403エラーでサイトが表示されない!今すぐ解決したいあなたへ

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記事の監修

IT・WEB集客の専門家

波多野 明仁(Akihito Hatano)

WEB業界歴21年。学生時代に50サイトの制作・運営を行い収益化を達成。その後、ITシステム開発会社にてSEを6年間経験し独立。東証プライム企業をはじめ4,000サイト以上を改善してきた実績あり。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウをクライアント企業のWEB集客に活かし、日々活躍中。1年でアクセス数が715倍に増加した企業や、売上が25倍に増加した企業など、法人クライアントの実績多数。

こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。

Webサイトを閲覧しようとしたとき、「403エラー(403 Forbidden エラー)」が表示されて画面が見られず、悩んでいませんか。

403エラーが表示される原因は複数ありますが、該当の原因に沿って対処していけば解決することができます。

今回は、403エラー(403 Forbidden エラー)の概要、「運営側」や「ユーザー側」における403エラーの原因・解決方法、403エラーを防止する方法について解説していきましょう。

403エラー(403 Forbidden エラー)とは

403エラー(403 Forbidden エラー)とは、アクセスしようとしているWebサイトの閲覧禁止を意味するHTTPステータスコードです。

Webサイト自体は存在しているものの、何らかの原因が発生してしまい、該当のサイトが表示されなくなっていることが考えられます。

403エラーはWebサイトの運営側に原因があるケースが多いので、原因を突き止めたうえで適切な解決方法が求められます。

対応を後回しにしてしまうと、SEOや売り上げにも影響が出てしまうので、迅速な対応がおすすめです。

【運営側】403エラーの原因・解決方法

あなたがWebサイトの運営側の場合、403エラーの原因・解決方法は以下の通りです。

  • ・一時的にアクセスが集中している場合
  • ・アクセス権限の設定を誤っている場合
  • ・DNSの設定を誤っている場合
  • ・indexファイルが存在していない場合
  • ・WAF機能が誤検知をしている場合
  • ・レンタルサーバー契約が凍結されている場合
  • ・ドメインが更新されていない場合

心当たりのある個所を確認し、403エラーを解決していきましょう。

一時的にアクセスが集中している場合

まずは、403エラー原因の1つ目として「一時的にアクセスが集中している場合」についてご紹介します。

詳しい原因

一時的にアクセスが増えていることで、403エラーが発生することがあります。

サーバーに負荷がかかっていることでアクセスが制限されるため、Webサイトが表示されなくなるのです。

例えば、自社や商品がテレビで紹介されたりSNSで拡散されたり、トレンドの内容をコンテンツで取り上げていたりすると、403エラーになることが考えられます。

解決方法

運営側の設定ミスで起きているわけではないので、アクセスが落ち着くまで待っていれば自然と解決できます

ただ、何度も403エラーが起き、Webサイトが表示されないことが続くと、「信頼できない会社だな」とユーザーに悪い印象を与えてしまうでしょう。

今後、会社やWebサイトの知名度が上がれば、よりたくさんのアクセスが見込まれるので、高負荷に耐えられるサーバーへ移転することも検討してみてください。

サーバーダウンとは。原因・対処法・予防策をとことん解説

アクセス権限の設定を誤っている場合

2つ目の原因である「アクセス権限の設定を誤っている場合」について解説します。

詳しい原因

Webサイトにアクセスできる権限を誤って設定しており、403エラーが出ることもあります。

例えば、ファイルやディレクトリなどに設定するアクセス権の「パーミッション」について、ユーザーがWebサイトを読み込めないような設定をしていると、閲覧が禁止される状態になるでしょう。

また、Webサーバーの動作を制御するための設定ファイル「.htaccess」の記述ミスによって、ユーザーがホームページを閲覧できないことも起こり得ます。

解決方法

パーミッションや「.htaccess」の記述ミスがないかどうか、確認してみましょう

下記によく使われるパーミッションの種類についてご紹介しますので、参考にしてみてください。

パーミッションの種類 許可される内容
644(rw-r-r-)
  • ・オーナー:読み取り・書き込み
  • ・グループメンバー:読み取り
  • ・その他の人:読み取り
755(rwxr-xr-x)
  • ・オーナー:読み取り・書き込み・実行
  • ・グループメンバー:読み取り・実行
  • ・その他の人:読み取り・実行
666(rw-rw-rw-)
  • ・オーナー:読み取り・書き込み
  • ・グループメンバー:読み取り・書き込み
  • ・その他の人:読み取り・書き込み

DNSの設定を誤っている場合

403エラーが表示される3つ目の原因として、「DNSの設定を誤っている場合」をご紹介します。

詳しい原因

ドメインとIPアドレスを紐づけて管理するシステム「DNS」の設定が誤っていることで、403エラーが表示されているのかもしれません。

DNSは、ドメイン名をコンピュータが理解できるIPアドレスに変換する役割を担っています。

このため、ドメインを取得した後にDNSを設定していなかったり、誤った設定をしていたりすると、サーバーが正しいファイルを提供できずに403エラーとなります。

解決方法

レンタルサーバーのコントロールパネルを確認し、DNSを適切に設定しているかどうか確認しましょう

ドメイン取得後であれば、設定が完了するまでに数分~数日かかるため、しばらく様子を見てみることもポイントです。

DNSの修正を完了するには時間がかかることもあるので、ドメイン取得後に必ずチェックしてみましょう。

indexファイルが存在していない場合

403エラーが表示される原因4つ目の「indexファイルが存在していない場合」について解説します。

詳しい原因

Webサーバーのディレクトリ内に、indexファイルが存在していない場合、403エラーが表示されたりファイル一覧が表示されたりします。

サーバーは、ディレクトリに直接アクセスした場合、indexファイルを自動的に読み込むため、このファイルが存在しないことで403エラーにつながってしまうのです。

解決方法

サーバーのルートディレクトリの中に、下記のようなindexファイルが存在しているかどうか確認してみましょう。

  • ・index.html
  • ・index.htm
  • ・index.php
  • ・index.shtml など

サーバー内にindexファイルが見当たらない場合は、すぐに作成してアップロードしてみてください。

WAF機能が誤検知をしている場合

403エラーが表示される原因5つ目として、「WAF機能が誤検知をしている場合」についてご紹介します。

詳しい原因

Webアプリケーションの保護に特化したセキュリティ対策「WAF機能(Web Application Firewall)」が誤検知を起こしてしまい、403エラーが表示されることがあります。

