自社サイトをAI検索対応にする方法|Web歴20年以上のプロが実際にやった手順

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記事の監修

IT・WEB集客の専門家

波多野 明仁(Akihito Hatano)

WEB業界歴20年以上。大学生の頃に約50サイトを制作・運営して収益化。ITシステム開発会社でSEを6年間経験したのち独立。東証プライム企業をはじめ、これまでに4,000サイト以上を改善。自社メディアの制作・運営で培ったアクセスアップのノウハウを、クライアント企業のWEB集客に活かしている。1年でアクセス数が715倍になった企業、売上が25倍になった企業など、法人実績多数。

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こんにちは、株式会社ソライル Web集客コンサルタントの波多野です。

前回の記事「AI検索(LLMO)とは?中小企業が今すぐ知るべき「検索されるサイト」の新常識」では、ChatGPTなどのAI検索に自社が紹介されることの重要性をお伝えしました。すると、お客様から「考え方は分かった。では具体的に何をすればいいのか」というご質問を多くいただきました。

そこで今回は、ソライルが自社サイト(このサイト)で実際に行ったAI検索対応の手順を、そのまま公開します。「AI検索対策」と検索すると一般論の記事はたくさん出てきますが、実際に手を動かした記録はほとんどありません。この記事は、私たちが自分のサイトで試した「実装の記録」です。専門用語はできる限りかみ砕いて解説しますので、自社での取り組みの参考にしてください。

大前提:AIに「引用される」ために必要な3つの条件

ノートパソコンの横でチェックリストを書く手元

具体的な手順の前に、方向性だけ確認します。ChatGPTやPerplexityといったAIが、回答の中である会社を紹介・引用するとき、そのサイトには共通する特徴があります。ごく簡単にまとめると、次の3つです。

  • ① 誰が発信しているかが明確である(信頼できる発信者か)
  • ② 機械が内容を理解できる形になっている(構造化されているか)
  • ③ 表示が速く、独自の情報がある(快適で価値があるか)

これはGoogleが良質なサイトを評価する基準ともほぼ同じです。つまり、AI検索対応は特別な裏技ではなく、「本当に信頼できるサイトを、きちんと整える」作業にほかなりません。ここからは、この3条件を満たすために私たちが実際にやった4つの実践を、順番にご紹介します。

【実践1】「誰が発信しているか」を徹底的に明確にする(E-E-A-T)

笑顔で握手を交わす二人のビジネスマン

AIは、匿名の一般論より、実在する専門家が発信した情報を信頼します。そこでまず、「この情報は誰が言っているのか」を、サイト全体で明確にしました。

運営者・監修者の情報をそろえる

会社概要ページに、所在地・電話番号・代表者のプロフィールを詳しく記載しました。ソライルの場合、代表の経歴(Web業界での経験、これまで手がけた案件など)をきちんと載せることが、「専門性の裏づけ」になります。ブログ記事にも監修者情報を表示し、「誰が責任を持って書いているか」を明示しています。

実名・顔出しの実績を掲載する

「お客様の声」を、匿名ではなく実名・企業名・顔写真つきで掲載しています。AIも人間と同じで、「A社の担当者が、こういう成果を実感した」という具体的な情報を信頼します。抽象的な「お客様満足度No.1」より、実名の一件の方が、はるかに強い証拠になるのです。

情報の一貫性を保つ(意外な落とし穴)

これは実際にやってみて気づいた、見落としがちなポイントです。私たちが自社サイトを点検したところ、代表の「業界歴」の表記が、ページによって食い違っていました。あるページでは20年以上、別のページでは違う年数……といった具合です。人間が読めば些細な差ですが、AIにとっては「どの情報が正しいのか」を判断できない材料になります。専門性を売る会社の一次情報が食い違っていては、信頼を損ないます。

そこで、サイト全体で表記を統一しました。会社名、代表者名、経歴、住所、電話番号——こうした基本情報こそ、全ページで一言一句ぶれないように整える。地味ですが、E-E-A-Tを固めるうえで非常に重要な作業でした。

【実践2】機械が理解できるよう「構造化データ」を実装する

データが表示されたパソコンの画面

人間が読めば分かる文章でも、AIには「どこが質問で、どこが答えで、どれが会社名なのか」が分かりにくいことがあります。これを機械にも正確に伝えるのが「構造化データ」です。ページの内容を、あらかじめ決められた形式で整理してあげる仕組みだと考えてください。

