失敗しないホームページのリニューアル手順と改修ポイント

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記事の監修

IT・WEB集客の専門家

波多野 明仁(Akihito Hatano)

WEB業界歴20年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ4,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。

こんにちは、株式会社ソライル WEB集客コンサルタントの波多野です。

ホームページの改修(カスタマイズ)をしたいが、
・何からはじめればいいのか
・いくらくらいかかるのか
・注意すべきことはあるのか
・どこに依頼をすればいいのか
など、様々な疑問をお持ちの方も多いと思います。

ホームページの改修をおこなう際は、事前にその目的やゴールをしっかりと決めているかどうかで、意味のあるリニューアルになるかどうかを大きく左右します。
このコラムでは、失敗しないためのホームページリニューアル手順や改修のポイントを解説します。

ホームページの改修をおこなう場合の基本的な流れと期間の目安

まず気になるのは、ホームページの改修を行う場合の流れと、どのくらいの期間かかるものなのか、ということではないでしょうか。
ホームページの規模やシステムの複雑さにより、改修にかかる期間は大きく変わってきますが、改修を行う手順は大きくは変わりません。

ホームページ改修の基本的な流れ

①サイトの現状課題を分析し、改修すべき         点を洗い出す
②改修後にどうなっていたいのか、ゴール設定を行う
③競合サイトを分析して、具体的なホームページのイメージをもつ
④制作会社を選定・依頼する
⑤現状の課題とゴールを共有し、具体的なプランニングを行う
⑥ワイヤーフレーム(仕様書)をもとにサイトの全体像を確認する
⑦デザイン・コーディング・システム開発を行う
⑧公開(納品)
⑨効果測定

上記は制作会社に依頼をする場合の流れとして記載していますが、自社で行う場合も上記のうち④を省くだけで、基本的には同じ流れで進行していきます。

ホームーページの改修目安期間

ホームページの改修期間としては、特にシステム開発などを必要としないものであれば2か月程度、会員登録やカート機能など、独自の開発が必要な場合や、ページ数が多い大規模なサイトは最低3ヶ月以上を目安に制作会社に相談をしてみましょう。

時間のない中で依頼をすると、納品後にエラーが起きたり、良い効果を生まない場合があるので余裕をもって依頼をすることも大切です。

ホームページの改修を成功させるために最初に確認すべき4つのこと

ホームページの改修を成功させるために最も大事なことは、目的を明確にすることです。
そして目的を明確にするためには、自社ホームページの現状を知ることが重要です。
なんとなくホームページの見た目が古くなってきたからというだけの理由で改修をしても、手間と時間をかけたほどには流入やCVで効果が出ない場合が多いので、これからお伝えする4つのことをしっかりと実践してみてください。

自社サイトの現状をリアルな数値から知る

自社ホームページの現状を正しく把握するためには、ツールを活用することで具体的な状況を確認することができます。

①Google Analytics(グーグルアナリティクス)で確認する
(サイトにGoogle Analyticsのタグを入れていることが前提となります。)

・ユーザー属性(閲覧地域、年齢、性別など)
・ユーザーがどこから訪問してきたか
・ユーザーが最初に訪問するページはどこか
・どのページが多く閲覧されているか
・どのページが多く離脱しているか

などを見ることにより、ターゲットとしているユーザー層にズレがないか、離脱の多いページをどのように改善すべきか、最初に訪問するページをより活かす方法はないか、など、一つ一つの分析結果から、多くの改善ポイントを見出すことができます。

②Google Search Console(グーグルサーチコンソール)で確認する

・どんな検索キーワードでユーザーが訪れているのか
・検索結果の順位
・被リンク先の確認

などを確認することにより、自社ホームページのSEO対策が十分に行われているかどうかを確認することができます。
集客を行う上でSEO対策は必須です。
現状を知って、もしもSEO対策をしていない、あるいはしているが効果がでていない場合は、改修の際にあわせて対策をとりましょう。

自社ホームページの現状を運用者の声から知る

ホームページの運用をしていると、制作当初にイメージしていたこととは違う使い方をする場合があったり、想定外の使い勝手の悪さが出てきたりすることがあります。

例えば、ホームページは更新頻度も重要ですが、更新者が更新しにくい作りになっている場合は改善して、なるべく手をかけずに更新ができる作りにすることも大切です。

トップダウンの声よりも、実際の運用者の声を重視してホームページの改修を行うほうが、結果的に使い勝手の良いホームページとなるでしょう。

ホームページ改修後のゴール設定をおこなう

上記のような方法で現状を知り、一つ一つ整理をおこなうことで、改修後の具体的なゴールが見えてきます。
売上などのKPI目標も、なんとなくの数値ではなく、現実的な数値を出すことが重要です。

ホームページの改修をおこなったら、公開日からすぐにその目標数値を達成するということはまずありえませんが、運用をおこなっていくことで少しずつ設定した目標に近づいていく可能性が高くなります。

ホームページの改修を依頼する制作会社の選び方と料金

ホームページの改修を行う際に、どんな制作会社に依頼をするかで求めるゴールを達成できるかどうかの可能性が大きく変わります。
その制作会社がこれまで携わってきたホームページの改修実績を聞いて、自社ホームページの改修内容が得意分野であるかどうかを確認しましょう。

制作会社の選定方法

制作会社の選定ポイントは細かく分けるといろいろありますが、まずは

・自社ホームページの現状課題をしっかりと聞いて、アドバイスをしてくれる会社であるかどうか
・料金が予算を大幅に超える、あるいは他社と比較して法外に高すぎたり、安すぎたりしないか

