ない日。今のサーバーの契約が切れる日より、余裕を持って前に |
とくに見落とされやすいのが、ログイン情報とメールアドレスの一覧です。前の制作会社や担当者しか知らない場合は、先に引き継ぎを受けておきます。管理情報をまとめる方法は「ホームページの管理情報は1枚にまとめる」の記事でご案内しています。
メールとSEOへの影響
メール
今のサーバーでメールも使っている場合は、ホームページと一緒にメールも引っ越す必要があります。
- 新しいサーバーに、同じメールアドレスを作り直す
- DNSのメールの設定(MXレコード)を、新しいサーバーに向ける
- 古いサーバーに残っているメールを、取り込み忘れないようにする
- パソコンやスマートフォンのメールの設定を、必要に応じて変える
メールは、切り替えの直後に届かない時間ができやすいところです。社内への案内と、切り替え後の送受信の確認を、必ず行ってください。
SEO
ドメインを変えずにサーバーだけを移す場合、検索の順位に大きな影響が出ることは、ほとんどありません。表示が速いサーバーに移れば、見る人にとって使いやすくなります。
気をつけたいのは、次のような場合です。
- 移したあとに表示が崩れていたり、ページが見つからなかったりする
- 移したことで、URL(httpとhttps、wwwの有無など)が変わってしまう
- ドメインも一緒に変える
ドメインを変える場合は、すべてのページの転送と、Search Consoleでの手続きが必要です。詳しくは「WordPressの移行・ホームページの引っ越し手順」の記事でご案内しています。
業者に頼むときに確かめること

- どこまでが作業に含まれるか(ホームページ、メール、SSL、DNSの切り替え)
- 切り替える前に、新しいサーバーで表示を確かめてくれるか
- メールの移行と、切り替え後の送受信の確認まで行うか
- 新しいサーバーとドメインの契約は、誰の名義になるか
- 移したあとの保守(更新・バックアップ)は、誰がするか
- 問題が起きたときに、元のサーバーに戻せるようにしておくか
とくに4つめの名義は大切です。新しいサーバーを業者の名義で契約すると、あとで会社を替えるときに、また同じ苦労をすることになります。管理会社を替える手順は「ホームページの管理会社は変更できる?」の記事でご案内しています。
よくある失敗
- 今のサーバーの契約が先に切れてしまい、ホームページもメールも止まる
- ログイン情報が分からず、データを取り出せない
- メールの設定を忘れて、切り替え後にメールが届かない
- 古いサーバーをすぐに解約して、戻せなくなる
- 新しいサーバーも業者の名義で契約してしまい、自社で動かせない
どれも、準備の段階で防げるものです。サーバーの期限切れについては「サイトが消える3か所の期限」の記事でご案内しています。
ソライルのサーバー移転
弊社では、サーバーの移転と、管理会社の切り替えをお引き受けしています。
- 今のサーバー、ドメイン、メールの状態の確認と整理
- 新しいサーバーでの表示の確認を済ませてから、DNSを切り替える進め方
- メールの移行と、切り替え後の送受信の確認
- 移したあとの保守(更新・バックアップ・セキュリティ)まで続けてお任せいただけます
ホームページ保守サービス(料金・プラン)のご契約では、今のサーバーのままお引き受けすることも、セキュリティや速さの面で適したサーバーへの引っ越しをご提案することもできます。移転の途中で表示されなくなったなどでお困りのときは、「ホームページのトラブル対応」のページもご覧ください。
よくある質問
Q. サーバーを移すと、ドメインやメールアドレスは変わりますか?
A. ドメインをそのままにすれば、ホームページのURLもメールアドレスも変わりません。ただし、メールを同じサーバーで使っている場合は、新しいサーバーでメールアドレスを作り直し、設定を切り替える必要があります。
Q. サーバーの移転には、どれくらいかかりますか?
A. 準備から切り替えまで、小さなサイトなら数日から1週間ほどが目安です。ログイン情報の引き継ぎに時間がかかる場合や、メールの移行がある場合は、もう少し余裕を見てください。
Q. サーバーを移すと、検索の順位は下がりますか?
A. ドメインを変えずに移す場合は、大きな影響はほとんどありません。移したあとに表示の崩れや見つからないページがないかを確かめることが大切です。
Q. 今のサーバーの契約が切れそうです。間に合いますか?
A. 契約が切れるとホームページもメールも止まるので、まずは今のサーバーの契約を1か月だけでも延ばせないか確かめてください。そのうえで、余裕を持って移転を進めます。
Q. 制作会社のサーバーから移したいのですが、データを渡してもらえるか不安です。
A. 契約の内容によります。まず、データの受け渡しと、ドメインの名義について、今の会社に確かめてください。連絡が取れない場合の対処は「ホームページ制作会社と連絡が取れない…」の記事でご案内しています。
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