SEO対策の本質とは?15の対策とGoogleの評価基準をご紹介!
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記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ4,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。
こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。
検索エンジンで自社サイトの上位表示を狙う「SEO対策」。
インターネット上では様々な対策が紹介されていますが、そもそもSEO対策の本質を知らなければ、効果を出すことは難しいでしょう。
今回は、SEO対策とは何かということから、SEO対策の本質、SEO対策の本質にかかわるGoogleの評価基準について解説します。
さらに、本質をふまえたSEO対策15選、SEO対策で効果を出すポイントについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
SEO対策って何?
そもそも、SEOとは「Search Engine Optimization」の略であり、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。
具体的には、Googleなどの検索エンジンが理解しやすく、ユーザーのニーズに応えられるように、コンテンツを作成したりWebサイトを最適化したりすることです。
SEO対策とは、SEOを目的に行う対策のことを指します。
日本における検索エンジンのシェア率は、Googleが約80%(参照:2023年度 Statcounter GlobalStats調べ Search Engine Market Share Japan)を占めているので、SEO対策はGoogleの考えをもとに進めていくことが一般的です。
SEO対策のメリット・デメリット
SEO対策の本質についてお話する前に、メリット・デメリットもチェックしておきましょう。
メリット
SEO対策のメリットは以下の通りです。
- ・費用対効果が高い
- ・継続的な集客を見込める
- ・ブランドの価値を高められる
- ・潜在顧客と顕在顧客の両方にリーチできる
- ・コンテンツが資産になる
SEO対策は、サーバーやドメインの維持費用などだけで継続的な集客やブランディングが期待できるため、費用対効果が高い特徴があります。
また、自社サイトを上位表示できれば、ニーズを自覚していない潜在顧客から、ニーズを自覚していたり商品・サービスを認知していたりする顕在顧客まで、アプローチすることも可能です。
さらに、SEO対策が成功すると比較的安定して上位表示されるため、自社サイトがアクセスや売り上げを継続的に伸ばし続ける資産となります。
デメリット
SEO対策のデメリットは以下の通りです。
- ・効果が出るまでに時間が必要なことも多い
- ・専門知識が必要
- ・Googleのアップデートの影響を受けることもあり
SEO対策で効果が出るには、一般的に3〜6ヶ月程度といわれており、検索エンジンに評価されるコンテンツを作成するには専門知識が必要不可欠です。
また、Googleは定期的にアップデートを行い評価基準を変更することもあるため、臨機応変に対応できるスキルも求められます。
SEO対策の本質とは
SEO対策の本質とは、「ユーザーファースト」を意識してコンテンツを作成することです。
Googleは、「ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成し、有益で信頼できる情報を掲載したコンテンツを、検索結果の上位に表示する」と公言しています。
このため、ユーザーの目線に立ち、検索意図に対するソリューションの提示や、競合記事にない情報を載せるコンテンツ作成が重要になるのです。
単に、文字数が多かったり競合記事の内容を網羅したりなどのコンテンツは、有効なSEO対策とはいえません。
また、訪れたユーザーが「情報が足りないから他の記事も検索しよう」と思わないよう、疑問に答えるだけではなく、検索ユーザーが認識できていない情報を提示することも、SEO対策の本質でしょう。
SEO対策の本質にかかわるGoogleの評価基準
自社サイトを上位表示させるには、下記のSEO対策の本質にかかわるGoogleの評価基準を知っておく必要があります。
- ・Googleが掲げる10の真実
- ・E-E-A-T(旧E-A-T)
- ・YMYL
- ・不正行為の厳禁
上記4つの評価基準を把握して、検索エンジンとユーザーのどちらからも高評価をもらえるようにしましょう。
Googleが掲げる10の真実