を確認しましょう。

特に一つ目の自社課題をしっかりと聞いて的確なアドバイスをしてもらえるかどうかは、希望に叶う改修をおこなってもらえるかどうかに大きく関わってきます。
制作会社を決める際には3社程度の会社それぞれに話を聞いてみると、それぞれの違いや得意分野が比較できるのでおすすめです。
また、自社の課題を一緒に分析してくれたり、競合他社を分析してくれる制作会社は、上辺だけの改修を行っても意味がないことがわかっており、本気で取り組んでくれる姿勢をもっていると判断できるため、そのあたりのことについても自発的に話に出てくる会社か確認してみると良いでしょう。

ホームページ改修の費用相場

ホームページの改修にかかる費用は、改修を行いたい対応内容の難易度や制作期間、制作会社の規模によって様々です。
開発などが全く必要なく、ページのデザイン変更レベルの改修であれば、ページ単価1万円前後で対応してくれるところもたくさんあります。

しかししっかりと効果分析を行って設計から入る場合は、それなりの金額がかかってくるでしょう。
高いと感じるかもしれませんが、設計部分に費用をかけるかかけないかで、その後の成果も違ってくる可能性が高いので、単に安いからというだけで選ばず、求めるゴールを達成できそうかどうかで判断しましょう。

また、公開後の運用もあわせて依頼をするのであれば、また別に費用が発生しますので、運用も相談したい場合はその費用も確認しておきましょう。

ホームページ改修を失敗しないために注意すべきこと

ホームページを改修する際に、知識のないまま変更してしまうとこれまで蓄積してきた成果を捨ててしまうことになる場合もあるので注意が必要です。
制作会社に依頼をする場合、知識のある担当者が対応をするため問題ないと思いますが、もしも自分で改修を行うことを考えているのであれば、最低限以下の点について注意をしてください。

・ドメインは安易に変えない
・タイトルタグを安易に変えない
・ページのURLを安易に変えない
・ページを安易に削除しない

いずれも変更したり削除したりすることで、SEOでの流入がある場合、検索時のランクが大幅に落ちてしまう可能性があります。
ドメインやURLをどうしても変更しなければならない場合は、リダイレクト設定をおこないコンテンツ情報を引き継ぐようにしましょう。
また、ページが不要で削除する場合は、無意味なリダイレクト設定は行わず、404設定をしましょう。

ホームページの改修をおこなうことで期待できるメリット

ホームページの改修はそれなりに時間も手間もお金もかかるため、実施するのであれば大きなメリットを期待したいところです。
しっかりと設計をおこなって改修をすれば、以下のような効果を得ることができるのでご紹介します。

数値の改善が期待できる

ホームページの改修を行う際に、しっかりと自社の数値分析や競合分析を行うことで、劇的に目標数値に近づけることができ、改修費にかけた費用以上の効果が期待できる場合もあります。

例えば離脱の多いページを改修したことにより離脱率を下げ、求めるページへ遷移するようになった結果、売上につながるといったことです。
また、改修時にSEOについての改善も行っている場合、即時効果はでませんが数か月後に検索結果の順位があがり流入が増えるといった効果も期待できます。

いずれも改修する前に、しっかりと課題を認識し、ゴール設計を行うことで、その結果を実感することができるでしょう。

ユーザーの使い勝手向上が期待できる

ホームページの改修目的の一つにユーザーの使い勝手の向上があった場合、例えば問い合わせや商品購入の割合が増える可能性が高くなります。

ユーザーは使い勝手が悪ければ単純に見ることを止めて他のホームページへ移動するか、ブラウザを閉じて終了し、二度と自社のホームページには訪れてくれなくなります。
しかしホームページが使いやすく改善されれば何度となく使ってくれるようになることも期待できます。

利用してくれるユーザーの声を反映し、使い勝手を向上させることは、ホームページのファンを増やしていくことにもつながるのです。

運用の手間軽減が期待できる

運用者の手間がかかりすぎるホームページは更新頻度が落ち、ホームページとしての魅力も低下します。

運用が手軽にできるようになることで、情報更新頻度が担保されるようになるのでホームページは活性化され、ユーザーにとっても最新の情報をすぐに確認できるようになり、結果的に双方にとってメリットが生まれます。

ホームページは旬な情報をいかに早く発信できるかも大切なポイントなのです。

ホームページ改修したら終わりではない!

ホームページは一度改修をして公開したら終わり!ではありません。

例えば以下のような対応を継続的におこなっていくことで、その後の効果をさらにあげていくことができるでしょう。

・公開後の各種数値を確認し、目標に近づけているかを確認。達成できていない場合は必要に応じてさらなる改修をおこなう
・改修後のホームページについてユーザーヒアリングをおこない感想を聞く
・継続的にコンテンツの作成を行い、情報更新を続ける

また、リニューアルした内容を自社のSNSで発信したり、プレスリリースで配信することであらたなユーザーの獲得にもつながる可能性があります。

失敗しないホームページのリニューアル手順と改修ポイントまとめ

失敗しないホームページのリニューアル手順と改修ポイントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ホームページの改修はサイトの規模が大きければ大きいほど大変な点はありますが、しっかりと手順をふんで丁寧におこなうことで納得の成果につなげることもできるので、自社のホームページに課題があると思う場合は、改修も含めて検討してみると良いでしょう。
また、例えばホームページ全体を一気に改修しなくても、問題のあるところから少しずつ改修をおこなっていくという手もあります。

ソライルでは現状のサイトの課題点を診断し、細かな改修のお手伝いをさせていただくことも可能です。
また、公開後の保守管理なども継続的におこなうことができるので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。

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