WAF機能は、通信を解析・検査したうえで、攻撃と判断した通信を遮断することでWebサイトを保護しています。

しかし、場合によっては管理者などのアクセスを不正な通信と認識してしまうことがあり、403エラーへとつながってしまうのです。

解決方法

WAF機能の誤検知は、レンタルサーバーによって対処法が異なります。

このため、心当たりがある場合は現在使用しているレンタルサーバーに問い合わせてみましょう

レンタルサーバー契約が凍結されている場合

403エラーが表示される原因6つ目として、「レンタルサーバー契約が凍結されている場合」について解説します。

詳しい原因

レンタルサーバーが使用停止になっている場合、403エラーが表示されることがあります。

例えば、サービスを利用するための入金が遅れてしまったり、自動更新をしていないために契約期間が切れていたりすることで起こってしまうでしょう。

また、アカウント自体は存在していても、何らかの問題が発生したことでレンタルサーバー側の判断により使用が停止される場合も考えられます。

さらに、レンタルサーバーのメンテナンス中であっても、403エラーが表示されることがあります。

解決方法

レンタルサーバーから連絡が届いているかどうか確認してみてください

加えて、入金期限や契約期間などを改めてチェックしてみることもおすすめです。

場合によっては、期限が切れていても早急に連絡することで復旧できるケースもあるので、ぜひレンタルサーバーへ問い合わせてみましょう。

ドメインが更新されていない場合

403エラーが表示される原因7つ目として、「ドメインが更新されていない場合」についてご紹介します。

詳しい原因

Webサイトのドメインが更新されていないことにより、403エラーでホームページが閲覧できない可能性があります。

ドメインとは、インターネット上の住所に相当する文字列であり、契約期限が切れてしまうと該当のWebサイトは表示されなくなります。

解決方法

ドメインの有効期限を確認してみましょう

ドメイン会社によっては、有効期限が切れていたとしても一定期間は保留の状態にしてくれる場合があるので、問い合わせをすることで復旧が可能です。

もし、ドメインの復旧をすることができない場合は、一からWebサイトを制作しなければいけません。

可能であれば、ドメインは自動更新に設定しておくことで403エラーを防げるでしょう。

【ユーザー側】403エラーの原因・解決方法

もし、あなたがユーザー側として403エラーが表示された場合は、運営側の対応を待ってみましょう

403エラーは、先ほどご紹介した通り運営側が原因となっていることが多いため、すぐにでも閲覧しなければいけないときは電話などで問い合わせてみるのも良いかもしれません。

また、少し時間をおいてからリロードを試してみると、アクセスできることもあります。

一方で、「社内向けのページにアクセスした」「管理者のみが操作できるページにアクセスした」という場合は、ユーザー側で対処できるかもしれません

例えば、URLが間違っていないか確認したり閲覧が許可されている通信環境からアクセスしたりすることで、解決につなげられるでしょう。

もし、上記の方法を行ってもアクセスできない場合は、管理者へ問い合わせてみてください。

403エラーを防止するには?

403エラーを防止するには、下記の方法が効果的です。

  • ・アクセス増加の負荷に耐えられるサーバーに変更する
  • ・定期的にメンテナンスする

Webサイトの運営を進める中で、たくさんのユーザーが快適にホームページを閲覧できるように、高性能なサーバーに変えることを検討してみましょう。

また、Webサイト内を定期的にメンテナンスすることで、アクセス権限などの不具合を見つけることができます。

403エラーによってGoogleがインデックス削除を行ってしまうと、せっかく作成したページが検索画面に表示されなくなるので注意しましょう。

レンタルサーバーの移転や引っ越し時のポイントと注意点すべき点は?

「403エラー」以外のエラーコード

こちらからは、「403エラー」以外のエラーコードとして、400番台と500番をご紹介します

各エラーコードが表示される原因を押さえて、今後エラーが起きたときも落ち着いて対処していきましょう。

エラーコードの種類 原因
400 Bad Request クライアントから送信されたリクエストを処理できない
401 Unauthorized ユーザーが正しい認証情報を提供していない
404 Not Found リクエストされたページがサーバー上に存在しない
408 Request Timeout クライアントのリクエストが時間内に完了しなかった
500 Internal Server Error サーバー側の問題によってリクエストが処理されない
502 Bad Gateway サーバー間の通信に問題がある
503 Service Unavailable サーバーが一時的にリクエストを処理できない
504 Gateway Timeout 他のサーバーからの応答を待ち続けた後、リクエストがタイムアウトした

403エラーでサイトが表示されない!まとめ

今回は、403エラー(403 Forbidden エラー)の概要、「運営側」や「ユーザー側」における403エラーの原因・解決方法、403エラーを防止する方法について解説しました。

403エラーを放置してしまうとSEO面で悪影響が出る可能性があるため、迅速な対処が求められます。

「403エラーが表示される原因がよくわからない」「403エラーの対処をする時間がない」という方は、ソライルの無料相談にお申込みください。

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