【インターネット広告の種類】9つの特徴と運用のポイントを解説
- Web集客コンサルティング
記事の監修
IT・WEB集客の専門家
波多野 明仁(Akihito Hatano)
WEB業界歴20年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ2,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。
こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。
「自社サイトの集客数を増やしたい」「商品・サービスの売上を伸ばしたい」などの理由から、インターネット広告を検討していませんか?
インターネット広告は、マス広告よりも予算を抑えて、詳細なターゲティングができる手法ですが、種類がいくつもあるので自社に適したものを選ばなければ効果は半減することに…。
今回は、9種類のインターネット広告を特徴と共に解説します。
さらに、インターネット広告を運用するときのポイントについてもお話するので、参考にしてみてください。
目次
インターネット広告とは?
そもそも、インターネット広告とはどのようなものなのでしょうか?
実施するメリットを含めて、インターネット広告の概要をお伝えします。
インターネット広告とは「インターネット上のメディアに掲載される広告のこと」
インターネット広告とは、「インターネット上のメディアに掲載される広告のこと」を指します。
Webサイトはもちろん、TwitterやInstagramといったSNS、メールなどのメディアに掲載される広告も、全てインターネット広告です。
別名として、「ネット広告」や「Web広告」といわれることもあります。
電通ら5社が分析した「2022年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」によると、インターネット広告の市場規模は拡大しており、2022年は前年比114.3%と大きく成長しました。
商品やサービスを購入する際、インターネットを通じて行う消費者が増えていると予想できることから、会社のさらなる発展のためインターネット広告は有効といえるでしょう。
実施するメリット
インターネット広告を実施するメリットは以下の5つです。
- ・マス広告よりコストを抑えられる
- ・細かくターゲットを設定できる
- ・短期間で効果を感じやすい
- ・効果を測定しやすい
- ・広告の内容を変更しやすい
インターネット広告は、テレビ広告や新聞広告といったマス広告より掲載費用などを抑えられるうえ、性別・年齢・地域などで細かくターゲットを設定できます。
さらに、広告掲載もすぐに行うことができ、SEO対策のように効果が出るまで中長期的に待つ必要もありません。
出稿したと同時に効果を測定でき、広告の内容も変更しやすいので、改善しやすいところも利点の1つでしょう。
インターネット広告の種類9つ
インターネット広告は、大きく以下の9種類に分けられます。
- ・リスティング広告
- ・ディスプレイ広告
- ・リターゲティング広告
- ・ネイティブ広告
- ・アフィリエイト広告
- ・SNS広告
- ・動画広告
- ・記事広告
- ・メール広告
それぞれ特徴が異なるので、出稿前に確認してから自社に最適なインターネット広告を選んでみましょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果画面に掲載されるテキスト型の広告を指します。
通常、検索エンジンの上位ページに自社サイトを掲載するにはSEO対策が必要です。
しかし、リスティング広告を出稿すれば、検索結果画面の上部や下部に表示されるのでユーザーに目を通してもらうことができます。
さらに、リスティング広告は検索キーワードに対して出稿するので、特定の悩みを持っている購買意欲の高いユーザーへ情報を届けることが可能です。
「パソコン おすすめ」など、あるキーワードを入力して検索しているユーザーは、悩みを解決したいという気持ちがあるため、リスティング広告を利用することで購買へとつなげられるでしょう。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトの広告枠に掲載される広告のこと。
テキストだけではなく、画像や動画形式の広告を表示できるので、商品・サービスの魅力をより詳しく伝えられます。
ビジュアルを前面に出せるからこそ目にもとまりやすく、工夫次第でクリック率を上げられるというメリットも。
クリック単価が低く、起業したばかりなどで予算を抑えたい企業も取り組みやすい広告といえるでしょう。
まだ自身の悩みを自覚していないユーザーに向けても効果のあるディスプレイ広告は、幅広いターゲット層を獲得したい企業にもおすすめです。
リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、以前Webサイトを訪れたユーザーに対して配信する広告です。
過去に自社サイトを訪れているユーザーは、商品やサービスに興味のあるということ。
だからこそ、このようなユーザーをターゲットにすることで、自社について何も知らない人よりもコンバージョン率を上げられるのです。
画像や動画、テキストなど、様々な形態で配信できる広告で、顕在層にターゲットを絞りたい企業にぴったりでしょう。
ただ、リターゲティング広告は何度も広告を表示させることから、ユーザーに嫌悪感を抱かれることもあるため注意してください。
ネイティブ広告
ネイティブ広告とは、Webメディアのコンテンツに溶け込ませている広告のこと。
一見、広告とはわからないような見た目なので、ユーザーに宣伝色を感じさせづらくクリックを誘導させることが可能です。
大々的に表示される広告とは異なり、メディアの記事と類似した見た目だからこそ、Webサイト全体の雰囲気を壊さないのも1つのメリットでしょう。
ネイティブ広告が有効なのは、無関心層や潜在層です。
Webサイトの記事やSNSの投稿などで、自然に掲載されているネイティブ広告は、ユーザーが存在に気付く可能性も高く、認知拡大に役立つでしょう。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、WebサイトやSNSなどに広告を掲載してもらい、ユーザーが商品・サービスの購買や会員登録などのアクションをしてから、費用が発生する広告です。
特徴としては、費用対効果が高いということでしょう。