Googleが会社設立後に策定した理念である「Googleが掲げる10の真実」は、SEO対策を行う前に必ず意識するべき項目です。(参照:Google が掲げる 10 の事実)
【Googleが掲げる10の真実】
- ・ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
- ・1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
- ・遅いより速いほうがいい
- ・ウェブ上の民主主義は機能する
- ・情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
- ・悪事を働かなくてもお金は稼げる
- ・世の中にはまだまだ情報があふれている
- ・情報のニーズはすべての国境を越える
- ・スーツを着なくても真剣に仕事はできる
- ・「すばらしい」では足りない
検索エンジンで7割以上のシェア率を誇るGoogleが何を指針にしているかは、自社サイトを運営するうえで重要といえます。
Googleが掲げる10の真実を理解することで、どのようなWebサイトが評価されるのか把握できるでしょう。
E-E-A-T(旧E-A-T)
E-E-A-Tとは、下記4つの単語の略称であり、Googleが順位を決定するために考慮している項目の1つです。(参照:Google 検索セントラル ブログ)
- ・経験(Experience)
- ・専門性(Expertise)
- ・権威性(Authoritativeness)
- ・信頼性(Trustworthiness)
上記4つの項目のレベルが高いコンテンツは、Googleが評価することが公言されています。
元々、E-A-T(専門性、権威性、信頼性)が評価基準のコンセプトにされていましたが、新しく「経験(Experience)」が追加されました。
4項目の中でも信頼性が特に重要と公表されているので、コンテンツ作りの参考にしましょう。
YMYL
YMYLとは、「Your Money or Your Life」の略であり、お金や健康などのジャンルを指します。
これらのジャンルは、私たちの人生に大きく関わる分野のため、Googleは通常の評価基準よりもさらに厳しい基準で評価しています。
YMYLの記事を書く際は、Googleが特に重視する「E-E-A-T」の基準を満たすことに加え、データと証拠を明確に示し、誇大表現や不確かな情報を避けることが重要です。
【YMYLの対象ジャンル】
- ・ニュース・時事問題
- ・市民、政府、および法律
- ・金融
- ・ショッピング
- ・健康・安全
- ・人々の集団
- ・その他(フィットネスや大学、就職など人生に大きく関わるもの)
不正行為の厳禁
Googleが不正と判断するような下記の行為は、控えるようにしましょう。
- ・著作権の侵害
- ・コピーコンテンツ
- ・キーワードの過度な詰め込み
- ・被リンクの売買
- ・隠しリンク・隠しテキスト(背景色と文字色を同じにするなど)
これらの行為を行うことで、自社サイトの順位が下がったり、検索画面に表示されなくなったりする可能性があります。
また、不正行為ではありませんが、「掲載情報が古い」「更新頻度が低い」といった状況も、順位が下がることがあるので注意しましょう。
本質をふまえたSEO対策15選
こちらからは、本質をふまえたSEO対策15選をご紹介します。
- ・適切なキーワードを選定する
- ・適切なタイトルを設定する
- ・適切な見出しを設定する
- ・ユーザーが求める情報を網羅する記事を作成する
- ・Googleの世界に新しい情報を追加する意識を持つ
- ・メタディスクリプションを設定する
- ・Webサイトの表示速度を改善する
- ・読みやすさを考慮する
- ・関連情報を提示する
- ・著者情報を強化する
- ・自社サイト内の不要なコンテンツを削除する
- ・モバイルファーストインデックスを適用する
- ・サイト構造をシンプルにする
- ・Webサイトの導線を改善する
- ・被リンク評価を上げる
ぜひ、上記15の対策を行い、自社サイトの順位をより高めていきましょう。
適切なキーワードを選定する
SEO対策では、コンテンツを作成する前に、狙うべきキーワードを選定します。
「キャンプ 始め方」など、キーワードを決めてから記事などを執筆することで、ユーザーが欲しい情報を明確に届けることができます。
キーワードを選ぶときは、ターゲットのニーズやコンバージョンにつながるものを探し、検索ボリュームや競合サイトなどをふまえたうえで、決定していきましょう。
適切なタイトルを設定する
タイトルは、以下のポイントを意識し、検索エンジンやユーザーに記事の内容をわかりやすく伝えられるように設定しましょう。
