抽象度を上げるとは?売上アップにつながるメリットやトレーニングをご紹介

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記事の監修

IT・WEB集客の専門家

波多野 明仁(Akihito Hatano)

WEB業界歴20年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ4,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。

こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。

ビジネスや人生を成功させるうえで押さえておきたい、「抽象度を上げる」という言葉をご存じでしょうか。

抽象度を上げることができれば、多角的なアイディアを出せたりコミニケーション能力が向上したりなど様々なメリットがあります。

今回は、「抽象度を上げる」とは何かということ、抽象度を上げるメリットや売上につながる理由、抽象度を上げるためのトレーニングについてご紹介します。

さらに、抽象度を上げるときのポイント、社員の抽象度を上げて売上アップをするための方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

抽象度を上げるとは?ビジネスで役立つ『抽象化思考』を解説

抽象度を上げるとは、物事をより大きな視点から把握し、本質を捉えることです。

例えば、「犬」の抽象度を上げた場合、「犬→哺乳類→脊椎動物→動物」といった構造で表すことができます。

このように物事の抽象度を上げると、現状だけではなく全体を俯瞰することができ、見た目がかけ離れているものを結び付けたり、今までにない考えを思いついたりすることが可能になります。

抽象化思考を持つことで、物事を様々な面から柔軟に捉えられるようになるので、課題解決もしやすくなるでしょう。

抽象化思考と具体化思考の違い

具体化思考(具体的思考)とは、抽象化思考と反対の意味を持つ言葉であり、物事をより細かく考えていく思考のことです。

一例として、「犬」を具体化思考で考えると、「ジャーマンシェパード」「ブルドッグ」「ビーグル」などの犬種が挙げられます。

ビジネスで成功するためには、抽象化思考だけではなく、イメージを実現するために物事を詳しく表す具体化思考も必要になります。

抽象度を上げるとこんなに違う!ビジネスに活きる4つのメリット

ビジネスにおいて、抽象度を上げると以下4つのメリットがあります。

  • ・様々なアイディアを出すことができる
  • ・応用力が向上する
  • ・理解力を高められる
  • ・コミュニケーション能力が向上する

上記4つのメリットについてご紹介します。

様々なアイディアを出すことができる

抽象度を上げることで、今までは思いつかなかった多様なアイディアを出すことができます

現在見えているものだけではなく、より広い視野で物事を考えられるため、共通点や法則性を導き出してひらめくことが可能です。

偏見なく自由に物事の本質を捉えることができるので、他者が思いつかないような新しい切り口で考えられるでしょう。

応用力が向上する

応用力の向上も、抽象度を上げるメリットとして挙げられます。

抽象度を上げて視野を広くすると、「AとBはここが共通している」などがわかるようになるので、すでにある知識や経験をふまえて新たな物事に対応するスキルが身に付くのです。