企業側で設定したアクションまで到達しない場合は費用は発生しませんが、商品やサービスの認知は拡大させることができます。
さらに、様々なメディアでいろんな紹介文と共に商品・サービスが推されるので、高いCVRが見込めるのも魅力的ですね。
成果地点と成果金額はあらかじめ企業側で設定できることから、予算を管理しやすいのも利点です。
SNS広告
SNS広告とは、TwitterやInstagram、FacebookといったSNSのプラットフォームに配信する広告のことです。
タイムラインやトークリストなどに自然な形で広告を掲載できるため、ユーザーから受け入れられやすい広告の1つでしょう。
年齢や性別はもちろん、「いいね」をした人など、精度の高いターゲティングをすることが可能であり、届けたいユーザーへ的確に配信できるのもメリットです。
SNS広告は、プラットフォームの種類によって最適な広告が異なります。
また、ターゲット層によっても利用するSNSは様々なので、徹底した事前のリサーチをすることで効果が得られるでしょう。
動画広告
動画広告とは、動画を用いて配信する広告のことです。
代表的なものとしては、YouTubeで視聴している動画の途中に流れる広告が挙げられますが、他にもTwitterやInstagramなど様々な媒体で掲載されています。
音と動きを組み合わせて配信される動画広告は、他広告と比べて目を引きやすく、短時間で多くの情報を伝えることが可能です。
クリエイティブの制作にはコストがかかりますが、一度見たらユーザーの記憶に残りやすいため、ブランドの認知度や購買意欲の向上に効果的でしょう。
記事広告
記事広告とは、通常の記事と同じような形式で掲載される広告を指し、「タイアップ広告」や「PR広告」と呼ばれることもあります。
記事形式で商品・サービスを紹介できるからこそ、多くの情報を無理なくユーザーに伝えられるのがメリットでしょう。
ユーザーのWebサイト閲覧体験を損なうことなく、しっかりと内容を読んでもらえるので、信頼性を獲得しやすいのも特徴です。
知名度のあるメディアに掲載することができれば、多くのファンが最後まで目を通す可能性も高くなるなど、メディアの力を利用できるのも記事広告の強みですね。
メール広告
メール広告とは、メールを使って配信する広告のことです。
主に、文字だけで構成されてすっきりとした印象の「テキスト型」と、画像の添付やフォントの変更などができる「html型」の2種類に分けられます。
他の広告と比べて出稿までの工数がかからず、会員登録をしている人などのターゲティングもしっかりできるところが魅力的ですね。
また、1度配信してしまえば、ユーザーから削除されない限り何度でも読んでもらえる機会を設けられます。
ただ、開封されなければ内容を読んでもらえないので、思わず開きたくなるような工夫が必要でしょう。
インターネット広告を運用するときのポイント
インターネット広告を運用するときのポイントは、以下の4つです。
- ・目的をはっきりとさせる
- ・自社に適した種類を選ぶ
- ・ターゲットに刺さる広告をつくる
- ・PDCAをまわす
それぞれのポイントについて解説していきましょう。
目的をはっきりとさせる
まずは、インターネット広告を運用する目的をはっきりとさせましょう。
「会社の業績を上げたい」などの漠然とした目的では、どのインターネット広告を始めれば良いのかわかりません。
「自社サイトの集客数を増やしたい」「ブランドの認知を拡大させたい」など、具体的な目的を決めることで、どのように取り組んでいくべきかが見えてきます。
自社の現状を今一度把握し、ターゲット層を考えながら、インターネット広告を始める目的について話し合ってみましょう。
自社に適した種類を選ぶ
目的が決まったら、自社に適したインターネット広告の種類を選びます。
ここで大切なのが、自社のターゲットをペルソナとして具体化していくことです。
性別や年齢だけではなく、趣味や悩みなど、細かい項目を考えていきながら、自社商品・サービスを必要とするのはどんな人なのかを考えていきましょう。
インターネット広告では、ターゲットが利用している媒体に掲載しなければ効果が得られないので、ターゲットを明確にすることが大切です。
また、自社の予算やどれくらいの期間で効果を出したいのかなどを考えて、無理なく成果を獲得できるようなインターネット広告を配信するのがベストですよ。
ターゲットに刺さる広告をつくる
インターネット広告をつくるときは、ターゲット目線を意識しましょう。
ユーザーは何かの悩みを解決したくてWebサイトやSNSを見ているので、その悩みに寄り添い、「これを使えば解決できそう!」と思わせるインターネット広告が求められます。
どんな言葉で検索して、どんなメリットがあれば興味を持つのかなど、ターゲットの行動や心情に基づいてインターネット広告をつくるのがポイント。
さらに、複数のパターンを用意し、実際に配信してから効果を検証し、ターゲットに刺さるインターネット広告はどれなのかを確認すれば、効率的に施策を進められるでしょう。
PDCAをまわす
インターネット広告を配信した後は、PDCAをまわしていきましょう。
「Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)」と4つの工程を繰り返していくことで、目的を達成するためには何をするべきかが明確になります。
課題がはっきりとすれば、担当者が「自分は何をすれば良いのか」をしっかり理解できるので、生産性も向上するでしょう。
定期的にPDCAをまわすことで、本来達成すべき目的からぶれることを防ぎ、具体的な道筋を立てられますよ。
インターネット広告の種類、まとめ
今回は、インターネット広告の種類と運用するときのポイントについて解説しました。
インターネット広告は大きく分けて9種類あり、それぞれの特徴を押さえておくことで効果的な運用をすることができます。
もし、今インターネット広告の運用で不安になっている方は、株式会社ソライルへご相談ください。
株式会社ソライルでは、Webコンサルティング会社として、広告運用代行だけではなく、CV率を上げるためのWebサイト改善も同時に行うことができます。
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初回のご相談は無料なので、お気軽にお問合せください。
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