「よくある質問」を構造化データにした

ソライルのサービスページには、料金や契約に関する「よくある質問(FAQ)」を掲載しています。この一つひとつを、FAQ用の構造化データ(FAQPage)として記述しました。こうすることで、AIやGoogleは「これは質問と回答のセットだ」と正確に理解できます。

実際に、AIに「(自社サービス)の料金は?」と聞かれたときに、構造化しておいたFAQの答えが引用されやすくなります。人間の閲覧者に見せている情報と、まったく同じ内容を機械にも渡す——これが構造化データの役割です。

会社情報・サービス・実績も構造化の対象

FAQだけでなく、会社の基本情報(Organization)、提供サービス、料金、実績なども、順次構造化データとして整えていくのが理想です。特に料金を公開している会社は、それを構造化する価値が大きいと考えています。多くの同業が「費用は要問い合わせ」で金額を出さない中、明確な料金を機械可読な形で示せば、比較検討中のAIに拾われやすくなるからです。

【実践3】AIに要点を伝える「llms.txt」を設置する

タイプライターとARTIFICIAL INTELLIGENCEと書かれた紙

次に取り組んだのが、「llms.txt(エルエルエムエス・テキスト)」の設置です。これは近年提案された新しい仕組みで、サイトの概要や主要ページへの案内を、AI向けにまとめて用意しておくファイルです。AIが自社を理解するときの「案内図」のようなものだとイメージしてください。

llms.txtに何を書いたか

私たちがソライルのllms.txtに記載したのは、次のような内容です。

  • 会社の概要(何をしている会社か、を1〜2文で)
  • 主要サービスと、それぞれの簡単な説明・料金
  • 会社情報や実績ページへのリンク
  • 代表的なブログ記事へのリンク
  • 対応地域や支払い方法などの補足

ポイントは、「AIに一言で自社を説明してもらうなら、何を伝えたいか」を凝縮することです。装飾は要らず、要点を正確に。ファイルはサイトの最上位(例:example.com/llms.txt)に置きます。

llms.txtは「今すぐ必須」ではない。しかし——

正直にお伝えすると、llms.txtは提案されて間もない新しい取り組みで、現時点ですべてのAIが参照しているわけではありません。「設置しないと手遅れ」という性質のものではないのです。

それでも私たちが早めに設置したのは、AI検索という変化が後戻りしないと考えているからです。普及してから慌てるのではなく、先に用意しておく。そして何より、自社で実際に設置してみることで、お客様に「どう作り、どこに置き、何を書くべきか」を、机上の知識ではなく実体験としてご案内できるようになります。この「一歩先に自分で試す」姿勢こそ、私たちがお客様に提供できる価値だと考えています。

【実践4】表示速度を上げる(AIも人も、速いサイトを好む)

ページ表示速度の計測でスコア99が表示された画面

見落とされがちですが、サイトの表示速度もAI検索対応の一部です。AIは快適に閲覧・巡回できるサイトを好み、Googleも表示速度を評価の一要素にしています。何より、速度が遅いサイトは人間の訪問者が離脱してしまいます。

画像の最適化は効果が大きい

自社サイトを点検して最も大きな問題だったのが、画像の重さでした。トップページだけで、最適化されていない大きな画像が何枚も読み込まれ、ページ全体がかなり重い状態になっていたのです。

そこで、次の対策を行いました。

  • 画像を軽量な形式(WebP)に変換し、表示サイズに合わせて縮小する
  • 遅延読み込み(lazy load)を導入し、画面に表示される直前まで画像を読み込まないようにする

これだけで、ページの読み込みは目に見えて軽くなります。「結果の出るサイト」を掲げる私たち自身のサイトが遅いのでは説得力がありません。地道ですが、速度改善はAIにも人にも効く、確実な一手です。

実装したら、必ず「AIに聞いて」確認する

スマートフォンに表示されたChatGPTアプリ

ひととおり整えたら、仕上げに実際にAIへ質問して、反映を確認します。ChatGPTなどに「(自社名)について教えて」「(自社の業種・地域)でおすすめの会社は?」と聞いてみるのです。