応用力が向上すれば、情報が少ない状況でも臨機応変に動くことができ、緊急時にも適切に立ち回れるでしょう。

理解力を高められる

抽象度を上げると、物事の仕組みや状況を的確に判断するための理解力も高められます

広い視野で物事を見ることができるので、短期間でスキルや知識を習得できるようになるのです。

さらに、業務の本質に対する理解も深まり、今まで以上にスムーズに仕事をこなすことが可能になります。

コミュニケーション能力が向上する

コミュニケーション能力が向上することも、抽象度を上げるメリットでしょう。

物事を大きな視点から捉えられるので、話の主軸を意識して伝えることができ、分かりやすく説明できます

加えて、様々な人の立場になって物事を考えられるため、他人の気持ちに寄り添ったコミュニケーションも可能になります。

コミュニケーション能力の向上は、相手からの信頼を得ることにもつながるため、チームはもちろん顧客との関係性も高められるでしょう。

意志力の戦略的マネジメント

抽象度を上げることで売上アップにつながる理由

抽象度を上げることで売上アップが期待できる理由は、以下3つです。

  • ・生産性が向上する
  • ・業務の効率化が見込める
  • ・イノベーションを起こしやすくなる

上記3つの理由について解説します。

生産性が向上する

社員の抽象度を上げられれば、少ない労力で大きな結果を得やすくなります。

各社員が物事の本質を把握することで、スムーズに情報を捉えて対応できるようになるので、生産性が向上するのです。

さらに、生産性が向上すれば、企業の競争力が上がり人手不足の解消にもつながるため、コストに対してより多くの売上が見込めるでしょう。

また、業績が良くなれば給与などの待遇も改善しやすくなり、より良い職場環境の整備や離職率の低下が期待できます。

業務の効率化が見込める

社員の抽象度を上げることで、業務の効率化も見込めます。

高い視野から工程上の作業を見直すことができれば、業務にかかる無駄な時間やコスト、人材リソースなどを削減でき、効率的に業務を遂行できるでしょう。

業務の効率化により、余った時間でアイディアを練ったりスキルアップを図ったりなどができるため、売上アップにつながります。

イノベーションを起こしやすくなる

イノベーションを起こしやすくなるのも、抽象度を上げて売上アップが見込める理由です。

従来の常識を覆し、社会に新たな変革や価値を生み出すためには、抽象度を上げて視野を広くすることが効果的でしょう。

イノベーションが起これば、市場シェアの拡大や競争優位性の獲得、さらに新たな市場の創出も期待できます。

実践しやすい!抽象度を上げるためのトレーニング4選

こちらからは、抽象度を上げるための実践しやすいトレーニング4選をご紹介します。

  • ・抽象的な考え方に触れる
  • ・水平思考クイズを解いてみる
  • ・物事の共通点を考えてみる
  • ・図解する癖をつける

ぜひ気になるものから取り組み、抽象度を上げていきましょう。

抽象的な考え方に触れる

抽象度を上げるためには、日頃から抽象的な考え方に触れる機会を増やすことがおすすめです。

例えば、マーケティング理論や業界の仕組みなど、俯瞰的なテーマの本を読むことで、抽象性の高い考え方に慣れることができます。

また、抽象的な考え方がテーマのセミナーに参加してみるのも1つの方法といえるでしょう。

抽象的な考え方に慣れることで、抽象化思考を自分のものへと落とし込むことが可能です。

水平思考クイズを解いてみる

水平思考クイズを解いてみるのも、抽象度を上げるために効果的でしょう。

水平思考クイズとは、出題者の出す問題に対し、「はい」「いいえ」「関係ありません」のいずれかで答えられる質問をしながら、真相を推理するクイズです。

真相にたどり着くためには、自分の固定概念を取り払い、多角的に物事を考えなければいけないので、抽象度を上げることにつながります。

書店を訪れたときは、水平思考クイズが掲載されている書籍を探してみてください。

物事の共通点を考えてみる

抽象度を上げるにあたって、複数の物事における共通点を探してみるのも良いでしょう。

一見共通点がないような複数の事柄に対し、広い視野を用いて関連性を見つけることで、抽象化思考を育てることができます。

コツとしては、一方の特徴を洗い出してから、もう一方と共通するものを探すことです。

例えば、スマートフォンと板チョコの共通点は、「娯楽の一部」「四角い」などが挙げられます。

ゲーム感覚で楽しみながら、柔軟に特徴や共通点を考えていきましょう。

図解する癖をつける

1つの物事に対して図解することも、抽象度を上げることにつながるでしょう。

見た瞬間に内容が理解できる図解を目指すと、複雑な内容を簡潔にまとめるために抽象化思考になり、創造力や発想力がアップします

抽象度を上げ、頭で瞬時に図解することができれば、説明力が向上したり認識の違いを減らせたりといったメリットもあります。

ビジネスシーンはもちろん、日常の会話などでも活用できるので、ぜひ図解する癖をつけてみてください。

抽象度を上げるときのポイント

抽象度を上げるときは、以下3つのポイントを意識することが大切です。

  • ・ただ対象をぼやけさせるのはNG
  • ・日頃から意識をする
  • ・抽象化と具体化を行き来する

上記3つのポイントについてお話します。

ただ対象をぼやけさせるのはNG

抽象度を上げるとは、より広い視野で物事をとらえることですが、この際にただ対象を曖昧にするのはNGです。

例えば、抽象化思考を意識して「仕事でやりたいことができるようになる」という目標を立てたとします。

広い視野から設定されたゴールに感じられますが、「やりたいこと」が自分自身で定義づけられていなければ、抽象度を上げたのではなく単にぼやけさせたことになるのです。

この場合は、自分の中で「やりたいこと」は何かを考えることで、「関わる全ての人の課題を解決し、喜んだ姿を見られるような仕事ができるようになる」といった目標を立てられるでしょう。