- ・文字数は30文字程度
- ・内容をシンプルに記載する
- ・キーワードを前半に入れる
- ・クリックしたくなるような工夫をする
- ・他のページと被らせない
検索画面に表示されるタイトルの文字数は制限があるため、30文字程度を意識して、なるべくシンプルに記載してみてください。
また、キーワードは前半に入れることで、必ず表示させられるうえにユーザーの目にも留まりやすくなります。
数字や記号、パワーワードなども使いながら、クリックしたくなるタイトルをつけましょう。
適切な見出しを設定する
見出しは、下記のポイントを押さえて適切に設定してみてください。
- ・各役割を意識する
- ・h1は1ページにつき1つ
- ・不自然にならない程度にキーワードを入れる
- ・端的な内容にする
- ・画像を見出しにしない
見出しには、「h1タグ(タイトル・テーマ)」「h2タグ(目次・章)」「h3タグ(各章のポイント)」「h4タグ(補足ポイント)」といったように、それぞれ役割があります。
h1の下にh2、h2の下にh3というように、各階層も意識し、読みやすい記事を作成しましょう。
ユーザーが求める情報を網羅する記事を作成する
記事を執筆するときは、ユーザーが求める情報を記載するように心がけましょう。
Googleは、ユーザーに有益な記事を評価する傾向にあるので、検索意図以外にも有用な情報を掲載することで、順位が上がる可能性があります。
競合サイトの内容だけではなく、ユーザーが気になるような情報を余さず記載するように意識してみてください。
Googleの世界に新しい情報を追加する意識を持つ
これはあまり言われていないことですが、Googleの世界に新しい情報を追加する意識を持つことも大事です。
Googleで検索しても出てこないような情報を記事にすることで、検索エンジンでも埋もれない、価値あるコンテンツを作ることができます。
そのためには以下の3つの方法が効果的です。
- ・専門家やプロに話を聞いて独自の視点を得る
- ・書籍や専門書から学び、ネットにない知識を紹介する
- ・自分自身の体験やオフラインでの経験を盛り込む
これらの方法を駆使して作られたオリジナリティのある記事は、読者にとって役立つだけでなく、Googleからも高く評価されやすくなります。
弊社ソライルの代表の波多野は、学生時代にギターの上達法をネット上で情報発信していました。
その際、音楽の専門家にインタビューを行い、プロの世界では常識であっても一般には知られていないコツを収集し、記事として提供していました。
この経験は、後のWeb集客コンサルティング業務においても、専門家の知見を活用し、独自性の高いコンテンツを作成する手法として活かされています。
メタディスクリプションを設定する
メタディスクリプションとは、記事の概要を説明する文章のことであり、検索画面上でタイトルの下に表示されます。
検索順位には直接影響しないといわれていますが、思わずクリックしたくなるような文章を記載すれば、アクセス数の上昇につながるでしょう。
下記のポイントをふまえてメタディスクリプションを設定し、自社サイトのアクセス数をさらに増やしてみてください。
- ・記事の内容を端的に伝える
- ・記事で得られることを記載する
- ・不自然にならない程度にキーワードを入れる
Webサイトの表示速度を改善する
Googleは、表示速度が遅いWebサイトの評価が下がる可能性を公言しているため、表示速度の改善も忘れず行いましょう。
具体的な改善方法としては、以下が挙げられます。
- ・キャッシュ設定を見直す
- ・ソースコードを修正する
- ・画像を軽量化する
- ・YouTubeの埋め込み方やコードを見直す
- ・AMPを実装する
表示速度の遅いWebサイトは、ユーザーの離脱率も高まりやすいので、すぐに対応してみてください。
読みやすさを考慮する
読みやすい記事は、ユーザーの滞在時間を延ばし、再訪や被リンクなどにもつながるので、間接的にSEOとしても効果的といえます。
難しい専門用語を並べるのではなく、ターゲット層がストレスなく読み進められるような文章を意識してみましょう。
また、文字の大きさや行間、字間や文字装飾なども、読みやすさを念頭に置きながら気を付けてみてください。
関連情報を提示する
記事の内容について、自社サイト内で関連する情報がある場合は、内部リンクとして挿入しましょう。
自社の関連記事を提示すれば、検索エンジンの順位決定に関わる情報を集める「クローラー」がサイト内を巡回しやすくなります。
また、ページ同士の関連度が高くなって評価が上がったり、ユーザーの滞在時間が長くなったりなども考えられます。
一方、公的なサイトや専門家のサイトのリンクを、関連情報として記事に掲載することで、信ぴょう性を上げることもできるでしょう。