ただし、ひとつ注意があります。AIはWeb上の情報を継続的に学習・参照して回答を作るため、サイトを整えてもすぐには反映されません。数週間から数か月かけて、徐々に認識されていくのが普通です。すぐに結果が出なくても焦らず、正しい方向で整え続けることが大切です。だからこそ、早く始めた会社ほど先行して有利になります。

自社でやるのが難しいと感じたら

オフィスで電話をする笑顔の女性

ここまで4つの実践をご紹介しました。E-E-A-Tの整備、構造化データ、llms.txt、表示速度——一つひとつは、正しく理解すれば中小企業でも着実に取り組めるものです。

一方で、「構造化データの記述」や「画像の最適化」には、ある程度の専門知識が必要な場面もあります。もし「方向性は分かったが、自社のリソースでは難しそう」と感じられたら、無理をせずご相談ください。ソライルは、これらすべてを自社サイトで実際に実装したうえで、お客様のサイトにも同じ対応を行っています。「やったことのある人間」が、御社のサイトを直接拝見して、優先順位をつけてご提案します。

まとめ:AI検索対応は「本質的なサイト運営」そのもの

この記事では、ソライルが自社サイトで実際に行ったAI検索対応の手順をご紹介しました。要点を整理します。

  • 実践1:E-E-A-T——運営者・監修者・実名の実績を明示し、基本情報の表記を全ページで統一する。
  • 実践2:構造化データ——FAQや会社情報・料金を、機械が読める形で記述する。
  • 実践3:llms.txt——AI向けの「案内図」を用意する(今すぐ必須ではないが、先行する価値あり)。
  • 実践4:表示速度——画像の最適化と遅延読み込みで、サイトを軽くする。
  • 仕上げにAIへ質問して確認する。反映には数週間〜数か月かかる。

あらためて見ると、どれも奇をてらった裏技ではありません。「誰が発信しているかを明確にし、分かりやすく整理し、快適で価値あるサイトにする」——AI検索対応の中身は、結局のところ本質的なサイト運営そのものなのです。だからこそ、SEOとも矛盾せず、両立できます。まずはできるところから、一歩ずつ整えていきましょう。

AI検索対応に関するよくある質問

紹介された4つを、全部やらないと効果はありませんか?

いいえ。すべてを一度にやる必要はありません。特に効果が大きく着手しやすいのは「実践1:E-E-A-Tの整備」と「実践4:表示速度」です。まずはこの2つから始め、構造化データやllms.txtは順次進めていく形で十分です。

llms.txtは自分で作れますか?

基本的な内容であれば、会社概要・サービス・料金・主要ページのリンクをまとめたテキストファイルを作り、サイトの最上位に設置するだけです。ただし、サイトの構成に合わせて「何を優先的に伝えるか」を設計する部分は、実際に取り組んだ経験がある方が精度は上がります。

効果はどのくらいで出ますか?

AIはWeb上の情報を継続的に参照して回答を生成するため、サイトを整えてもすぐには反映されず、数週間〜数か月かけて徐々に認識されるのが一般的です。すぐに結果が出なくても、正しい方向で整え続けることが重要です。

SEO対策とは別に、追加で費用がかかりますか?

今回ご紹介した対策の多くは、正しいSEO対策と重なります。E-E-A-Tの整備や表示速度の改善は、AI検索にもSEOにも同時に効きます。まったく別の投資が必要というより、本質的なサイト改善の延長線上にあるとお考えください。

何から手をつければいいか分かりません。相談できますか?

もちろん可能です。ソライルではこれらをすべて自社で実装した経験をもとに、御社のサイトの現状を確認し、優先順位をつけてご提案します。初回のご相談は無料です。

ご相談・お問い合わせ

「AI検索対応、自社でどこまでできるか一度見てほしい」——そう感じられた方は、お気軽にご相談ください。ソライルは、Web業界歴20年以上の代表が自ら、御社のホームページを拝見し、AI検索とSEOの両面から「結果の出るサイト」への改善をご提案します。ご紹介したすべての施策を、自社サイトで実際に手を動かして試した私たちだからこそ、机上の空論ではない、現実的なご提案が可能です。初回のご相談は無料です。

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