ただ物事を曖昧に捉えることは抽象化思考ではないので、注意してください。

日頃から意識をする

抽象度を上げることは、急にできることではありません。

抽象的な考え方に触れたり水平思考クイズを解いたりなど、先ほどご紹介したトレーニングを行い、日頃から抽象化思考を意識することで着実に向上することができます。

長期的な視点でコツコツとスキルアップを目指していきましょう。

抽象化と具体化を行き来する

ビジネスで成果を出すためには、抽象化思考だけではなく具体化思考も併せて使用する必要があります。

例として、「関わる全ての人の課題を解決し、喜んだ姿を見られるような仕事ができるようになる」といった目標を達成するには、具体的にどんなことをするべきか具体化思考で検討しなければいけません。

抽象化と具体化を行き来しながら柔軟に物事を捉えることで、スキルアップや売上アップを目指せます。

抽象度を上げて売上アップをするためには?

組織全体で売上アップを目指すには、自分自身だけではなく、他社員の抽象度を上げる必要があります。

ぜひ、下記2つの方法で社員の抽象度を向上させていきましょう。

  • ・研修を行う
  • ・レクリエーションを実施する

上記2つの方法について解説します。

研修を行う

抽象化思考や抽象度を上げることについての研修を行ってみましょう。

抽象化と具体化の基礎理論、抽象化の実現方法やトレーニングによるワークなどを行うことで、スキルの向上が期待できます。

社員自ら必要なスキルを身につけることは難しい場合もあるので、組織が主体となって研修を開催することで売上アップにつながるでしょう。

レクリエーションを実施する

抽象化思考の向上を目的にしたレクリエーションの実施も効果的です。

マジカルバナナゲームのように、特定の単語を提示し関連する他の単語を挙げてもらったり、水平思考クイズを出題したりすることで、楽しみながらスキルアップが期待できます。

社員のモチベーション向上にもつながるので、ぜひ実施してみてください。

抽象度を上げて売上アップ、まとめ

今回は、「抽象度を上げる」とは何かということ、抽象度を上げるメリットや売り上げにつながる理由、抽象度を上げるためのトレーニングなどについてご紹介しました。

まずは、ご紹介した抽象度を上げるためのトレーニングの中から、実践しやすいものに取り組み、抽象化スキルを伸ばしていきましょう。

また、「ビジネスで成果を出したい」と考えている方にお伝えしたいのが、「抽象度を上げることとWeb集客やビジネスの成功は密接に関係している」ということです。

抽象度を上げることが、Web集客やビジネスに役立つ理由は下記の通りです。

  • ・ターゲット層のニーズを深く理解できる
  • ・長期戦略が立てやすくなる
  • ・多様な施策に応用できる

より抽象度を上げて「なぜその商品が必要か」「どんな価値観や感情が潜んでいるか」を考えれば、表面的なデータだけではわからなかった的確な訴求ができます。

また、「ビジネスの本質」「自分たちの価値提供」などの大きな視点を持つことで、目の前のトレンドに振り回されずに持続可能な戦略を描けるでしょう。

さらに、「効果的な集客とは何か?」という本質を掴めば、特定の手法に固執するのではなくSNSやSEO、広告などの様々な施策に柔軟に対応できます。

このように、抽象度を上げて物事を見ることで、本質的な価値提供や長期的な視点が得られ、結果としてWeb集客やビジネスの成功につながるのです。

「具体的に売上アップする方法が見えてこない」という方は、ぜひソライルの「Web集客コンサルティング」をご活用ください。

Web集客コンサルティングでは、抽象化と具体化を踏まえたうえで、お客様の課題や目標に合わせて完全オーダーメイドのプランをご提案させていただきます。

Web業界歴20年の経験と知識をもとに、改善のご提案だけではなく、具体的な施策の実施から効果検証までトータルでサポートいたします。

「ホームページから売り上げに繋がらない」とお悩みの方は、ぜひお気軽にソライルへご相談ください。

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