ただ、リンク切れがあると、ユーザーからの信頼性が低下してアクセス数の減少にもつながるので注意しましょう。
著者情報を強化する
記事の前半でご紹介したE-E-A-T(旧E-A-T)の観点から、著者情報を強化することはSEO対策に有効といえます。
記事やWebサイトのテーマに対して、専門家であることをアピールしていきましょう。
例えば、略歴や保有資格、経験年数や受賞歴を記載したり、プロフィールページを作成したりして、信頼できる情報であることを伝えてみてください。
自社サイト内の不要なコンテンツを削除する
自社サイト内に下記のようなコンテンツがある場合、サイト全体の順位を下げるリスクがあるため、削除やリライトを行いましょう。
- ・重複コンテンツ
- ・内容が薄いコンテンツ
- ・検索意図に沿わないコンテンツ など
不要なコンテンツを削除・リライトするだけで、順位が上昇することは珍しくないので、ぜひ行ってみてください。
モバイルファーストインデックスを適用する
モバイルファーストインデックスとは、Googleが順位を決める際に、モバイル対応しているサイトを優先するという方針です。
SEO対策としてはもちろん、未対応のWebサイトをモバイル端末で閲覧すると見づらく操作しづらいため、全てのページをモバイル対応にしていきましょう。
サイト構造をシンプルにする
サイト内部の構成をシンプルでわかりやすいものにし、Googleのクローラーやユーザーが巡回しやすいようにしましょう。
階層を深くし過ぎず、親ページと子ページの関係性を明確にするなど、閲覧しやすいサイト構造を考えてみてください。
Webサイトの導線を改善する
ユーザーをWebサイトの目的まで導けるように工夫していきましょう。
導線を改善するには、ユーザーの求めるものや行動を考えて設計し、実際の行動をふまえたうえで修正を繰り返すことが大切です。
また、「グローバルナビ」「サイドメニュー」「フッターメニュー」「パンくずリスト」といったナビゲーションの配置を細かく検討したり、ユーザーに有益と思わせるランディングページを作成したりなども行ってみてください。
被リンク評価を上げる
Googleは、自然に貼られた良質な被リンクを獲得したWebサイトに対して、評価する傾向があります。
ユーザーが思わず自社サイトのリンクを貼りたくなるように、下記のような対策を実施するのがおすすめです。
- ・ユーザーのニーズに応えたコンテンツを作る
- ・専門性を強化する
- ・印象に残る工夫をする
SEO対策で効果を出すポイント
SEO対策で効果を出すには、以下3つのポイントを押さえる必要があります。
- ・ユーザーファーストで対策する
- ・独自性を意識する
- ・効果の計測と改善を繰り返す
上記3つのポイントについて解説していきましょう。
ユーザーファーストで対策する
繰り返しにはなりますが、SEO対策を行うときは必ずユーザーファーストを意識しましょう。
それぞれの対策を事務的にこなすのではなく、「ユーザーが読みやすく大満足する記事かな」「ユーザーが閲覧しやすい環境かな」など、ユーザーの視点を第一に作り込むことが、SEO対策にとって非常に効果的です。
独自性を意識する
Googleは、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトを評価すると公言しています。
SEO対策を行う際、競合サイトの情報のみを網羅した記事を作成しがちですが、これはNG。
実際にキーワードを検索するユーザー像をイメージし、競合サイトの内容以外にもどんなことを知りたいと思っているのか考え、自社だけの独自性をプラスしてみてください。
効果の計測と改善を繰り返す
SEO対策は、計測と改善を繰り返すことでより確実に上位表示を狙うことができます。
実際に対策を行い、結果をふまえたうえで修正していけば、自社サイトに適したノウハウを蓄積することが可能です。
ぜひ、中長期的な視点でSEO対策に取り組んでみてください。
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SEO対策の本質、まとめ
今回は、SEO対策とは何かということから、SEO対策の本質、SEO対策の本質にかかわるGoogleの評価基準や対策などについて解説しました。
何から行えば良いのかわからなくなるSEO対策ですが、「ユーザーファースト」という本質を理解すれば、具体的な施策が見えてくるかと思います。
「自社サイトの順位がなかなか上がらない」とお悩みの方は、ぜひWeb集客の専門家であるソライルへご相談ください。
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